※2024年12月17日~18日 博多にてリーディング募集中です。(大阪満席)
明日11月16日06:29、牡牛座満月となります。今回の月と地球の位置は、23番ゲート「同化・解体」「噛み砕いてわかりやすく説明する」にあります。一方、太陽は、43番ゲート「自己洞察・ブレイクスルー」にあり、この地球・太陽軸で43-23「構築」「自分の考えを噛み砕いて説明する」チャネルになっています。この力をまるまる受け取っている人は、一時的に説明能力が下りてきますが、23番か43番ゲートだけ持っている人は、逆にそこがやりにくく、自分の考えを上手く説明できず、周囲から『ちょっとナニ言ってるかわからない』奇人変人だと思われるでしょう。



「Rave I'Ching(レイヴ易経)」を見ると、青字の説明文がついているラインがありますが、その説明文は、人生を通じて成長した結果であり、生まれてすぐにそのラインの内容として発揮されるわけではありません。たとえば今現在、ノースノードがある17番ゲート「意見・従う」は、2番、3番、5番、6番ラインに青字がありますが、その4つのラインには伸びしろがあるし、成長させる必要があるという意味です。逆に17番ゲートの1番と4番ラインは、生まれ持った性質であり、最初からそのように発揮されます。
それで言うと、今回の満月である23番ゲート「同化・解体」は、1番から6番ラインまで、すべて青字の説明文が付けられています。つまり、噛み砕いて説明する力というものは、先天的に身についたものではなく、後天的に成長させるものだという話です。
ところが逆に、太陽が入っている43番ゲート「自己洞察・ブレイクスルー」は、1番から6番ラインまで、まったく青字の説明文がありません。となると、ここで言う自己洞察能力は、すべて先天的に生まれ持った能力だということです。よく「地頭(じあたま)が良い」なんて言い方をしますが、それはこの43番ゲートなのかもしれません。生まれつき頭が良いんですよ。ただし、その「地頭の良さ」を噛み砕いて発揮しようとするなら、それは後天的に23番ゲートで鍛える必要があるんですね。

今回の満月では、43番ゲートの「地頭の良さ」を、6番ラインで模範的に、23番ゲートから噛み砕いて相手に伝えられるかどうかがポイントですね。あるいは、前々から考えていたことを、ようやく言葉に出来て、伝えられるのかもしれません。それもスパっと効率的に、短い言葉で伝えられると一番良いですね。43-23「構築」は、効率的に説明するチャネルでもあるので、ゴチャゴチャ面倒な言い方はしないでしょう。
ちょうど数日前、「Incarnation Crosses by Profile」の43番ゲートの講義部分を翻訳していたのですが、この43-23「構築」を持っている創始者ラーがこんな話をしていました。
私は皆さんに、私が朝食を作る姿をお見せしたいですよ。地球上で私以上に速く、卵2個、トースト、そしてコーヒーを作り、片付け、食べ終える人はいないと自負しています。その作業は通常、10分以内で終わり、すべてが計画通りです。卵の状態がトーストが跳ね上がるタイミングにぴったり合うように把握しており、トーストにバターを塗り、フライパンを洗うのにかかる時間も正確に計算しています。43-23「構築」は、奇妙なほど正確ですし、私はその作業を、まるで芸術のように極めています。多くの人が食事を終えるのに30分かけるところ、私は少ないエネルギーで圧縮された手順を使って同じことを成し遂げ、20分の余暇を手に入れるのです。
いや、僕も43-23「構築」持ちですが、たしかにこういうことをするんですよ。どのリーディングレポートを作るにしても、3~4時間で終わるように準備していますし、その作業が午前中に終われば、午後から遊びに行ける、というのも43-23「構築」チャネルの効率性なんでしょうね。
しかし今回の満月では、金星とノースノードによって18-58「判断」「社会的な間違いを訂正する完璧主義」チャネルもつながっています。この力に悪い意味で引っ張られ過ぎると、社会ではなく誰か個人を、重箱の隅をつつくように糾弾したものの、自分の考えは上手く説明できず、奇人変人扱いされてしまうでしょう。
特に今現在、ノースノードは18.2「末期的な病」にあり、金星は58.2「変態」にあります。このつながりですと、社会的な間違いを目にしても、それはもう末期的な病で助からないから放置しておき、それが腐っていくさまを2番ラインとして引き籠もって見守り、それを楽しむ変態、という組み合わせになります。そういった条件付けが今現在、世の中全体に下りているわけですから、政治や国家が腐ろうが、会社や組織が腐ろうが、もうみんな腐って、いったん滅んでしまえというムードになっているのかもしれませんね。
そして6月30日から逆行に入っていた土星が、今日から順行に戻っていきます。土星は6月30日時点では、22番ゲート「開放性・優雅」にありましたが、今はひとつ前の63番ゲート「疑う・完成の後」へ戻っています。つまりこの4ヶ月半で、自分の感情を生のまま出さず、多少抑えて、優雅に出すにはどうしたらいいか、考え直す時期だったわけです。もうその答えは、6月時点で頭の中で完成していたとしても『まだ何かやれることがあるんじゃないか』と、完成した答えを疑うわけですね。
土星が22番ゲート「開放性・優雅」に戻るのは、来年2025年1月28日09:59です。それまではまだ、自分の論理的な考えや、将来に向けた答えを練り直し、吟味する時期が続くでしょう。今回の満月で、43-23「構築」チャネルから革新的(イノベーティヴ)な答えが出てきたとしても、それを感情として伝えるのも、来年1月28日以降かもしれませんね。それまではまだ、23番ゲートでどうやって説明するかという鍛錬も必要になるでしょう。
43-23「構築」は、ある意味「コロンブスの卵」的な発想を出してくるので、今回の満月で『その手があった!』のようなヒラメキが下りてきたら、それがもしかしたら43番ゲートによる、人生の「ブレイクスルー(突破、打破)」につながるかもしれませんね。
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