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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【日常】東大 駒場博物館 「W.B.イェイツとアイルランド展」

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5/12~7/1まで、東京大学駒場キャンパスで催されている「W.B.イェイツとアイルランド展」にぶらりと行ってきまし。

イェイツとは編集

 

こちらは、アイルランド国立図書館で催された展示会の日本版だそうで、イェイツの生涯を追った13枚のパネルと、主要作品の抜粋を巡るだけでも、ケルト文化、神秘思想、アイルランド独立闘争、日本の能といった諸要素を含む、変転するイェイツの人生にしばし、浸ることができました。

ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

 
ケルト幻想物語 (ちくま文庫)

ケルト幻想物語 (ちくま文庫)

 
ケルトの薄明 (ちくま文庫)

ケルトの薄明 (ちくま文庫)

 

僕は、ノーベル賞作家、詩人、劇作家のイェイツよりも先に、「ケルト妖精物語」「ケルト幻想物語」「ケルトの薄明」の編著者として出会い、妖魔デュラハンや妖精レプラホーン、「常若の国(ティル・ナ・ノーグ)」といった、ケルト神話・伝承の紹介者として、イェイツに興味を持ったのが始まり。

また、若い頃に「黄金の夜明け団」に加わったり、晩年に結婚した妻が自動筆記を行う(今回、実物が展示されていた)など、イェイツの神秘学的な面も、興味をそそるきっかけになりました。

黄金の夜明け団とは編集

 

展示そのものは小規模だったので、あまり時間もかかりませんでしたが、博物館を出た後、久しぶりにケルト神話を読み直そうかな……と思った午後でした。