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作家 ヒューマンデザイン・システム認定プレアナリスト+LYDガイド 市川丈夫のBlog

「悩みを聴く技術 ディープ・リスニング入門」

悩みを聴く技術―ディープ・リスニング入門

悩みを聴く技術―ディープ・リスニング入門

 

ジェローム・リスの「悩みを聴く技術」を読了。相手の悩みから、心の奥にある真因を探り、癒す、聴き方マニュアルです。これからヒューマンデザインのリーディングで、人の話を聞く機会も増えるだろうし、いろいろ知っておこうと。

特に気になったのは、「相手にダメージを与える12の聴き方」。会話の中でついつい行ってしまう、コミュニケーションの失敗例がためになりました。以下、列挙してみると……

1.「こうしたら?」と、問題を深く掘り下げずに早すぎるアドバイスをする。

2.「私の場合はね……」と自分の経験が役に立つと思い過ぎる。

3.「それってこういうことでしょ」と相手の話を遮る。

4.「私も同じ経験をしたから分かるの」と見当違いの共感をする。

5.「あなた嫉妬してるんでしょ?」など、相手を侮辱するような解釈をする。

6.「考え過ぎよ」と、相手が度を超しているように告げる。

7.「その話、前にも聞いたよ」とイライラして、その原因を探ろうとしない。

8.「あなたがおかしいよ」と、独断的に善悪を判断する。

9.「もっと大人になりなよ」と、価値観を押しつける。

10.「普通の人はそんな風に考えないよ」と、相手の自尊心を傷つける。

11.「だったら世捨て人にでもなりなよ」と、皮肉を言う。

12.(泣くなんて……怖いなあこの人)と、相手の感情に恐怖する。

いくつかは重複する内容にも思えますが、たしかに悩んでいる時に言われたくないセリフのオンパレードですね。心理カウンセリングの資格取得に最も向かない人は、「私も昔、同じような経験をした。だから私も役に立てる」と思っている人だそうで、自分が治った実体験があると、それがマニュアルを拒否するんだとか。治った実体験が潜在意識にまで刷り込まれ、それを優先することもある模様。

他にも、相手が安心できる空間を用意し、ゆっくりと会話のギアを入れ、自分は会話の舞台には上がらないよう努める……と云うあたりも参考に。身近なところでも役立つ、実践的な内容でした。