5/12~7/1まで、東京大学・駒場キャンパスで催されている「W.B.イェイツとアイルランド展」にぶらりと行ってきまし。
- Yeats, William Butler W.B. イェイツ(1865-1939)イエーツとも。 近代アイルランドを代表する詩人・劇作家。1865年ダブリンに生まれ、幼年時に多くの時間を過ごしたスライゴーは後の創作の源泉ともなった。グレゴリ夫人、J. M. シングと並んでアイルラン.. 続きを読む
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こちらは、アイルランド国立図書館で催された展示会の日本版だそうで、イェイツの生涯を追った13枚のパネルと、主要作品の抜粋を巡るだけでも、ケルト文化、神秘思想、アイルランド独立闘争、日本の能といった諸要素を含む、変転するイェイツの人生にしばし、浸ることができました。
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僕は、ノーベル賞作家、詩人、劇作家のイェイツよりも先に、「ケルト妖精物語」、「ケルト幻想物語」、「ケルトの薄明」の編著者として出会い、妖魔デュラハンや妖精レプラホーン、「常若の国(ティル・ナ・ノーグ)」といった、ケルト神話・伝承の紹介者として、イェイツに興味を持ったのが始まり。
また、若い頃に「黄金の夜明け団」に加わったり、晩年に結婚した妻が自動筆記を行う(今回、実物が展示されていた)など、イェイツの神秘学的な面も、興味をそそるきっかけになりました。
- 19世紀末、主にイギリスで活動していた魔術結社「The order of Golden Dawn」の事。GDと略される。 ライダー版タロットを製作したエドワード・アーサー・ウェイトや、20世紀最大の魔術師アレイスター・クロウリー、ノーベル文学賞受賞者の詩人イェイツな.. 続きを読む
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展示そのものは小規模だったので、あまり時間もかかりませんでしたが、博物館を出た後、久しぶりにケルト神話を読み直そうかな……と思った午後でした。