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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

ヒューマンデザインから見る「ビッグヒストリー」

ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか――宇宙開闢から138億年の「人間」史

ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか――宇宙開闢から138億年の「人間」史

 

前々から読みたかった「ビッグヒストリー」を購入しました。宇宙誕生から現在までの138億年の宇宙史の中で、人類が生まれ、飛躍的に発展したいくつかのポイントを「スレッショルド(閾・しきい)」として捉え、解説した一冊です。本書では、原生人類のひとつだったホモ・サピエンスが音声コミュニケーション能力を獲得し、経験的知識を集積・共有し始めたことを契機に、農業や産業革命というスレッショルドを経て発展し、今また新たなスレッショルドに向かっているとしています。科学や歴史を統合して人類を解き明かした一冊で、さながら基礎教養の固まりですな。

で、なぜ「ビッグヒストリー」が読みたかったかと言えば、実はヒューマンデザインにも、人類史を俯瞰するグローバル・サイクルという時代解釈があるのです。 下のチャートでは紀元前16513年~西暦3674年という長大な時間が、約3300年毎に大きく区切られ、さらに約400年毎に細分化されています。この区分毎に時代的テーマがあると言われているので、そのテーマが「ビッグヒストリー」から読み取れるかなと思いまして。

例えば上のチャートの最初の区分、紀元前165000年~紀元前13200年を「ビッグヒトスリー」と照合すると、旧石器時代かつ最終氷期の終わりであり、地球が急激に温暖になった頃です。氷河期を生き抜いた人類が、狩猟採集生活を定着させた頃でしょうか。さらにこの区分と「ビッグヒストリー」を照らし合わせて見ると……

 紀元前13200年~紀元前9900年:狩猟採集から農耕への移行。

 紀元前9900年~紀元前6600年:初期農耕時代。

 紀元前6600年~紀元前3300年:権力の登場。

 紀元前3300年~紀元前33年:都市や国家の出現。

 紀元前33年~現在~西暦3260年:文明の発展。

とまあ、グローバルサイクルが示す時代区分の意味も、なんとなく浮かび上がって来るのです。各サイクルの意味については、いずれまた。

そしてさらに細かく見れば、僕らが今生きている時代は、西暦1615年~西暦2026年という小区分にあり、その時代の節目まであと10年ということになります。西暦1615年と言えば、日本では大坂夏の陣で豊臣家が滅び、徳川幕藩体制が盤石になった年でもあります。実はそこから「滅私奉公」的な、個人を殺して共同体に奉仕する時代が始まったと解釈できますし、その時代がもう終わりつつあるとも読み取れます。その時代の節目で、何かまた人類に「スレッショルド」的なことが起きるのか、あるいは「マルサス的サイクル」=急激な拡張の後の衰退が起きるのかどうか、それを観察するのも、ヒューマンデザインの学びのひとつだと思うのです。

【日常】頼りになる図鑑やカタログが好き

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改訂版が出たばかりの「世界ウイスキー大図鑑」を購入しました。税込4644円。それだけのお金があれば、そこそこ美味しいウイスキーのボトルが買えるじゃないかとか、そもそもまだたいした量も飲めないじゃないかとも思うのですが、そんなことはどうでもいいのです。基本的に、何かに興味を持つと、図鑑なりカタログなりを入手して、そのジャンルの全体構造を眺め、個別にどんなものがあるのかを把握するのが好きなのです。ウイスキーの場合なら、蒸留所の歴史を知ってさらに興味を深めたり、次は何を飲んでみようかと選ぶのもまた楽し、なのです。

改訂 世界ウイスキー大図鑑

改訂 世界ウイスキー大図鑑

 

子供の頃は、ウルトラマン仮面ライダー等の特撮番組に夢中だったので、ケイブンシャの「原色怪獣怪人大百科」がお気に入りでしたし、野生動物も好きだったので動物図鑑もあれこれと買って貰いました。小学校高学年でプラモデルに走るとTAMIYAのカタログを毎年購入し、60-70年代のハードロックやプログレを聴き集めていた20代ではMARQUEE発行の「ブリティッシュロック集成」を眺め、水晶や石に惹かれた時も「ブック・オブ・ストーン」等を頼りに知識を深めました。

もちろん今は、図鑑に匹敵する便利な情報サイトが無数にあり、それで十分にも思えますが、何かのジャンルに入門した時に、情報収集の起点となる図鑑やカタログがあるのは非常に便利ですし、書籍とサイトで情報を補完し合うのも楽しいですしね。

そうして情報を頭に入れつつ、図鑑やカタログに載っていないものと出会う楽しみも多々ありました。幼稚園生の頃、多摩動物園に行ったら、当時の動物図鑑では見かけなかった珍獣「シフゾウ(四不象)」を目撃し、子供ながらに『図鑑に載っていない動物も存在するんだ!』『図鑑だけを頼りにしちゃだめだ』と思ったのを覚えています。もしかするとあの驚きが、僕の情報収集欲・知識欲の原点なのかもしれません。

シフゾウ - Wikipedia

GOC Woburn 029: Père David's Deer (Elaphurus davidianus), Woburn Deer Park

【ヒューマンデザイン】蟹座新月:バランスよりも極端に

Extreme

明日6月24日11:31に蟹座新月。今回の月の(そして太陽の)位置をヒューマンデザイン的に見てみると「バランスよりも極端さによって成長する」あるいは「極端なほどバランスを埋めようとして良い流れをせき止めてしまう」という位置になります。

ここで言う「極端さ」とは、人間の個性と言ってもいいものです。人にはそれぞれ極端な個性があり、それは素晴らしい才能でもあるのですが、トガっている分、周囲から面倒に思われたり、自分自身でもその極端さを隠したり、抑圧したりするものです。しかし今回の新月は、あえてそのトガった個性を発揮することで成長するという位置なのです。

もちろん「極端さ」を抑えた「中庸」というバランス感覚も大切ですが、ほどほどにすれば必ず上手くいくワケでもなし。時には相手に迷惑とは思いつつ、自分を押し出した方が得るものがあり、むしろ相手も全然迷惑ではなかった……という展開もあるかもしれません。そもそもトガった個性も、その人の人生や運命に必要な個性ですから、正しく発揮すれば、得るものもあるはず。逆に「中庸」に向かって、トガった個性を殺してしまうと、良い流れも止まるという位置なので、あえて押し出す時かもしれません。

ちなみに地球も「古い伝統に挑戦する変わり者」という位置にあるので、もし問題があるなら、ありきたりな方法では解決できない印象です。ただ、今回の位置はどちらも「成功すれば救世主、失敗すれば磔(はりつけ)」という意味があるので、極端さを発揮するにしろ、変わり者として問題にあたるにしろ、しくじると目も当てられないことになるのでご注意を。自分も気をつけます……

 

・ヒューマンデザインの個人フルリーディング(120分 30000円)を受けてみませんか?

 ご希望の日時・場所についてのご相談は、

 お気軽にtakeo.ichikawa@gmail.comへご連絡ください。

【ヒューマンデザイン】夏至:波乱と静寂と

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夏至の本日は、都内某ホテルのラウンジ(写真で分かるか)でフルリーディングでした。ところが強い雨風による新幹線遅延で、西からお見えのお客様が到着できるかどうかという波乱の展開。結局、予定より1時間半遅れたものの、無事フルリーディングをお伝えできました。到着を待つ間は、一人優雅にお茶していたのですが、このラウンジがとても居心地が良く、さっきまでの雨風はなんだったのかと思うほどの静寂感でしたね。

それとはまた別に。以前から「多分こうなるんじゃないか?」と思っていた予感を裏付けるような情報が入り、やっぱりそうかと確信を深めました。それはそれで波乱含みですが、予見できているなら、たいしたショックも受けずに対応できるだろうと思っています。それがいつ現実となるかは分かりませんが、その情報を夏至の夜に受け取ったのも意味深な気がいたします……

 

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【ヒューマンデザイン】「Rave BodyGraph Circuitry」「The Many Faces of Fear」

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Human Design Americaに注文していたテキスト「Rave BodyGraph Circuitry」(39.95ドル)と「The Many Faces of Fear」(22.95ドル)が届きました。注文から約一週間で到着。 送料24.15ドル含めて計87.05ドルでした。

全97ページの「Rave BodyGraph Circuitry」は、36種類のチャネル(その人の強い個性)の解説書です。チャネルに関しては講義録「Life Force」も買ってあり、冒頭だけ訳してみたもののやや難解で、もう少し入門者向けのテキストはないかな……と思い、こちらを注文してみました。ざっと眺めたところ、各チャネルに対して約2ページずつ説明があり、これなら良さそうだなと。チャネルを束ねる回路(Circuit)や回路群(Circuit Group)とも繋げて解説しているのが売りのようで、いずれこれも全訳したいですね。

小冊子(42ページ)の「The Many Faces of Fear」は、64種類のゲートの中でも、恐怖や不安を抱えている20個のゲートの解説書です。つまり人間が抱える20種類の恐怖や不安を解き明かした一冊で、これも分量は少ないので、いつかさくっと訳しておきたいですね。訳すべきモノを山積みにしている感もありますが……(^_^;)

【夢日記】同級生、夢のまた夢、夜明け前

Dawn

昨夜の夢。僕は、見知らぬビルの中(上層階)で大学時代の同級生と会っていた。あれこれ話ながら地上へ出るべく階段を下りていったが、いったん地下階へ通じる階段まで足を踏み入れ、おっといかんと引き返し、地上へ出た。そこでまた同級生たちとどうでもいい話に興じるうち、ふと自分の姿を見下ろすと、Tシャツ1枚だけ着てパンツも履いていないではないか。カバンの中にはちゃんと下着が入っていたので、それを履こうと思ったあたりでシーンが切り替わった。

今度は、また見知らぬ旅館の大部屋に、知り合いや同級生たちと一緒にいた。どうやら昨夜はここに泊まり、またどこかへ出発するようだ。僕はさっさとカバンに荷物を詰め、出発前にとトイレに行って便器の前に立った瞬間、『いや待て、これは夢だ。夢の中でおしっこをしたら、おねしょをしてしまう。ちゃんと起きないと』と思い、目を開けた。

しかしそこから先のシーンもまだ夢だが、この時はまだ気がついていない。起きたつもりで枕元の時計を見ると「09:02」だった。いつも07:30頃に起きる自分としては、かなりの寝坊だ。あわてて雨戸を開けると、まだ外は真っ暗で、えっ?これで朝の9時?夜明け前みたいだな?と思った。布団を上げつつ部屋を見ると、掃除機が出しっぱなしになっていて、小さなゴミも散らばっている。いったん掃除をしたものの、まだ途中なのだろうか。そこから視点が屋根の上に変わり、隣家を覗くと、中学校時代の同級生が集まっていて、何か作業をやっている。向こうも自分に気づいて「久しぶりー」と声をかけてくる。彼らが何をしているかちょっと気になったが、混ざる気はせず、いったん家から出たが、やはり外は真っ暗で……07:55に目が覚めた。

ドリームブック 夢辞典(改訂増補新版)

ドリームブック 夢辞典(改訂増補新版)

 

夢の中の「ビル」は大きな可能性やチャンスを意味し、「階段を下りる」は間違った方向に行くことを意味します。「地下室」は性的エネルギー。「衣服」は自分の役割。今は大きなチャンスの中にいるので、間違った方向に(特に性的関係)に向かわないように。そうしないと自分の役割が果たせませんよと。

「旅館・ホテル」も成長のための大きな可能性。「手荷物」は必要の無い旅。「トイレ」は過去の体験の浄化。このシーンも、今は大きな可能性の中にあるので、どこかへ出発する必要はないし、その前に感情の浄化をしておきなさいよと。

そして「夢の中の夢」は、夢の状態にもっと気づくようにとの知らせ。「夜明け」は始まりであり覚醒ですが、夜明け前ってことは、まだ始まるタイミングじゃないんでしょうね。「掃除機」も感情の浄化。「屋根」は保護。まだ屋根から下りるな、屋根の下で起きていることには関わるなってことかなと。その前にやはり感情の浄化が必要と。

結局あれこれ出てきましたが、総じてメッセージは「時期尚早」「その前に感情を癒せ」って感じですね。 まあ来年の小惑星キロンリターンまでは、屋根に上がったままでいるとしましょうか。

【Whisky】ブラックニッカ ブレンダーズスピリット

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父の日なので、酒好きの父親に「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」を贈りました。昨年発売されて即完売し、今年になって再版されたもの(初回のBottled in 2016ではなくAnniversaryと記してある)。ウイスキー通によると多少香りや味の違いがあるようですが、まあ自分の嗅覚・味覚では分からないでしょうし、違いはあるにしても、なかなか評判も良さそうだったし、値段も手頃だったので。

早速、父親が開栓したので、シングル一杯だけ貰ってロックで今飲んでます(結局、自分が味見したかったっていう……(^_^)