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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「Rave History 2 : The Dictate of the Dark Eden」

ヒューマンデザインの創始者、故ラー・ウルー・フーのサイト Jovian Archiveから、2009年3月に行われた講義録「Rave History 2 : The Dictate of the Dark Eden」を購入しました。以前から音声ファイルとして販売されていたのですが、今回文字起こしされ、PDFテキスト化されたので入手しました。日本語訳テキストを作る際に、やはり英文テキストがあった方がやりやすいですからね。

すでに「Rave History 1」も買っていて、そちらは冥王星サイクル(約250年)に関するお話でしたが、この「Rave History 2」はヒューマンデザインの時代性を見る、グローバルサイクルのお話です。グローバルサイクルについても、イギリスのヒューマンデザインUKが出版している講義録があり、そちらも2年前に翻訳が終わっております。ですのでグローバルサイクルも、だいたいは理解しているのですが、これからいよいよ2027年という時代の節目を迎えますから、この手の情報は多く持っていても良いだろうと。

グローバルサイクルには、400年単位の時代区分毎に「方法(The Way)」「寺院(The Temple)」「本質(The Nature)」「パターン(The Pattern)」「目撃(The Witness)」「リーダー(The Leader)」「計画(The Plan)」「お手本(The Example)」という、8つの「鍵穴」的なテーマがあります。そして時代毎の「鍵穴」に、どのゲートが「鍵」として刺さっているかで、その時代性が決まるわけです。その時代を生きていく「方法」や、その時代によく「目撃」されるものや、その時代の「リーダー」や「お手本」が「鍵穴」に刺さっている「鍵」によって決まるわけです。

しかしその「鍵」となるゲートが、2027年になると全部、別のゲートと入れ替わります。今までの400年間を生きてきた「方法」も、今まで400年間の「リーダー」像も、まるっきり新しいものに変わるわけです。

このBlogでも何度か『神秘的なものは2027年に表舞台から姿を消す』と書いてきましたが、それはこの「鍵穴」と「鍵」との関係性から来ています。今の時代は「目撃」という鍵穴に「神秘」というゲートが入っています。つまり1615年からの400年間は、神秘的なものが目撃されやすい、目に付きやすい時代だったのです。それ以前にも、占星術師や錬金術師はいたでしょうが、あくまで王様のお抱えだったり、本当の秘教だったりして、世間の目にはあまり触れてこなかったはずです。それが1615年以降、街角に占い師が立つようになったり、神霊ブームが起きたり、タロットや占星術などが一般的になってきました。それがもっと拡大するかと思いきや、2027年で「鍵」が入れ替わるので、もうそういったものは人目につかなくなるでしょう。ですからスピリチュアルな商売や、ヒューマンデザインですら表舞台から姿を消すのではないでしょうか。と言っても完全に無くなるわけでもなく、中世のような、秘教的存在としてこっそり生き残っていくんでしょうね。それがどういうキッカケでそうなるかは分かりません。しかし日本でも今現在、旧統一教会が問題になっていますし、宗教やスピリチュアルなものが一緒くたにされて活動を制限されたり、白眼視されて誰も寄りつかなくなったり、組織そのものが立ちゆかなくって消えていくのかもしれませんね。

ちなみに2027年以降、「目撃」という鍵穴に入る鍵は「野望」のゲートです。これから先は、成り上がり的な野望を持った人たちや、社会的立場を変えたいと思う人たちが目につくでしょう。実際、最近の若いYouTuberにしても、成り上がり的だなあと思うことがあります。また「野望」のゲートには「他にもっと良い候補はいたはずなのに、なぜか選ばれてしまう」という意味もあります。先日の参議院選挙にしても『なんであんな人が当選するんだろう?』というような人が議員になっていましたが、それもこれから先、当たり前になるんでしょうね。そう考えると、なんだか嫌な世の中になりそうですが、「野望」は急激に成り上がる反面、あくまでその期間は短命で、急激に成り下がってしまいます。日本史で言うなら、豊臣秀吉みたいなもので、あれも一種の成り上がりですが、豊臣政権は短命に終わりましたしね。最近のYouTuberにしても、急激に人気者になったと思ったら、炎上してアカウント停止とかありますし、上がったり下がったりする人がよく目に付くでしょう。まあ、「野望」を「大志」と訳せば、真っ当な「大志」を抱く人が目に付いたり、たとえ今までの身分は低くても、昇進して上に立つ人が目立つ時代にもなるかなと。しかしそれも400年単位の話なので、僕たちが生きている間に、それがどれだけ推移していくのかは分かりませんね。

 

よくヒューマンデザインを説明する時に「自分の取扱説明書だ」と言いますし、それはそれで正しいのですが、このような歴史や時代性も分析できるので、単なる個人分析ツールではないんですよね。僕もまだその領域は自分で学び始めたばかりですが、これから先、2027年に向けて、そういった時代の変化も観察し、グローバルサイクルがどのように現れるかも確認していきたいと思います。

 

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