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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】親が言う「育て方を間違えた……」

(017)母という病 (ポプラ新書)

(017)母という病 (ポプラ新書)

 

同じジャンルの本をあれこれ買ううちに、どれを買ってどれを買ってないのか、わからなくなることが時々あります。数日前も、すでに所有していた「母という病」をダブって買ってしまいました。まあ多分『これをもう一度読め』というメッセージなのでしょう。せっかくなので、親子に関するヒューマンデザイン記事を一本書いておきましょうか。Children

世の中には、自分の子供が特に悪いこともしていないのに「育て方を間違えた……」と嘆く親がいます。親が望む方向に進まなかった、親の期待を満たさなかった、親の好みに沿わなかった等々……いずれも基準は親です。そこに子供の資質や、子供の要望は存在していません。僕も幼い頃、まったくスポーツが好きではなく、しかも右利きだったのに、野球の好きな祖父と父親によって、左利きのピッチャーに育て上げられようとしました。あいにくその無謀な計画は、僕の運動音痴さによって早々と頓挫したのですが、親が望む方向に執着したり、子供もその期待に無理に応えようとすると、どちらにとっても「病」の領域に突入してしまいますよね。

ヒューマンデザインでは、お子さん一人一人がどんな個性を持っているか、ご両親とどう違っているかを分析できます。親御さんが、ちゃんと考え、ちゃんと話し、ちゃんと約束を守れるのに、お子さんはそれがうまく出来ない場合もあります。親はすんなり出来るのに、なぜ子供はなかなか出来ないんだろう? その疑問が苛立ちに変われば「ちゃんと考えなさい!」「ちゃんと話しなさい!」「ちゃんと約束を守りなさい!」と子供を責める。それもお子さんの個性のあらわれなのですが、それが理解できない。

そして親は、子供の欠点を克服することが大切とばかりに、その個性を矯正しようとする。子供も、欠点は直した方が良いと考え、自分の個性に対して罪悪感や劣等コンプレックスを抱いていく。そして子供本来の個性はどんどん殺されていく。そのような他者から受ける影響を、ヒューマンデザインでは条件付け(Conditioning)と呼び、条件付けによる自分を喪失した不健康な状態をNot-Selfと呼んでいます。

もちろんこの条件付けNot-Selfは、親子だけでなく、教師と生徒、上司と部下、恋人や夫婦など、あらゆる人間関係で起こり得ます。ただ、大人になれば、そういった他人からの圧力から逃れる知恵もついてきますが、子供ではまだ無理なんですね。だからこそ親から子供への条件付けは危険だし、注意しなければならないと言われています。

Family

大人になっても、親からの条件付けに苦しんでいる方は、是非ヒューマンデザインを通じて、本来の御自分を見てください。親から背負わされた重荷が無意味だったと分かれば、多分、かなり楽になります。

また子育てに悩まれている親御さんも、かなり楽になれると思います。自分とお子さんは別の人間であり、同じようにはならないし、同じようには出来ない。それをどうにかする必要はないし、どうにかできなかった自分を嘆く必要もありません。自分が出来ることを、出来ない他人にさせようとするのも、不健康なNot-Selfなのです。

 

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【日常】イチョウ並木の坂道

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今日は、朝から市営霊園へ。週末の法事を前に、お墓掃除に行ってきました。園内中央には長くゆるやかな坂があるのですが、そのイチョウ並木が黄色く染まっていて、思わず「ああ、世界は美しいなあ」と思いながら、自転車で坂を下りていきました。

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【夢日記】ゴールデンレトリバーとビール

Lucy, the Golden Retriever

昨夜の夢。僕は、電車に乗っていた。目的の駅に着くと、ホームには出迎えの男性が立っている。どうやらその人と、これから一緒に仕事をするらしい。さらにその横には、ゴールデンレトリーバーが30匹ぐらい、ずらーっと並んで僕を待っていたのだ。もしかしてその犬たちも同僚なのか?と思ったあたりで目が醒めた。05:06。

「電車」は組織内での仕事上の進路を意味し、「駅」は仕事のチャンスを捕まえる場所、「ホーム」は仕事のチャンスが始まる場所を表しています。「ゴールデンレトリーバー=犬」は、自分の男性性を意味するので、これからは男性性を活かすことで仕事も開けるのかなと。たしかに自分でも、あまり男性性を発揮しているとも思えず。どこかに男性性を抑圧する精神的ブロックがあるのなら、それが解除されつつあるのかもしれません。

beer

さらに今日、昼寝中に見た夢。僕はまた電車に乗っていた。食堂車にでもいるのか、目の前では父親がビールを飲んでいる。父親は、一杯飲み干した後、もっと飲みたいと言う。僕は紙袋から、缶ビールを取り出し、父親に渡した。それはたいして冷えていなかったけれど、父親はまた美味そうにそれを飲んだ。僕も酒を飲めないはずなのに、ビールを口にして、その喉越しを味わい、ああ悪くないなと思ったあたりで目が醒めた。14:44。

夢の中の「父親」も自分の男性的側面を表すそうです。一緒に「ビール=酒」を飲んだのは、祝杯だったんでしょうか。夢の中の「酒」には、依存やバカ騒ぎのような意味もありますが、落ち着いてお酒を味わっていたので、ネガティヴな意味ではないかなと。先の夢と合わせて解釈すると、男性性を抑圧していたブロックが外れておめでとう、乾杯!……とかだったら良いんですが。

実は先日、数年ぶりにお酒を飲んだんですね。なんだかちょっと飲みたくなって。もちろん全然お酒は弱いままで、量もハーフパイントで十分でしたが、とても良い感じでした。ラガービールをジョッキでごくごく大量に飲むと気持ち悪くなりますが、もしかしてエールビールをグラス一杯とか、そういう所から始めれば自分も飲めるようになるんじゃ?と最近思っているのです。世の中には「50歳過ぎてからお酒を飲むようになりました」と仰る方がいらっしゃいますが、もしかしたら僕もそうなるかもなあと。そういう意識の変化も、ブロックされていた男性性の解放なのかもしれませんね。

【ヒューマンデザイン】その人の神話=秘密を聞く

人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)

人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)

 

中沢新一の神話学入門講義「人類最古の哲学」を読了。

ヒューマンデザイン・システムが導き出すインカネーションクロス(受肉した運命、人生の目的、魂の使命)は、その人特有の神話のようなものです。その人が、本来の自分として生きた時、そこに至ると言われている、その人自身の物語です。様々な情報を分析すれば、その人がどう生まれ、何と出会い、どんな冒険をし、何を得るのかがぼんやりと見えてくるのです。そう、ぼんやりと。なにしろ創始者ラーが遺したインカネーションクロスの情報は、かなり曖昧で、隠喩も多く、解釈に苦労する部分も多いのです。これ結局、どんな物語なんだよ?と首をひねることもしばしばです。

そこで、神話が持つ構造を理解し、そこに散りばめられた教訓、試練、報酬などを理解しておくことで、インカネーションクロスも理解しやすくなると感じています。本書でも神話のアーキタイプとして「結婚したがらない娘(かぐや姫)」や「分離された高い者と低い者の結合(シンデレラ)」などが紹介されていますが、実際にシンデレラ的なクロスを持って生まれる方もいらっしゃいます。それを単なる玉の輿として見るか、それとももっと深い意味を見いだせるかは、アナリストの腕次第ですね。

また本書では、神話を「みだりに語ったり聞いてはいけないもの」と評しています。神話には深遠な智慧があり、気軽に世俗の手垢で汚してはいけない秘密だと言うのです。

僕自身のインカネーションクロスには「秘密を聞く者」というテーマがあります。秘密とは、過去の悲しいことや失敗など、他人にはあまり言いたくないことです。しかし自分の中にその秘密を抱えているうちは、そのプロセスは終わらず、苦しい思いを抱え続けてしまいます。誰かにその秘密を話すことで、その秘密を手放し、苦しいプロセスを終わらせられる。でも誰にでも話せる話ではない。僕には、その秘密を聞き出す個性があり、それが人生の目的らしいのです。たしかに「実は……」という話はよく聞いてきましたし、今もリーディングを通じて様々な秘密をお聴きしています。

僕がヒューマンデザインの中で、最初に食いついたのがインカネーションクロスだったのも、それが理由かもしれません。クロスという、自分最大の秘密を分析したい、という初期衝動でしょうか。今もクロスの分析が一番面白いですし、一番力が入りますね。あと、クロスの分析にはかなりの教養が必要だとも感じています。神話学はもちろん、心理学や生物学、歴史学社会学などの用語がぽんぽん出てくるので、気づかずにスルーするとその真意を見誤りそうで恐ろしいですね。これからも様々な分野に目を通しつつ、クロスの分析力に磨きをかけたいと思っています。

そう言えば長らく品切れだったジョーゼフ・キャンベルの「生きるよすがとしての神話」も今月、角川ソフィア文庫から復刊されるので買わねば、読まねば。

 

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【ヒューマンデザイン】牡牛座満月:状況を打開するために

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明日11月14日22:52に牡牛座満月。なんでも68年ぶりの大きな(地球に近い)満月なので、ウルトラスーパームーンとも呼ばれているんだとか。ヒューマンデザイン的に見ても、今回のジャスト満月の位置は、かなり強力な配置ですね。

まず月の位置は「山地剥(さんちはく)・剥ぎ落とす」の六五です。これは「ものごとが剥ぎ落とされ、衰えていく」という卦ですが、ヒューマンデザインでは「ものごとの余計な部分を削ったり、噛み砕いて説明する」という位置です。さらに六五という爻として見ると「下の立場から、守り育てるために説明してくれと動かされる」という位置なのです。ここは、突拍子もない考えを説明する位置でもありますが、そういったイノベーション的な考えや、スピリチュアルな不思議な話などは、一回説明しただけでは分かってもらえないんですね。だから何度も話さないと親しんでもらえない。それを下の立場の人たち……恐らくその考えがまだ飲み込めない人たちから頼まれるのでしょう。

Breakthrough

しかも今回の牡牛座満月では、太陽が「山地剥」と手を結ぶ「沢天夬(たくてんかい)・きっぱり断ち切る」の九五にも入っています。これは「陰を断ち切り、その罪を宣告して、多くの人と力を合わせるが、油断してはならない」という卦です。ヒューマンデザイン的にはブレイクスルーを妨げる関係へ段階的に適応し、前進する」という位置です。

この「山地剥」と「沢天夬」が繋がると「非常に風変わりで個性的なイノベーションを具現化できる」力が生まれます。「コロンブスの卵」のように、いやそんなことだったら誰でも思いつくよと言いながらも誰も思いつけなかったような考えですね。多分、新しい考え方が飲み込めない人たちに、もう一度説明することで、段階的に突破口を開いていけるかと。ただし、頼まれもしないのに、自分から説明しようとすると奇人変人に思われますのでご注意を。ちなみに僕は、元々この力を持ってます。こうして奇人変人的にワケわかんない話を書いているのも、この力のおかげですかね。

そしてノードは引き続き(クリスマスイヴまで)「共同体との取引」の位置にあり、家族や仲間との約束事を強いられる時期です。「山地剥」+「沢天夬」には、イノベーションによって集団をレベルアップさせる力もありますから、身近な人たちに個人的な考えを述べることが課題になるかもしれません。

さらに水星と金星が手を結び、「誰がなんと言おうと、自分の信念に従えば、素晴らしい力を発揮する」という力を下ろしています。ここは「他人に依存するな、自分のことは自分で決めていい」と励ましてくれる力ですね。たとえ奇人変人と思われてもいいから、自分の信念を話そう、と思うかもしれません。

Innovation

振り返ってみれば、10月31日蠍座新月のテーマは器の小さい人を制限し、集団を適切にコントロールする」でしたが、アメリカでは大方の予想を覆してトランプ氏が大統領選挙に勝利し、韓国では朴大統領の退陣を求めるデモが激化し、まさに器の小さいリーダーの処遇を巡り、各地で紛糾が続いています。そして11月7日の水瓶座上弦の月「具体的な証拠があっても変化できない悲観主義だったため、どうすれば状況を好転させられるか、誰も考えが浮かばず、悲観的になっているかもしれません。

しかしそんな今、ブレイクスルーを果たすであろう「非常に風変わりで個性的なイノベーションな力が下りてくるのです。その考えを以前に話した時には、みな「いやそう簡単にはいかないよ」とか「お前は何を言っているんだ」的に奇人変人扱いされたのでしょう。その考えをもう一度呼び起こし、状況を打開するために、再度説明し直してもらう。そんな位置にも読めるのです。

そして11月29日の射手座新月「些細なことに焦点を向けてしまう強迫観念」です。やはりブレイクスルーは段階的で、一気に突破は無理そうですね。まだまだ混乱もあるし、悲観的にもなりそうなのでご注意を……

 

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【ヒューマンデザイン】88°前の誕生日:来年の予告編

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ヒューマンデザインでは、自分の誕生度数から88°前をデザインの誕生日」としています。まだ生まれる前の、母親の胎内にいた時の星の位置で、その人の運命が決まると言われ、毎年のソーラー・リターン……つまり自分の誕生度数から始まる新しい一年も、そのデザインの誕生日から無意識下で始まるとも言われています。

僕の誕生日は2月7日ですが、そのデザインの誕生日にあたるのが、今日11月12日16:50なのです(度数なので実は毎年微妙に違いますし、昨年は11月13日でした)。ということは、今日から2017年2月7日以降のテーマが、ぼんやり見え始めるかもしれません。

Can hierarchy and sharing co-exist? (high res)

チャートを見ると、僕の来年のテーマその1は、「社会のヒエラルキーを駆け上がる野心」と出ています。出世・昇進的なエネルギーが下りてくるのですが、別段それをやってもやらなくてもOK。乗り気なら使えばいいし、乗り気じゃないならスルーしてもいい。たとえそういう影響が下りてきても、自分で決めることが大事なのです。細かく見ていくと「こっそり影響力を及ぼし」「光か闇か、どちらにも成り得るポイントに到達する」「昔ながらのやり方に依存し過ぎると予想外の屈辱に苦しむ」そうで、なんだか物騒な気もしますね。怖い怖い……

Community

やってもやらなくてもいいテーマ・その2は「共同体との取引」です。このテーマは今現在も影響を及ぼしていますが「僕はこれをやるから、あなたはこれをやってね」という身内的な取引になります。ただし、この取引が課題になるらしく、特に「頑固に否定」されそうな予測も……。まあ自分が「頑固に否定」する可能性もありますが、こちらも慎重に観察していきたいところです。

Lovers

さらに、良くも悪くも夢中になってしまうのが「性的に親密になる」「絆を結ぶために相手のバリアを破る」だそうです。これは避けられないし、そういう相手が来年現れると出ています。それだけ聞くと艶っぽいのですが、こちらもあいにく、それが課題となるようで、相手は現れるものの、実際に絆を結ぶのは難しそうです。また細かく見ると、来年現れるのは「友情的な親密さ」なので、夢中にはなるものの、相手から「お友達でいましょうね」と言われたりとか……(^_^;)

まあ、実際どう出たかは、来年の今頃、また答え合わせをしたいと思います。あまり星の影響に引っ張られ過ぎないよう、自分をキープしませんとな。

 

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【日常】浅草寺、酉の市、古民家カフェこぐま(2年ぶり)

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今日は午後から浅草・鷲神社の酉の市へ。とりあえず浅草駅に着いたので、浅草寺詣りからスタートです。しかしさすがの賑わい。お詣り済ませて、そそくそと鷲神社へ向かいました。話題の商業施設「まるごとにっぽん」もスルー。

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熊手を担ぐ方々とすれ違いながら、鷲神社へ到着。去年は行かなかったので、2年ぶりですかね。雨もぱらついてたものの、こちらも賑わってました。

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お詣りを終えた後は、静かな隅田川沿いへ。山谷堀公園も秋の気配です。

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雨にけぶる東京スカイツリーのラスボス感。

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そしてこちらに来るのも2年ぶり。東向島・鳩の街商店街の古民家カフェこぐまさん。この界隈も相変わらず昭和のたたずまいでした。

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寒い中を歩いてきたので、ホットジンジャーレモンを飲みつつ、チョコレートケーキをぱくぱくと。この後、古書店に寄りつつ、京成曳舟駅に行ってみたら、いつの間にか駅が高架化されてました。2015年8月に高架化されたってことは、ほんとにこの界隈、来てなかったようで。しかし酉の市に来ると、急に年末を感じますね。2016年は、あっという間だったなあ……それだけ濃厚だったってことですかね。