ヒューマンデザインでは、人間の肉体には「センター」というエネルギーが流れ込んでいる結節点(ハブ)があるとしています。これはヨガで言うところの「チャクラ」ですが、ネアンデルタール人には5つのセンターがあり、人類(ホモ・サピエンス)には7つのセンターがあったとされています。そして1781年(天王星発見)以降に生まれた人類は、このセンターが9つとなり、今現在の私たちも9つのセンターを持った天王星的な肉体で生きています。天王星の公転周期は84年なので、この9つのセンターの肉体も、84年生きることが前提となっているのです。
しかしこの9つのセンター的な肉体を完全に乗りこなせるのは、2027年以降に生まれてくる、レイヴという人々です。今の私たちはまだ過渡期的な存在であり、だからこそ84年という人生プロセスを活かしきれなかったり、この9つのセンターから生じる、さまざまな不健康さ(Not Self)に苦しんでしまうのです。
ボディグラフの一番上に位置するのが「ヘッド・センター」です。ここは、思考的プレッシャーと、外部からのインスピレーションを司る部分です。
もしあなたの「ヘッド・センター」に色が付いているなら(左図:人類の30%)、あなたは『ちゃんと考えてよ』という外部からのプレッシャーには動じず、どうでもいいことも考えず、ほどよく思考活動を働かせています。また外部からのインスピレーションに気づき、周囲の人々にもインスピレーションを与えます。しかし不健康になると、周囲の人々に『ちゃんと考えてよ』というプレッシャーを与えてしまうのです。
もしあなたの「ヘッド・センター」が白く(右図:人類の70%)、そして不健康なら、『ちゃんと考えてよ』という外部からのプレッシャーに影響され、どうでもいいことまで必死に考えてしまうでしょう。そしていつまでも答えが出ず、疑念や不安に苦しんでしまいます。しかし健康的であれば、周囲から飛んでくる健康的な思考プレッシャーやインスピレーションだけを自然と受け容れ、楽しめるでしょう。
次の「アジュナ・センター」は、思考的な気づきのセンターであり、マインド(思考・精神)です。マインドは、自分のことは分かっていないし、自分の役には立たないけれど、他人のことは客観視でき、他人の役には立つ部分です。
もしあなたの「アジュナ・センター」に色が付いているなら(左図:人類の51%)、あなたは安定した思考方法を持ち、常に一定の考え方をするでしょう。あなたは、他人の思考方法に影響されることなく、考えることを楽しんだり、自分の考えを整理できます。しかし不健康になると、自分の役には立たないマインドを頼りにして決断したり、考え方が硬直してしまうので注意しましょう。
もしあなたの「アジュナ・センター」が白く(右図:人類の49%)、そして不健康なら、自分の考えに一貫性が無いことを不安に感じ、必要以上に理屈をこねたり、知ったかぶり(知識があるふり)をしてしまいます。また、他人の思考に影響され、洗脳されてしまう危険性もあります。しかし健康的であれば、思考枠にとらわれずに幅広い考え方ができたり、先生から教わった通りに素直に情報を吸収できるでしょう。
次の「喉センター」は、コミュニケーションと具現化を司る部分です。ここは、あなた全体のエネルギーの唯一の出口であり、思考も感情も直感も仙骨も、すべてのエネルギーはこの「喉センター」から形になる(具現化される)のです。
もしあなたの「喉センター」に色が付いているなら(左図:人類の71%)、あなたは安定したコミュニケーション方法を持っています。あなたは、自然な会話のキャッチボールが出来ますし、いつ、何を話せばいいのか、何を話してはいけないか分かるでしょう。しかし不健康になると、話しすぎてエネルギーを消耗してしまうので注意しましょう。
もしあなたの「喉センター」が白く(右図:人類の29%)、そして不健康なら、会話に入って行くタイミングもわからず、大事な話をいつ言えばいいのかもわからず、ずーっと聞きっぱなしになるか、ずーっとしゃべりっぱなしになるでしょう。また、誰かから聞いた話をそのまま話したり、話すことで注目を集めようとします。しかし健康的であれば、相手に合わせて会話を楽しみ、相手の言葉が嘘か真実か見抜けるのです。
ボディグラフの中心に位置する「Gセンター」は、愛と方向性を司る部分です。なぜ「G」と呼ばれるかは不明ですが、僕は「Gravity=引力=自分が惹きつけられる愛や方向性」じゃないかと思っております(^_^)
もしあなたの「Gセンター」に色が付いているなら(左図:人類の46%)、あなたには決まった好みや方向性があり、興味のあるもの、無いものが明確に分かれています。『私はこういう人間です』と自己紹介できるような、人生を通して一貫しているアイデンティティがあるのです。しかし不健康になると、自分の好みや方向性を、周囲の人たちにも押しつけようとするので注意しましょう。
もしあなたの「Gセンター」が白く(右図:人類の54%)、そして不健康なら、自分というものがわからず「自分探し」を始めたり、肩書きを求めて何者かになろうとしたり、一貫した生き方をしようとしてしまいます。また他人の方向性に染まってしまう場合もあります。しかし健康的であれば、枠にとらわれずに、さまざまな方向に向かって生きることを楽しみ、さまざまな仕事や趣味を渡り歩いて幅広い人生経験を満喫できるでしょう。
「ハートセンター」は、自信、意志力、自己価値を司る部分であり、人間のエンジン(モーター)のひとつです。ここは、色が付いていても、白くても、最も不健康になりやすいセンターだと言われています。つまり世の中の人の多くも、自信や自己価値を必死に求めているということです。
もしあなたの「ハートセンター」に色が付いているなら(左図:人類の35%)、あなたには人生の重荷を背負う力があり、自信と意志力をもってそれに取り組み、約束を果たせるでしょう。逆に、守る必要がない約束は破ってもいいとわかります。そして自分の成果に対して、いくらお金をもらったら良いか判断できます。しかし不健康になると、他人に対しても『約束を守れ』『やる気を出せ』と言い出すので注意しましょう。
もしあなたの「ハートセンター」が白く(右図:人類の65%)、そして不健康なら、自分を卑下して安い賃金で働いたり、守る必要がない約束まで守ろうとします。そして自分は価値がある人間なんだと証明するために、自己価値を高めるセミナーに通ったり、必要以上にお金を稼ごうとするでしょう。しかし健康的であれば、あくまでも奥ゆかしく生き、厳しい期限や約束はせずに働き、自分に見合ったお金を受け取れます。
「脾臓センター」は、生存本能から来る直観であり、気づきのセンターです。自分にとって何が健康で、何が不健康なのか、何が安全で、何が危険なのかを察知するのです。
もしあなたの「脾臓センター」に色が付いているなら(左図:人類の53%)、あなたは直観的に自分の健康を認識し、食べ過ぎ・飲み過ぎもせず、健康を維持できます。また、野性的なカンによって、危険な相手を瞬時に見抜けるでしょう。しかし不健康になると、その瞬間的な判断を無視して致命的なダメージを負い、後で『こうなることは、前もってあの時分かっていたのに……』という事態に陥ってしまうのです。
もしあなたの「脾臓センター」が白く(右図:人類の47%)、そして不健康なら、自分にとって危険なものがわからず、しかもそれに執着してしまいます。甘い物の食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎはもちろん、薬物に依存したり、危険な相手へ依存してしまうのです。逆に、さまざまな恐怖にとらわれ、安全な相手でも近寄らない場合もあります。しかし健康的であれば、なんとなく自分の健康や、安全な相手がわかるでしょう。
「仙骨センター」は、莫大な生命力であり、繁殖力でもあります。ここも人間のエンジン(モーター)のひとつであり、このセンターに色が付いている人は、タイプとして必ずジェネレイターとなります。
もしあなたの「仙骨センター」に色が付いているなら(左図:人類の70%)、仙骨反応に従って、その莫大な生命力を使い、本当に好きな仕事でほどほどに働いたり、本当に好きな相手とのセックスをほどほどに楽しみ、満足できるでしょう。しかし不健康になると、仙骨反応を無視して、好きでもない仕事で働いたり、好きでもない相手とのセックスで不満を抱えてしまうので注意しましょう。
もしあなたの「仙骨センター」が白く(右図:人類の30%)、そして不健康なら、生命力が少ないにも関わらず、ジェネレイター以上に無理して労働してしまいます。また逆に、まったく働かなくなる可能性もあるでしょう。さらにセックス面でのほどほどもわからず、過剰なセックスに溺れたり、セックスレスに陥るかもしれません。しかし健康的であれば、生命力が無いなりに、仕事やセックスを無理せず楽しめるでしょう。
「太陽神経叢センター」は、感情による気づきのセンターであり、人間のエンジン(モーター)のひとつです。しかし人類の感情は、2027年まで眠っていて、それまではみな、自分の本当の気持ちに気づきにくいと言われています。
もしあなたの「太陽神経叢センター」に色が付いているなら(左図:人類の50%)、あなたには感情の波があり、ほどほどの範囲で怒ったり、泣いたりできるでしょう。他人と感情的に揉めることも恐れず、ここまでは自分の気持ちを出してもいいという境界線がわかるはずです。しかし不健康になると、自分の感情の波に周囲の人たちを巻き込み、振り回してしまうので注意しましょう。
もしあなたの「太陽神経叢センター」が白く(右図:人類の50%)、そして不健康なら、自分の感情を出したり、他人と感情的に揉めることを恐れ『私がガマンすればいいや』と、良い子の振りをして、自分の感情を殺してしまいます。また、他人から受け取った感情を200%増幅して、相手の感情に乗っ取られてしまいます。しかし健康的であれば、感情的には穏やかなまま、自分の気持ちを出していけるでしょう。
「ルートセンター」は、生々しいアドレナリンによる興奮と根性を司り、行動的なプレッシャーに対処する部分です。またここも、人間のエンジン(モーター)のひとつです。
もしあなたの「ルートセンター」に色が付いているなら(左図:人類の68%)、あなたにはマイペースがあり、外部からの『行動してよ』というプレッシャーには動じず、焦ることもなく、行動していけるでしょう。また根性を出すべき時には、ガッツを出せる気力もあります。しかし不健康になると、周囲の人たちに対して『行動しろよ』というプレッシャーを与えてしまうのです。
もしあなたの「ルートセンター」が白く(右図:人類の32%)、そして不健康なら、あなたは周囲の人のペースに巻き込まれます。『これ今日中にやっておいてね』と言われると、急いでそれを片付けようとします。手元にプレッシャーがある状態では休めず、休むために必死に焦ってしまうのです。しかし健康的であれば、健康的なプレッシャーをやる気に変えて行動でき、周囲のペースに臨機応変に対処できるでしょう。
このように色の付いた「定義センター」は、安定していて他人から影響は受けないものの、周囲に対してプレッシャーとなる場合もあります。
逆に白い「未定義センター」は、不安定で、過敏で、神経質にもなりますが、決して欠点というわけではありません。ただ単に周囲のエネルギーを敏感に感じているだけなのです。その捉え方さえ把握すれば、他人のエネルギーを察知しながら、自分のほどほどさを会得していくという、素晴らしい智慧プロセスとなります。最近ではHSP(Highly Sensitive Person:敏感すぎる人)という概念もよく聞かれますが、それもこういった「未定義センター」に現れるのではないでしょうか。
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