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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】必死になって教養を詰め込み、知ったかぶる

Study Break!

※12月18日~2023年1月6日まで年末年始休みとさせていただきます。

今日は、本来なら川崎でリーディング予定だったのですが、お客様のご都合により年明けに延期に。予定が空いたので、来年翻訳する英文テキストの準備をしたり、積ん読状態だった本を何冊か読み通したり。中でも、先日読んだ「映画を早送りする人たち」と近い内容でもある「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」は、今時の社会的条件付けやNot Selfを知る意味でも興味深かったですね。

本書も、手っ取り早く教養を身につけてお金を稼ぎたい、集客したい、お客さんに信頼されたい、自分の価値を高めたい、という世の中の傾向を解説したものです。その根っこには「教養を身につけないと、自己責任論的な今の時代では生き残っていけない」という不安があると。もちろん教養はあった方が良いでしょうが、そのことに30代、40代になってから気づくと、焦ってしまい、時間も無い中で、教養を楽しむこともなく、ただ生き残るために知識を得ようとするのでしょう。そういう意味では、まだまだ時間的に余裕のある若者世代より、すでに人生後半にさしかかった40代以上の人が強迫的になっているかもしれませんね。

ヒューマンデザイン的に言うなら、アジュナが未定義の人たちが不健康(Not Self)になると「知ったかぶり」をします。必死になって教養や知識を詰め込み、頭が良いふりをするんですね。また、喉センターが未定義のNot Selfの人は「私はこんなに知識がありますよ」と発信して注目を集めようとします。さらにハートセンターが未定義のNot Selfの人は、教養を身につけることで自分の価値を高めようとします。こういったファスト教養の不健康さは、さまざまな未定義センターに表れるでしょうね。

まあ、僕自身も、こうしてヒューマンデザインの細かい知識を発信していますが、アジュナも喉もハートも定義されているので、そのあたりは必死になっていないかなと。ヒューマンデザインを学ぶ中で、教養として心理学や神話学、宇宙論などの本も読んでいますが、それでお客さんを増やしたいとかは無いんですよね。英文テキストを翻訳しているのも単なる知的好奇心ですし、それによってリーディングの精度を上げたり、自分の言葉でゲートやチャネルやクロスを語るための勉強だと思っております。

またプロファイル6番ラインとしては、知識はもちろんですが、やはり模範として、自分らしく生きることにも重点を置きたいなと。しかし正しい知識が無ければ、自分らしさも理解できませんし、答え合わせもしにくいでしょう。理想的には、知識や教養があって自分らしく生きている、という境地を目指したいので、これからも勉強と実践という両輪を回し続けたいと思っております。

 

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