
本日8月20日17:58、逆行中の冥王星が60番ゲート「受容・制限」に戻りました。冥王星は、2021年3月から断続的に60番ゲートに入っていましたが、今回の周期では最後の滞在となります(次は約250年後)。昨日も書きましたが、約400年間続いた「計画のクロス」時代も残り1年半となった時点で、冥王星がこの位置に戻ってきた意味を考察してみたいと思います。
2021年3月17日~2021年6月11日 冥王星60番ゲート「制限」(約3ヶ月)
2022年1月14日~2022年9月5日 冥王星60番ゲート「制限」(約8ヶ月)
2022年11月10日~2024年4月12日 冥王星60番ゲート「制限」(約1年5ヶ月)
2024年5月24日~2025年1月30日 冥王星60番ゲート「制限」(約8ヶ月)
2025年8月20日~2025年12月5日 冥王星60番ゲート「制限」(約3ヶ月)
2021年3月は、まだコロナ禍真っ只中でしたが、あの頃から個人的な「限界や壁」にぶつかってきた人は、その「限界や壁」を受け容れたでしょうか? 良い意味で『これ以上は無理だな』とあきらめてしまえば、もうその限界は問題ではなくなったでしょう。わざわざ「限界や壁」にぶつからずに、迂回路を選ぶことで、新たな道に進めば、その限界を超越したのではないでしょうか。
特に御自分のデザインに3番ゲート「秩序・産みの苦しみ」だけお持ちの方は、3-60「突然変異」チャネルとしてつながり、急に状況が変わったり、逆になかなか状況が変わらなかったりして悶々とした時期もあったかもしれません。そのような時期がまた来ますので、突然変異や制限を拒否して憂鬱にならないよう、ご注意ください。
冥王星は昨年から41番ゲート「収縮・減損」にも入っています。このゲートは想像力(イマジネーション)のゲートですから、上手く活用すれば『限界や壁があるなら、別の道を行けばいい』とばかりに、その限界を超越できたでしょう。
しかし悪くすると、その想像力が妄想化してしまい『この限界をこうすれば突破できるんじゃないか』と思い込み、ひたすら壁にぶつかり続けてきた人もいるかもしれません。特に今年1月30日から、冥王星はずっと41番ゲートにありましたので、この7ヶ月間、ああでもない、こうでもないと自分の「限界」と格闘してきた人もいるかもですね。
しかし今日から12月5日までの、冥王星「制限」最終期間は、そのようにいまだに自分の「限界」を受け容れない人たちに対して『お前、いい加減にあきらめろよ』とばかりに、再び壁として立ちはだるでしょう。もう41番ゲートの妄想力はありませんから、いきなり現実を突きつけられるようなものですね。やはり人間、何でもできるわけではありませんし、個人個人それぞれの限界があります。それもまた個性ですし、それを受け容れないということは、自分自身を受け容れていない、愛せていないということですね。
また「計画のクロス」最後の1年半として考えると、まずいったん自分の「制限」を受け容れたうえで、来るべき新時代に備えて、余計な仕事や人間関係を減らす(剪定する)時期にあるかと思います。自分の限界を受け容れもせず、余計なものを抱えたまま新時代を迎えたら、その変化にてんやわんやになって、身軽に適応できないでしょう。
またノード環境的に言えば、11月3日までは「平凡な日常を優雅に過ごす」「過去の人生経験の意味を実感する」時期です。しかしこれも悪くすると「私がつまらない人生を送っているのは、いったい誰のせいなんだ?」という責任論に走りがちです。
そこで冥王星は『いや、お前が人生をつまらなく感じているのは、お前自身が自分の限界を受け容れていないからだよ』『もう無理な仕事や人間関係なのに、まだ続けようとしているからだよ』とメッセージを送っているようにも感じます。
こういった解釈を基にして、ちょっと皆さんの周囲で、まだ自分の限界を受け容れていない人がいるかどうか、観察してみてください。もしかしたらその人たちは、今日から12月5日までの間に、冥王星によって再び(いや5度目として)壁にぶつかるかもしれません。そして12月5日を過ぎてなお、自分の「限界」を受け容れないなら、無理を抱えたまま、引き続き41番ゲートの「妄想」の世界に引きずり込まれ、新時代に突入してしまうでしょう。不健康なNot Selfの人ほど、星の影響に振り回されますから、わかりやすい形で表れると思いますよ……
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