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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「脱成長」への心の準備

ここ3日間でリーディングレポートを3本作り、パソコン仕事も一段落。今日は午後から南船橋東急ハンズに文房具を買いに行き、そこからバスで津田沼に出て、丸善で「脱成長のとき」を購入。同じビル内のロイヤルホストに入って、ドリンクバーを楽しみつつ、まるまる読み終わりました。今年は「脱成長」「減速する素晴らしき世界」と、この手の本を読んでいますが、ヒューマンデザイン的にも、この「脱成長」というワードと2027年がリンクしているのです。

昨日も書きましたが、ヒューマンデザインで時代性を見るグローバルサイクルでは、約400年の時代ごとに、それぞれテーマがあります。そのテーマにどのゲートがハマッているかで、その時代の特徴が分かるわけです。

中でも、これまでの約400年間の「計画性(The Plan)」というテーマには、まさに42番ゲート「成長」が入っていました。この42番ゲート「成長」は、集合体のゲートであり、グローバル企業のようなイメージです。このゲートには、増収、増益、多角経営、利益の再配分といった意味が含まれています。ある意味、これまでの約400年間の方向性や計画は、産業革命にしても、資本主義の台頭にしても、すべて「もっと増やそう」だったわけです。しかしそれも2027年で終わりを迎えますし、まさに「成長」が終わり「脱成長」を迎えることになるでしょう。

では2027年以降の「計画」にどのゲートが入るかと言えば、51番ゲート「ショック」が入ってきます。ここで言う「ショック」とは、本当の自分に目覚め、そのショックを受け止める、という意味です。本当の自分に目覚めるというのは、良くも悪くもショッキングなものです。ヒューマンデザインの分析やリーディングがまさにそうなのですが、『あなたは本当はこういう人なんですよ』とお伝えすると『えっ、私にはそんな才能もあったの!?』というショックも受けますし、『私にはその才能は無かったんだ……』というショックも受けます。創始者ラーは『ヒューマンデザインのリーディングには、そのショックを受け止める準備ができた人だけがやって来る。それは少数だろうが、それはそれでかまわない』と言っています。

もしかしたらこれから先、個人の覚醒を促すものが一般的になるかもしれませんし、ビジネスにしてもショッキングさが必要かもしれません。生ぬるいものはいらないとかね。人類は2027年以降、自分の本当の感情に目覚めるとも言いますし、そこで『こんな仕事やってられない』と目覚めたり、『結婚して20年経つけど、やっぱりこの人は好きじゃなかったから離婚しよう』となるかもしれません。それがどうなるかは、これから観察しなければなりませんが、いずれにしろヒューマンデザイン的には、成長戦略の時代は終わるということですね。

ヒューマンデザインを学んでいる方の中には、この知識をビジネス的に活用しようという方もいらっしゃるかと思います。ただ、もし僕がヒューマンデザインのビジネス講座を開くとしたら(そんな講座、まず開催しないでしょうが(^_^;))、まず最初にグローバルサイクルの話をして、これまでの成長戦略や資本主義的な時代が終わりますよ、共同体も崩壊していきますよ、スピリチュアルな商売も人目につかなくなりますよ、という前提で、これからのビジネスをどうするか、お話していくでしょうね。

最近はネット等でも、日本の経済成長が鈍化しているのを見て「もう日本も終わりだ、海外に出よう」という意見も見受けられます。ただグローバルサイクル的に言うと、成長が止まるのは全世界共通なので、どこの国に行っても頭打ちになるんじゃないかなと。もちろん、2027年になったら全部が全部「成長」が止まるわけでもないでしょうが、経済的なブレーキがかかるのを前提として、心の準備をしておくことが大切だと思います。そうしないと、それこそ経済的な「成長」が止まった時に、その「ショック」に耐えられないんじゃないかなと……

ですので今のうちに、古い「沢山お金を稼ごう」「沢山お客さんを集めよう」という意識から離れ、自分らしい暮らし方、生計の立て方を備えておくのが良いかと思います……

 

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