※12月18日~2023年1月6日まで年末年始休みとさせていただきます。
今朝もいつもの出張と同じく、5時過ぎに朝風呂に入り、ストレッチしてから6時半にホテルのレストランで朝食です。レストランは21階なので眺めは良いのですが、時間的にまだ日が出ていないっていう……(^_^;)
今日は1日フリーですし、広島市に来たのも生まれて初めてなので観光に出ることに。まずはやはり世界遺産、宮島、厳島神社からスタートです。朝8時半頃、JR広島駅から山陽本線に乗って出発です。しかしちょうど出勤・登校時間帯だったので、広島駅もラッシュアワーという感じでしたね。
30分ほど山陽本線に乗り、宮島口で下車。あいにくの雨の中、歩いてすぐのフェリー乗り場に向かいました。今回は松大汽船フェリーを利用したのですが、普通にSuicaで乗船できてスムーズでした。
9時過ぎに宮島口を出航。10分ほどで着くので気楽に行けたのですが、修学旅行生がわんさか乗っていて通路まで人があふれてました。
桟橋から下りていざ厳島神社へ。とは言え、修学旅行生もずらずらそちらへ向かうので、追い抜き気味に先行していきました。
人が写っていない写真だけなら静謐に見えますが、実際はこんな感じでした。記念写真スポットも大行列だったのでそこもスルー。まあ、この2~3年のコロナ禍で、修学旅行が取りやめになってしまった学生さんも多いでしょうから、またみんなで旅行できるようになって良かったね……と思いつつ、おじさんは先へ。
厳島神社を出て、隣接する豊国神社へ。こちらは参拝客も少なく、落ち着いて拝観できました。本堂も雰囲気があって良かったですね。
1時間ちょっと島内を歩いて、帰る頃には天気も良くなってました。一応、宮島名物は「あなごめし」だそうですが、今日は他に食べたいものがあったのでスルー。
そしてまた松大汽船フェリーで宮島口へ戻りました。
この後は、また広島市内中心部に戻ることにしましたが、帰りはJRではなく広島電鉄(広電)で。時間的にはJRの方が早いのでしょうが、人生経験を求める抽象回路チャネル持ちとしては一回乗ってみたいなと。それにしても宮島って、海辺の神社、観光地、修学旅行生が多い、市電で行ける、という共通点から見ると、関東でいうところの鎌倉みたいな雰囲気でしたね。その広電もSuicaで乗り降りできたので、移動はとてもスムーズでした。地方の交通機関だと、まだ現金対応のみ、というところもありますからね。
そして11時半頃、銀山町(かなやままち)という駅で下り、「出雲そば 大黒屋」さんで三色割子そばを注文。まあ、広島名物ではなく、山陰地方の名物なのでしょうが、これも経験として一回食べてみたかったんですよ。今回はとろろ、大根おろし、なめこという三枚でしたが、量はそれほど多くなく、ぺろっと完食。まあ、いつも出張では食べ過ぎますから、お昼は軽く済ませた方がいいでしょう。
そしてここから、いつもの古書店探訪へ。今乗ってきた広電を逆戻りする形で紙屋町の方に向かい、2軒ほど偵察。買い物はなく、そのまま川沿いの原爆ドームに向かいました。
そして対岸の平和祈念公園へ。
ここでちょっと不思議な体験をしました。この原爆死没者慰霊碑の前に来たら、胸の真ん中が、内側からぶるぶる震え始めたんですよ。泣く寸前の、何かがこみ上げてくる感覚。でも単なる悲しみとか、可哀想という感覚だけではなく、よくもこんな酷いことをしやがったな、という怒りもあったような。しかしそれは原爆を落としたアメリカが憎いというわけでもない。日本だって多くの民間人や捕虜を殺している。人類全体や戦争そのものに対する憤りだったのかなと。あるいは、この場所を訪れた人たちの強い祈念の力を受け取ってしまったのか……
実はうちの父方の祖父は、広島県竹原市の生まれです。なので僕もルーツをたどれば広島に行き着くのですが、あいにく祖父が、長男だったけれど義弟に家を任せて戦前に関東に出てきた人だったので、広島の親戚とはあまりお会いしたことがないし、僕自身こうして広島に来たのも初めてなわけです。今年は長崎にも行きましたが、長崎では感じなかったものを広島で感じたということは、何かしら自分のルーツに響くものがあったのかもしれませんね。
そしてヒューマンデザイン的に言うなら、僕は無意識のノードが17番ゲート「論理的な意見」18番ゲート「腐敗処理」という組み合わせです。ノードは人生環境を表しますが、この17番・18番の組み合わせの場合、社会的な腐敗や間違いに出会うと言われています。そのため時空間を超越して、遠い外国や、ずっと昔の人類の社会的な問題を意識させられるそうです。戦争、核兵器、被爆者への偏見といったことも、僕のノードに共鳴したのかもしれないなあと……
この平和祈念公園にも、修学旅行生や、平和学習の子供たちが大勢来ていました。マニフェスター個人の平和ではなく、恒久的な人類平和を思った午後でした。
この後も古書店探訪に向かったのですが、急に雪が降り始めたので、早めにホテルに戻ることにしました。部屋で読みたい本もあったので、また広電に乗り、広島駅へ。
広島駅で、自宅へのおやみげ(ベタに紅葉まんじゅう)を買い、ついでに夕飯も買ってそのままホテルへ。午後はのんびり部屋で過ごしました。
そして今夜の洞窟メシは、駅で買ってきた駅弁の「かきめし」+セブンのカップデリです。駅弁も一応、その土地の名物ですから、部屋に籠もっていてもその土地は感じられるかなと。
そして明日は、福岡県博多に移動し、またお客様たちとお茶してきます。しかし一年で三回も博多に行くことになるとは……(^_^;)
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