
先日から講談社学術文庫「唯識の思想」を読んでおります。入門書とは言え、難解な仏教思想書なので、なかなか頭に入っていきませんねえ。
仏教用語の「唯識(ゆいしき)」とは、人間は意識、無意識、五感によってこの世を認識しているけれど、それは結局、主観的な見方であって、すべてのものごとはその人の心の働きによって生み出されたものであり、実体のないものである、という考え方です。
それってヒューマンデザインで言うところの「Maia」「Maya」……つまりマインドが生み出した幻想や妄想に近いのかも……と思って読んでいるところです。
ヒューマンデザインの目指すところとして、不健康なマインドから条件付けを落として、ものごとを正しく「認知する」「見る」境地に至る、というのがあります。本書の中でも、自分と他人は別々の存在ではなく、関係し合っている存在だと見る「縁起の理」という考え方が紹介されていますが、ヒューマンデザインで言うなら、人間には幾何学的な人間関係や、カルマ的な人間関係があり、お互いのデザインによって影響(条件付け)を与え合っている、という目に見えないメカニズムを知ることで、自分に起きた出来事や現象も正しく認知できるのではないでしょうか。
ただ、創始者ラーはよく『Maiaは濃密だ』という言い方をしています。皆さんの現実世界にも沢山の人(家族、友人、恋人、同僚等々)がいますし、SNSからは膨大な情報が入って来ますし、沢山のモノがあふれているため、それをああだこうだと妄想的に捉えてしまうことが多くなりがちです。たぶんスマホも持たずに、地平線以外には何も無いようなモンゴルあたりの平原で暮らしていたら、そのようなマインド的な妄想もあまり考えないのかもしれませんね。

最近翻訳した「Rave Cosmology II」の中でラーは『ヒューマンデザインの鍵は、Maiaから抜け出すことではなく、Maiaに完全に適応する方法にある』『どうやってMaiaと調和し、Maiaの中にいながら抵抗しないでいるかだ』と言っています。
皆さんの目の前にある『この世は労働しなければ生きていけない』『誰かと結婚しなければいけない』『お金を沢山稼がなければいけないし、そうしないと認めてもらえない』という現実も、実はマインドの妄想である場合が大半です。しかしこの世の中、現実幻想であるMaiaは、モノや情報であふれ、そのような妄想が頭(マインド)の中で作られやすくなっています。それでも『このMaiaという世の中は、妄想が生まれやすい構造になっている』と知ったうえで、自分の「ストラテジーと権威」に従うことで、妄想ではない真実を認識したり、正しく決断できるでしょう。
そして12月5日からは、冥王星が41番ゲート「収縮・減損」という、まさに想像力(イマジネーション)、妄想のゲートに戻ってきます。12月5日から2028年2月24日まで、延々と2年以上、さらに妄想しがちなMaiaになっていくでしょう。この冥王星41番ゲート時期は、すでに予告編として、昨年2024年4月12日~5月24日、今年2025年1月30日~8月20日まで現れていました。その時期に、妄想に振り回されていた人がいたかどうか、振り返ってみると、Maiaの理解が進むかもしれませんよ。
ちなみに同著者の「唯識の哲学」も入手しましたが、そちらはもっと難解だったので、全然歯が立たず……僕のアジュナの限界(冥王星60番ゲート)ですね(^_^;)
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