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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】Rave New Year 2023

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書くのが遅れましたが、2023年1月22日16:39にヒューマンデザイン的な新年、Rave New Yearとなりました。毎年、太陽が41番ゲート「収縮・減損」に入った時点でRave New Yearとなります。このゲートは、エネルギーが減ってゼロスタートとなるゲートです。そこから心機一転、これから一年どうしようかなと想像するイマジネーションのゲートでもあります。それでは毎年恒例、2023年のRave New Yearも分析してみましょう。

その前に昨年2022年の予測を振り返ってみると「コロナ禍以外でもさまざまな「制限」「限界」に直面する」「お金や資源を蓄えられない人たちが現れる」と書いてますね。たしかに引き続きコロナ禍の制限があったり、エネルギー不足もありますが、さすがに2022年のチャートからウクライナ戦争を予見することは出来なかったですねえ。ああいうのは、個人チャートの方が表れやすいんですかね。ちなみにウクライナのゼレンスキー大統領(直観権威の4/6マニフェスター)は「予期せぬリーダーシップ」のクロス生まれで、ちょうど昨年がウラヌス・オポジション(人生前半・後半の境目)でしたね。

ここ数年のRave New Yearを振り返ってみると、2019年は3-60「突然変異」チャネルがつくエネルギッシュな年で、そこから一転、コロナ禍が始まった2020年はどのセンターも定義されない無風状態でした。2021年はそのコロナ禍で感情的になったり、頭でどうにか対処しようとした一年。そして2022年はまた無風状態……という、アップダウンが続いていました。そしてまた今年、2023年は非常に感情的な配置になっております。

まず今年は、41番ゲート「収縮・減損」の反対側、30番ゲート「フィーリング・情熱の炎」にも土星が入り、41-30「認識」チャネルがつながっています。ここは広い社会に対して、アイデアや想像力を広め、相手の情熱に火を点けようとするところです。たとえばエネルギー危機だ、物資不足だ、賃金が上がらないといった「収縮・減損」のテーマに対して『エネルギーやお金が無いなら、こうやって工夫すればいいじゃない』と提案する力になるでしょう。木星以遠の外惑星は「成長」を促すテーマを下ろしてきますし、30.1▲「制限が最大化されても、感情的には冷静で安定する」ですので、エネルギーや物資が不足しても、むしろ感情的にならないことで成長できるでしょう。

しかし危険なのは、41番ゲート「収縮・減損」は想像力=妄想のゲートでもあります。世の中のエネルギー不足に対して、頭の中の妄想だけで『ああすればいいよ、こうすればいいよ』と周囲の人たちを焚き付ける扇動家になる場合もあるのです。そういったフェイクニュースに対しても、あくまで冷静に、踊らされないことが大切です。

また海王星36番ゲート「危機・光が隠される」にあります。この41番ゲート30番ゲート36番ゲートは、喉センターに向かっていくチャネルのつながり(ストリーム)ですから、エネルギーや物資が不足して、未経験の危機となる可能性もあります。さらに感情的に『ああ、この世は闇だ、真っ暗だ』と感じる可能性もあります。そしてその先の35番ゲート「変化・発展」は無いため、具現化もできず、発展もできなくなると。そのような感情的な落ち込みにも引っ張られないよう注意してください。

さらに2023年は、同じくルートから感情(太陽神経叢)センターへと向かう、19-49「総合体」チャネルもつながっています。ここは19番ゲート「要求・接近」が『私と家族になりましょう、結婚しましょう』とアプローチし、49番ゲート「原理・革命」が『私にはこういう主義主張や正義(原理)があります。それを受け容れてくれるなら家族になりましょう、結婚しましょう。ダメなら離婚(革命)しましょう』と言って、家族という「総合体」になるチャネルです。またここは、世俗的な生活(衣食住)+宗教的原理という「総合体」でもあります。ご飯を食べる時に『いただきます』と手を合わせて一礼するのも、食事に対する宗教的御作法です。ですのでこの19-49「総合体」には、ごく平凡な夫婦生活から、部族的かつ宗教的共同体までが含まれます。

そのチャネルに今年は、月と金星が入っています。こういった太陽に近い惑星は、その年に「出会う人々」だと言われています。つまり、皆さんの周囲に、結婚する人たちが現れるかもしれませんし、離婚する人が目につくかもしれません。大きい意味で言えば、宗教的な共同体が形成されるかもしれませんし、分裂するのかもしれません。また部族的な国家や組織での「革命」があるのかもしれません。ただ、ライン的には、1番ラインと6番ラインという不調和なつながりなので、たまにつながるかもしれない程度かなと。

月が入っているのは、19.1▼「いったんアプローチが受け容れられると、考え込みすぎて、発展が犠牲になる」「最終的に拒絶されることを恐れるプレッシャー」です。そもそも19番ゲート「要求・接近」は、ただ単に好きだから相手に接近するのではありません。衣食住といった資源が欲しいから、相手に近づくのです。それこそエネルギー不足や、収入が減る中で、一人暮らしするにはコストがかかる、だったら誰かと一緒に暮らして、収入を併せて生活した方がいいんじゃないか……というゲートです。ただ、誰かと暮らすことによって、自分個人のアイデンティティが失われてしまう可能性もあります。結婚した途端に、個人名ではなく「市川さんちの奥さん」とか呼ばれちゃうようなもんですね。そういった犠牲を払うかどうか、そしてアプローチ(プロポーズ)を断られたらどうしよう等と悩んでしまうと。

一方、金星は49.6▲「傍観者すらも、関係者に変えてしまう魅力的なインパクト」か、▼「頑固で神経質な、破滅的な拒否主義者」にあります。たとえば社会的な革命で言うなら、今まで革命を見物していた人が、急に革命に参加してしまうぐらいの魅力なのです。結婚で言えば、ずっと独身を貫いていた人が、インパクトを感じる相手と出会って急に結婚するとかね。あるいは逆に、どんな相手からアプローチされようが、破滅的なまでに相手を拒否して独身を貫くような人も現れるでしょう。

しかしこの2本のチャネルを見ると、エネルギーや資源不足の苦しい時だからこそ一緒に支え合っていこうと結婚するカップルもいるでしょうし、逆に収入が減ったのを機に『金の切れ目が縁の切れ目』的に離婚してしまうカップルも現れそうですね。

そして2023年前半(1月22日~7月24日)の環境を表すサウスノードは、44番ゲート「警戒・出会い」にあります。つまり感情を焚き付けてくる人にしろ、アプローチしてくる人にしろ、結婚する相手にしろ、脾臓の直観を活かして警戒しなさいよということです。

また2023年後半(7月24日~来年1月22日)の環境を表すノースノードは、24番ゲート「合理化・反復」にあります。結婚するにしろ、離婚するにしろ、自分なりの答えは何度も何度も熟考してから結論を出しなさいということですね。

この環境的テーマは昨年11月27日から始まっており、2月6日には終わります。しかしRave New Yearで刻印されたため、2月6日以降も引き続き、2023年全体の環境的テーマとして現れてくるでしょう。

 

まあ、長々と書きましたが、自分の「ストラテジーと権威」に従っていれば、あれこれと星の影響があっても、それに引っ張られず、本来の自分をキープできるはずです。ただ、こういったことに注目しておくと、実際それが起きた時に答え合わせが出来ますので、ヒューマンデザインを学んでいる皆さんは2023年を観察する目安として、覚えておくと面白いですよ。その答え合わせはまた来年に……

 

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