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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】36のチャネルと回路

チャネルとは、9つのセンターを結ぶ、36種類のエネルギーの道です。2つのゲートがつながることで量子的飛躍が生み出され、ゲート2つを足したエネルギーよりも、圧倒的に強力なエネルギーが生まれます。チャネルとは、あなたの中にある安定した力であり、他人に対して押しつけている力です。

また36のチャネルは、超個人的なインテグレーション、個人性(知識とセンタリング)、集合体(論理性と抽象性)、部族性(エゴとディフェンス)という回路群ごとにグループ化され、それぞれ共通するテーマを持っています。

 

★★★インテグレーション★★★

 これに属する4つのチャネルは、自分を優先して生き延びるための個性です。

20-34  カリスマ Charisma:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 本当に自分のやりたいことで忙しくしている時、カリスマのように魅力的に見えます。働き者ほど魅力的に見えるということです。しかし忙しさのあまり、仙骨反応を確かめずに行動すると、どうでもいいことで忙しくなってしまいます。いずれにしろ、常に目の前のことで忙しく、外部のことに関わることができません。

34-57 パワー Power:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 直観(生存本能、動物的カン)によって、さまざまな危難を避けて生き残るか、たとえ危難に遭っても生き延びる力です。そしてその危難を笑って話せる、タフでたくましい力です。恐らくは長生きでしょう。もしタロットの大アルカナカードに「人間」というカードがあったら、この「生き延びて笑う」力が描かれるでしょう。

10-57 完成形 Perfected Form:招待されてから発揮する

 直観的に自分独特の振る舞いをし、それが自分なりの完成された形となります。美しいものを創造しなければ生きていけず、自分の楽しみのために創造することを愛し、多くのデザイナーや建築家が、このチャネルの持ち主です。しかしこのチャネルが本当に創造したいのは、誰もが自分勝手に生きていて、それでもOKな環境です。

10-20 覚醒 Awakening:招待されてから発揮する

 相手から招待された上で、自分のことを話すと、相手が感銘を受けて目を見開きます(覚醒する)。しかし招待されてもいないのに、自分のことばかりべらべら話すと、相手が退屈して眠ってしまいます(覚醒しない)。非常に印象的な話をするか、どうでもいい退屈な話をするかです。

 

 

★★★個人性回路群★★★

★知識回路★

 これに属する9本のチャネルは、周囲の人々の自立を促進します(エンパワー)。

3-60 突然変異 Mutation:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 個人性回路全体の基盤となる力であり、デザイン全体に影響を与えるチャネルです。この人が居る場所には突然変異がもたらされます。ただし本人には、その突然変異は予測できず、なかなか状況が変わらない(突然変異しない)場合、産みの苦しみのような哀愁を感じたり、悪くするとその原因を考え過ぎて憂鬱になります。

39-55 感情表現 Emoting:招待されてから発揮する

 この感情の波は、希望から絶望へ、絶望から希望へと、突然上下します。その波によって喜びや悲しみを表現すれば、相手の感情的スイッチも押し、相手の感情も揺さぶれます。しかし自分の感情も大きく揺さぶられないと、自分の本当の気持ちがわからないでしょう。

28-38 もがき Struggle:招待されてから発揮する

 他人がどう言おうと、人生のやり甲斐に取り組みます。そのやり甲斐にはリスク(危険性、不確実性)がつきもので、取り組んだからといって必ず成功するとも限りませんし、少し無理な目標でもあります。それでも、やり甲斐の方から招待されているなら、どんな困難があってもギブアップせずに戦えるでしょう。

12-22 開放性 Openness:発揮する前にあらかじめ知らせる

 感情を抑えて、優雅に社交する力です。気分がアガっている時は優雅で、外面は良いのですが、気分が乗らないなら人と関わる必要はありませんし、気分の乗らない相手とつき合う必要もありません。感情的には、急に上がったり下がったりするため、気分が下がった時でも受け入れてくれる相手が大切です。

20-57 脳波 Brainwave:招待されてから発揮する

 脳波さえ追いつけない速さの、鋭い直観の声を発します。その瞬時に脳に達した直観は、生き残るための知恵を周囲に伝え、周囲の人々を賢明にできるのです。しかし他人より素早く真実が見抜けても、招待されてもいないのにそれを話してしまった場合、周囲から反発されたり、誤解されてしまうでしょう。

2-14 鼓動 The Beat:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 人生のカギの管理人であり、他人に人生のカギを与え、人生の方向性を変えてしまいます。非常に気前が良く、自分のエネルギーやお金を正しく回すことで、思わぬ方向からその見返りがやって来る、わらしべ長者的な力です。仕事だと思わずに始めたら仕事になったり、お金になるかと思ったらお金にならない力です。

1-8 インスピレーション The Inspiration:招待されてから発揮する

  個人性のリーダーシップ・チャネルです。しかし他人が自分についてくるかどうかは気にしません。独特な自分の生き方を表現できる、気難しいセルフ・プロデューサーであり、群衆の中から目立つ存在です。その独特な生き方によって、周囲の人々に影響を与えます(インスパイアする)。

43-23 構築 Structuring:招待されてから発揮する

 頭の中で、自分自身と対話しながら考えをまとめ、噛み砕いて相手に説明したり、創作物などで表現する力です。これも周囲から招待された上で発揮すれば「天才」だと認められますが、誰からも求められていなかったり、考えがまとまらないうちに話し始めると、その考えが伝わらず「奇人変人」だと思われてしまいます。

61-24 気づき Awareness:招待されてから発揮する

 人生の謎や神秘について、何度も何度も考え続けます。頭の中で音や声という形で気づきを受け取り、周囲の人たちにもインスピレーションを与えるでしょう。しかし最も神秘的なのは、自分自身であり、自分にしか出せない答えについて悩むでしょう。そして最終的に出てくる答えは、非常にシンプルなもの(悟り)です。

 

★センタリング回路★

 これに属する2本のチャネルは、

   他のチャネルにも大きく影響し、他のチャネルの中心軸となります。

10-34 探求 Exploration:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 自分の信念に従って生きることが人生の目的です。『自分はやりたいことだけをやるために生きている』と信じられれば、この力を発揮できます。そのため、非常に頑固にもなりがちですが、それだけしっかりと、自分の中心軸が定まっています。そしてその頑固さが、他のチャネルにも波及し、流れ込んでいきます。

25-51 イニシエーション Initiation:招待されてから発揮する

 良くも悪くも『どうして自分だけこんな目に遭うんだろう?』という、幸運・不運な出来事を呼び下ろす、シャーマンや巫女のような力です。一番最初に精神世界に飛び込んで行こうとする、通過儀礼(イニシエーション)に立ち向かう勇気です。苦行のような人生を歩む勇気が、他のチャネルにも波及し、流れ込んでいきます。

 

 

★★★集合体回路群★★★

★論理性回路★

 これに属する7本のチャネルは、社会全体に対して、

           未来に向けた論理的なパターンを共有(シェア)します。

9-52 集中力 Concentration:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 論理性回路全体の基盤となる力であり、デザイン全体に影響を与えるチャネルです。じっと座って細かいことに集中できる力であり、複数のことを同時並行で進めることを嫌います。ひとつのことに対して、山のように動かず、静かに集中して、それをマスターできる力です。また、周囲にも集中するようプレッシャーを与えます。

18-58 判断 Judgment:招待されてから発揮する

 社会の欠点や間違いを指摘する完璧主義であり、いつまでも自分の完璧さを追い求める向上心でもあります。この完璧主義と向上心は、ものごとが訂正されていくことで悦びを感じます。ただしこの力を、重箱の隅をつつくように、誰か個人や、自分自身のアラ探しに使うことは、おすすめできません。

16-48 波長 Wavelength:招待されてから発揮する

 自分の才能を知り、何年もかけて反復することで、スキルの完成を目指す力です。ひとつの技能に7年間かけて取り組む、職人肌的な力です。最終的には芸術の域にまで達した技能を獲得し、『ムーンウォークと言えばマイケル・ジャクソン』のように、技能と本人が一体化する境地に達します。

15-5 リズム Rhythm:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 独特のリズムを持ち、他人よりも大きなオーラの中に、磁石のように人を引き寄せ、周囲の人たちも自分のリズムに巻き込みます。生活リズムにも、日課のようなパターンやルーティーンがあります。また、人生の良い流れが来たら仙骨で反応し、悪い流れに変わったら、また良い流れが来るまで待ち続けます。

7-31 アルファ Alpha:招待されてから発揮する

 論理的なリーダーシップ・チャネルです。アルファとは、犬族の群れのリーダーを意味し、人々の中から民主的な形でリーダーに選ばれる人です。人々の役割を理解すると、その人たちを適材適所に配置し、効率的な組織を作れます。しかしリーダーとしての任期が終わったら、その座から去るのが民主主義でもあります。

17-62 受容 Acceptance:招待されてから発揮する

 細かな論理的情報で理論武装し、議論する力です。たとえ正しいことを言っても反論される場合があるので、粘り強く論戦を続けます。全体像を把握する力がありますが、細かい部分まで見ないと、長期的な部分でつまづきます。また、招待されずに話し始めてしまうと、話が細かすぎて相手を疲れさせてしまいます。

63-4 論理 Logic:招待されてから発揮する

 論理的にものごとを考え、常に頭の中で考え、問題を解き続けています。ものごとを、数式や図形、パターンで理解し、問題を効率的に処理していきます。この健康的な懐疑主義は、将来のために役に立ちますが、考えすぎるあまり、将来に不安を感じる場合もあるので注意しましょう。

 

★抽象性回路★

 これに属する7本のチャネルは、社会全体に対して、

                   過去の人生経験を共有(シェア)します。

42-53 成熟 Maturation:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 抽象回路全体の基盤となる力であり、デザイン全体に影響を与えるチャネルです。人生経験とは、やりきったら勝手に強制終了がかかります。それ以上、その経験を続けても意味は無いので、次に進むことが大切です。その経験サイクルは、数分間で終わったり、数年間かかる場合もあります。

41-30 認識 The Recognition:招待されてから発揮する

 素晴らしい夢想家であり、想像力(イマジネーション)の持ち主であり、夢や妄想を楽しみます。しかし夢を実現することが目的ではなく、その夢や希望で、周囲の人たちの情熱に火を点け、行動させることが目的です。しかし悪くすると、妄想にとらわれ、周囲の人々を焚き付ける扇動家のようになってしまいます。

35-36 推移 Transitoriness:発揮する前にあらかじめ知らせる

 様々な人生経験を積み重ねる「なんでも屋」です。やったことが無い未経験のことに惹かれ、感情的に飽きたら、次の経験に進む「入門マニア」のような力です。しかし悪くすると『もう一回やったら上手くいくんじゃないか』と思い込み、同じ経験の中をループし続けるので注意しましょう。

46-29 発見 Discovery:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 仙骨が『うん』と言って反応した人生経験なら、たとえ最初うまくいかなくても、最後は成功するでしょう。しかし何でもかんでも『はいはい』と言って人生経験に関わると、最初はうまくいっても最後は失敗します。つまり人生経験とは、最後まで関わらないと本当の意味がわからないのです。

13-33 放蕩息子 The Prodigal:招待されてから発揮する

 抽象性のリーダーシップ・チャネルです。他人から秘密を打ち明けられやすい力を持ち、相手の人生経験を聞くことで、その経験を終わらせてあげます(その経験を手放す)。そして他人の人生経験から得た智慧を社会へ伝えます。特に、他人が同じような失敗をしないよう、誰かの失敗談を伝えるのです。

11-56 好奇心 Curiosity:招待されてから発揮する

 人生経験から得たアイデアや人生哲学や思想を、面白おかしく話して、他人を刺激します。素晴らしい人生の語り手であり、神話や民話の語り部、落語などもこの部類に入ります。また哲学家、思想家として、その信者を集めるとも言われています。しかし人生経験を集める上で、さまざまな苦労をする場合もあります。

64-47 抽象 Abstraction:招待されてから発揮する

 頭の中に、たくさんの過去の動画や画像が詰まっており、それを繋ぎ合わせることで、過去の人生経験の意味を理解します。また他人に対しても、過去の経験について考えるよう、プレッシャーを与えます。しかし過去の断片はどれも抽象的なため、いつも考えるのに忙しく、混乱することもあります。

 

★★★部族性回路群★★★

★エゴ回路★

 これに属する5本のチャネルは、家族や仲間と支え合います(サポート)。

19-49 総合体 Synthesis:招待されてから発揮する

 家族や仲間の絆を保つために衣食住を確保します。家族や仲間、ペットと触れあいたがり、感情の波によって相手を抱きしめたり、殴ったりします。お互いの要求が受け容れられれば結婚し、主義主張が合わなければ離婚します。また、食事の時に『いただきます』とお辞儀する宗教性もここから来ています。

40-37 共同体 A Part seeking a Whole:招待されてから発揮する

 家族や仲間内での役割分担であり、その労働量は意外とアンバランスでもあります。しかし相手より重い負担を負うにしても『家族だからいいよ』『仲間だからいいよ』と言える友情が大切になります。しかし家族や仲間のためばかりに働くと消耗するので、時には孤独になって自分を癒やし、回復することも重要です。

54-32 変容 Transformation:招待されてから発揮する

 仕事で昇進したり、私生活で結婚するなど、部族内での社会的立場を変容させる力です。そのためには家族や仲間から支えてもらう必要もあり、昇進するためには、時間やお金をどう投資すればいいのか、実用的に品定めをします。しかし悪くすると、逆に降格したり、離婚する可能性もあります。

44-26 身をゆだねる Surrender:招待されてから発揮する

 優れたプレゼン能力があり、誰と、どの仕事をすべきか、匂いで嗅ぎ分けます。そのため嗅覚が大事になりますから、強い香水や芳香剤は避けた方が良いでしょう。それだけ要領よく、楽して稼げる力なので、周囲から反感を買わないよう、一人離れたところで働いた方が良いでしょう。

45-21 マネーライン The Money Line:発揮する前にあらかじめ知らせる

 ここはお金がテーマではなく、働き方がテーマです。このチャネルは、他人の下で働くことを不自然に感じ、自分の意志でお金を稼ぐことを望みます。この力には、経営能力と現場を仕切る力がありますが、両方すべて一人でやることは、とても大変です。できれば、45番と21番ゲートを分担することが望ましいです。

 

★ディフェンス回路★

 これに属する2本のチャネルは、家族や仲間を守り、維持していきます。

59-6 交配 Mating:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 他人のオーラを突破して親密になり、子供を作ったり、仲間や弟子を増やす力です。人なつっこい人になる場合もありますが、それが恋愛感情として誤解されることもあります。そして誰を、自分の人生に引き込むのか、感情の波を何度も何度も通過してから決める必要があります。

27-50 保存 Preservation:仙骨反応を引き出してもらって発揮する

 警官や弁護士、法律家のように、家族や仲間を保護し、存続させていく力です。子孫や弟子を育み、家族や仲間の生活水準を保つためのルールを持っています。また、59-6「交配」で結婚した相手との絆を、その先どうやって「保存」していくのか、直観的に相手を気遣うチャネルでもあります。

 

 

 

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