今日はZoomにて、昨年からのお客様(海外在住)、2/4感情ピュア・ジェネレイターさんにウラヌス・オポジション(天王星半回帰、43歳の転機)をお伝えしました。
ご年齢的にはすでに50代に入り、今年1月にもすでに小惑星キロン・リターン(50歳の転機)はお伝えしてあるのですが、2/4として一番重要な時期はウラヌス期であり、40代を振り返りながら、50代も含めて統合的に分析してくださいというご要望でした。
そもそも今日の方は、精神世界の第1クォーター生まれでしたので、43歳のウラヌス期には本来の自分を取り戻し、精神世界に入っていくイニシエーション(通過儀礼)(大概はネガティヴな事件)があってもおかしくなかったでしょう。
そしてウラヌス期にも、同じく精神世界の第1クォーターの「適合(Alignment)のクロス」の6/2が入っていました。これは、予期せぬ事態が起きるけれど、その変化に適合して上手く乗りきるというクロスです。そしてメインテーマは、27番ゲート「お世話・養育」でしたので、予期せぬ子供や若者のお世話をすることになるけれど、その予期せぬ事態を乗り切ることがテーマだったわけです。
実際、今日の方は、ウラヌスの3.5年前ゾーンに入った直後に娘さんをご出産になりました。お子さんを持つこと自体は、前々から望んでいたそうですが、娘さんは3/5感情マニフェスターで、お母さん御本人とはかなり違うデザインです。同じ感情権威ではありますが、お母さんは部族的な感情の波(爆発型)ですし、娘さんは個人的な感情の波(急に上下する)なので、感情の表れ方も違うでしょう。もちろん3番ラインとして反抗的ですし、反抗されたくない4番ラインとしては心が折れそうだったかもしれません。つまり、事前に予想していたようなお子さんではなかった、というのが「予期せぬ事態」だったのではないでしょうか。
そして他のご家庭を見れば、仲良く暮らしている親子もいますし『私の育児が悪かったのかしら』『私のせいかしら』という疑問にも囚われたそうですが、それも昨年末にファミリー・リーディングをした際にお伝えしたように、お母さんのせいではありませんし、子育てを間違えたわけでもないのです。ただ、自分とは違う娘さんが生まれただけであり、その違いや個性に気づかなかったというだけのお話です。
そしてこの『他のお宅は仲良くしているのに、どうしてうちだけ(私だけ)こんな目に遭うんだろう?』というのがイニシエーション(通過儀礼)だったのでしょう。
27番ゲート「お世話」の6/2は、6番ラインとして模範的な養育を目指します。模範的な養育とは『子供は一人一人違うのだから、その子に合った養育をしたり、その子に合った道へ導いてあげる』のだそうです。今現在も娘さんは、お母さんが提示した進路には従ってくれないようですが、そのように反抗して、いったん間違った道に進むのも、ある意味、3番ラインとしては正しい道なのかもしれません。
今日の方も、ウラヌス期の6番ラインが50代になって発揮されるとすれば、ようやくこの50代になって楽観主義が芽生え、娘さんに対しても『じゃあ、あんたの行きたい道を行きなさい。お母さんはその道が間違っていると思うけど、死ぬわけじゃないし、あなた自身も間違えたと気づいたら戻ってくればいいから』と達観して見守るぐらいでもいいかもしれませんね。娘さんもライトアングルの3/5ですから、間違えるために生まれて来たわけですし、いったん痛い目に遭った方が学びにもなるでしょう。そのように、想定外のお子さんに合わせる(適合する)ことも、その時期のテーマだったでしょう。
そしてこの「人は、一人一人違う」「たとえ自分の子供でも、違う人間である」「正しい導きが拒絶されることもある」「間違えるために生まれてきた人もいる」という学びが、そのままお母さん御本人のマインド(思考)を変えるキッカケになり、さらに言えば50代以降のキロン期で、精神世界の活動をするための軸になるかと思います。
今日の方も、精神世界的な活動はしてみたいそうですが、方向性のGセンターが未定義のせいか、どのように自分を方向付ければいいのか、漠然としていたようです。
しかしそこに娘さんが『じゃあママ、私を練習台にして、人を導くことを学んでみて。世の中にはいろんな人がいるよ。私が本当の「個性」というものを教えてあげるから』と生まれて来たのではないでしょうか。言うなれば、娘さんそのものがイニシエーション(通過儀礼)であり、ショックを伴う経験だったと。そして40代の厄介な育児経験を通して、50代では、より若いママさんたちの育児サポートができるでしょうし、それが精神世界活動の自分軸になるかと思います。そうして振り返ってみると『ああ、自分とは全然違う娘が生まれてくれて良かったな』『いい勉強になったな』と感謝できるでしょう。最初はネガティヴな経験だと思ったのに、後々になったらラッキーな経験だった、それによって人生ステージが変わった……というのがイニシエーションですからね。
もちろん今日の方も、お子さんを産む前から「人は一人一人違う」「子供が生まれたらその個性を尊重してあげよう」ぐらいのことは思っていたそうですが、実際の娘さんがその想定を越えてきたと(笑)。それがまさに「予期せぬ事態」だったのでしょう。それでも一応、母親として我を通すのではなく、お子さんに合わせてきたのは、一種の「適合」だったかなと。むしろお母さんのGセンターが未定義だったからこそ、娘さんに押しつけるアイデンティティも薄く、娘さんのアイデンティティを尊重できたのでしょう。
であれば、これからキロン期に出会うはずの、精神世界のお客様に対しても、自分の我を通すこと無く、相手の個性やアイデンティティを受け容れて、それに沿った導きをお伝えできるのではないでしょうか。
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