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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ「自発的隷従論」

自発的隷従論 (ちくま学芸文庫)
 

久しぶりに一般的な読書。16世紀フランスの法官ラ・ボエシによって書かれた「自発的隷従論」を購入。一人の圧制者の下に、なぜ多くの人々が従ってしまうのかという問題を、圧政側の原因はもちろん、民衆側も隷従することが習慣として身についてしまい、その状況を受け容れていると解いている。しかし結局、圧制者にしろ、その取り巻きにしろ、ロクな人生にはならないという「天罰」的なまとめ。

なぜ本書を読んだかと言えば、人類の70%であるジェネレイターという働き者タイプは自己価値が低いため、不健康(Not Self)になってしまうと『私も、誰かのために働けば、自己価値が上がる』と思い込む場合があるそうな。その不健康さから、誰かにこき使われたとしても『でも、これも誰かのためになるから』と信じ込んでしまえば、こういった自発的隷従状態に陥ってしまうのではないか……と思ったので。

そしてジェネレイター以外の、非労働的な3タイプ……マニフェスタープロジェクターリフレクターにしても、働くことに憧れてしまうと、誰かのために働いたり、隷従を受け容れてしまうのではないかと。となると「隷従」という問題は、すべてのタイプに共通する病かもしれないなあと思ったり。まだ今の人類(ホモ・サピエンス)は、隷従から脱する域に達していないが、2027年以降に生まれてくる人々(レイヴ)は、そういった隷従などまったく受け容れないだろう。いずれ「自発的隷従」なんぞ、古い時代の悪しき習慣として葬られる日が来るのではないか……

【日常】久しぶりに深川

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今日は、少し暑さが和らいだので、久しぶりに深川の富岡八幡宮にお参りして来ました。この界隈、2017年末に殺人事件があって以来、なんとなく嫌だなあと足が遠のいていましたが、今週末は北海道に基礎講座LYDに行くので、道中の無事をお願いしようと。 

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そのまま、いつもの流れで深川不動にもお参りしましたが、こちらもコロナの影響で、いつの間にか本堂への入場制限がかかっていました。昔は、入りたい時にさっと本堂に入れて、お参りしてからクリスタルの通路をくぐるのが自分のルーティーンだったのですが、もはやそれも無理な状況なんですねえ。

そしてさらに以前のルーティーンであった、近くのカフェデザールPicoで、2年ぶりぐらいにお昼を食べようと思ったら、今日から設備修理のため臨時休業でした。まあ、タイミングも悪かったし、もうこの界隈には来なくて良いんだろうなと。

2017年頃までは、自分もまだヒマだったし、この界隈を週に一度はぶらぶらして、Picoでコーヒーを飲んで帰るというのがお決まりでした。しかしさすがにキロンリターンを迎えた2018年以降は忙しく、深川にも滅多に来なくなりました。言ってみれば、2017年以前は、自分も人生の屋根の上でノンビリしていた頃でしたが、もはやその時代も終わり、屋根から下りて忙しくなった以上は、もうこの界隈とは波長が合わなくなったのかもしれませんね。そう考えると、2017年末に殺人事件があったのも、ある意味『もうこのあたりには来なくていいよ』というサインだったような気もします。いずれにしろ、ああ、もうノンキな40代は終わったか……と再確認しましたね。 

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結局、お昼は門前仲町駅のサブウェイでささっと済ませ、その後、電車とバスを乗り継いで新浦安へ。文庫本を一冊買って、オリエンタルホテルのラウンジでひと休みしながら読書タイムです。まあ、40代の生活は終わったものの、50代の生活も楽しんではいるので、これはこれで良しとしましょう。

【ヒューマンデザイン】「The Design of Human Sexuality」「Sex and The Generator」

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引き続き夏休み中。まだまだ仕事はしないぞと思っていたのに、Jovian Archiveから『新しい講義録が出たよ、今ならセットで安いよ』というメールが来たので、ついついエゴ(僕自身の権威)が反応してしまいました。

今回、購入したのは「The Design of Human Sexuality(人間の性的嗜好のデザイン)」という講義録。動画、音声、文字起こしされた英文テキストと揃って合計334ドルが、今なら197ドルだそうです。「セクシャリティ・マニュアル」というタイトルのテキストも販売されていますが、それと同じ内容で、タイトルを変えて電子テキスト化したものです。ざっと見てみると、全11回の講義で、プロファイル毎の性的嗜好や感情の波について、また個人性・部族性・集合体ごとの「性とお世話」について創始者ラーが語っています。英文テキストは、全249ページとなかなかのボリュームですが、なかなか面白そうなので、近いうちに取り組みたいと思います。「セクシャリティ・マニュアル」は、すでに翻訳された方がいて、日本語テキスト化もされているのですが、もう配布されないようだし、これも自分で用意するしかないですね。 

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また、今なら「The Design of Human Sexuality」に「Sex and The Generator」という音声ファイルが付いてきます。こちらは一時間弱の講義録。早くもGoogleドキュメントで文字起こししてみましたが、タイトルで言うほどセックス寄りの内容ではないです。むしろ、すでに翻訳した「ジェネレイターブック」の超ダイジェスト版みたいな内容だったので、こちらはわざわざ訳さなくてもいいかなと思っています。

 

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【ヒューマンデザイン】獅子座新月:宿命を受け容れて関わる

※8月いっぱい夏期休暇に入ります。

明日8月19日11:42、獅子座新月となります。今回の月と太陽、さらに水星も重なっている位置は29番ゲート「仙骨が反応したものごとに関わる」です。ここは、人間関係であろうと仕事であろうと、自分の肉体が反応しているものに関わろうという位置です。当然マインド(思考)は『止めた方がいいんじゃないの?』とか言いますが、身体がYESと言っているんだから、どうなるか分からないけど、覚悟して関わる位置なのです。

しかし今回の新月を細かく見ると29.3▲「ものごとを評価して、むしろ関わらない」29.3▼「警戒しすぎて関わらない」となります。あの人とつき合おうとか、あの仕事をやろうという覚悟は、なかなか決まらないものです。この位置は、本当に関わるべきなのか、自分の肉体反応をよく確かめて、いったんブレーキをかける位置なんですね。

いつも書いていますが、こういった星の影響に引っ張られると、本来の自分から外れてしまいます。となると、今回の新月に引っ張られたら、本当は関わるべきものなのに、自分の肉体反応を無視して、関わろうとしないでしょう。

ところが水星だけは、ひとつラインがずれて29.4「たとえ難しいことでも、シンプルに関わる」にあります。ここは「あまりに単純に関わって、他の人たちから怒られる」レベルです。つまり水星側に引っ張られれば、逆に、関わらなくていい難問にまで、はいはいと言って関わってしまうわけです。特にこのゲートが不健康に作用すると、何でもかんでも、覚悟も無しに関わってしまうので、注意が必要です。 

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一方、新月の真反対にある地球は30番ゲート「希望と絶望」にあります。ここは感情的なゲートですが「むしろ関わらない」と組み合わされば『どうせあの人とつき合ってもダメだから関わらないようにしよう』とか『どうせあの仕事をやっても上手くいかないから関わらないでおこう』というネガティヴな絶望になるでしょう。

また30番ゲートは「宿命を受け容れる」位置でもあります。人間関係にしろ仕事にしろ、それに関わることが宿命のように感じることってありますよね。結局この人とつき合うんだとか、結局この仕事をやるんだ、みたいな。しかし感情的に、その宿命を受け容れられない可能性もあります。でも宿命ですから、どうやっても受け容れるしかない。でも受け容れたくない……それはもう逃げ場の無い絶望に追い詰められますよね。

まあ、こういった影響が下りて来ても、本来の自分らしく生きていれば、たいした影響は受けずに済むはずです。正しい関わりを拒否したり、何でもはいはいと言って関わったり、自分の宿命に絶望することもなく、自分らしい決断方法で、正しく相手に関わったり、宿命を受け容れられるのではないでしょうか。

 

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【夢日記】グリーンピース、警察官と犯罪者、逃げたブタ

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8月14日夜の夢。僕は名古屋にいて、(自分が大嫌いな)グリーンピースの沢山入ったカレーライスを食べていた。近くに誰か女性がいて、僕はその人に『あなたの年代の人、多いんですよ』『断るところまで言わないとだめだよ』と言ったことだけ覚えている。夢の中の「緑」は、成長。嫌いなモノや、苦いモノを食べることで成長できると。

8月15日夜の夢。僕は総武線に乗って、これからリーディングに向かうところだった。車内は混んでいたので、僕は立っていたが、ものすごく眠くて、うつらうつらしていた。夢の中の「列車」は、組織内の仕事の進路。「眠る」は、挑戦する意欲の欠如。まあ、組織内の仕事はやる気が無いってことですね。

Policeman

8月16日夜の夢。僕は、警察官という設定だった。すると目の前に、見知らぬ男性が現れた。その人も警察官だが、同時に犯罪者なのだという。その男性は、自分の罪を認めて僕に頭を下げ、他の警察官に連れて行かれた。その途端、僕はホッとして、その場に座り込んだ。周囲の人たちから、この事件についてどう思うか聞かれたが、僕は『詳しいことは知りませんよ。それはあの人の人生ですから』と言った。

そこでシーンが切り替わり、いつの間にか僕は、日本家屋の三階くらいから、下の様子を眺めていた。地上には、沢山の人たちが集まり『ブタが逃げた』と騒いでいる。ふと振り返ると、部屋には、三杯分の蕎麦があった。それを下にいる人たちに持っていこうかと思ったが、知らない間に、その一杯を僕は食べてしまっていた。

夢の中の「警察官」は、助けてくれる人。「犯罪者」は、自分を偽ったり、恐怖心に縛られている人。実際そういう人がいたら『自分を偽っても、それはあなたの人生に跳ね返ってくるから』と思うでしょうね。「ブタ」は、貪欲さを表し、分け合うことを拒否すること。そういう人が、さんざんお金やモノをかき集めて逃げ出すのかもしれません。そして人々がパニックに陥ると。でも僕も、分け与えるつもりだった蕎麦を食べてしまっていた。それとも、他人にお蕎麦をあげる前に、まず自分でお蕎麦を食べて、お世話する準備を整えなさいということですかね。やれやれ。  

ドリームブック 夢辞典(改訂増補新版)

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【ヒューマンデザイン】天王星逆行:個人的思考の見直し

Thinking

※8月いっぱい夏期休暇に入ります。

おかげさまで、ようやく夏休みに入りました。昨日今日は、久しぶりに趣味仲間と会い、仕事と関係無い話ばかりして、心身ともに休養モードに切り替えつつあります。まあ、そうは言っても、引き続き仕事の連絡も入ってきておりますし、 星々にも大きな動きがあり、のんびりお気楽なムードでもないんですよね。

そんな今日、8月15日夜から、天王星が逆行に入ります。天王星は、今年5月14日から24番ゲート「くりかえし考える」に入っていました。ここは、神秘的な答えを得る位置です。神秘的なことは、ぱっと答えを出すのではなく、何度も何度もくり返し考えることが必要だよという位置です。またここは「自分には何が必要で、何が不必要なのか」「自分には何が理解できて、何が理解できないのか」を理解する位置でもあります。世の中には、神秘的なことや、難解なことが沢山ありますが、それを全部理解する必要はありません。自分に必要なことや、自分に理解できることだけ知れば良いのです。逆に、自分に不必要なことや、自分には理解できないものを知ることも智慧になります。それもまた、ぱっと答えを出さず、何度も考える必要があるワケです。

そして天王星は、ヒューマンデザインでは「超越」の星と言われています。たとえ自分に不必要なものであっても、それを無理して抱え込むことはありません。また自分に理解できないことがあっても、無理に理解しようとすることもありません。ただ『ああ、これは自分には要らないんだな』『これは自分には分からないものなんだな』と、自分の制限を受け容れることで、その問題を超越できます。問題に対して正面からぶつかるのではなく、受け容れることで飛び越えられるんですね。

今日から逆行する天王星は、11月28日04:10まで24番ゲート「くりかえし考える」にあるので、自分の思考的な制限を超越できるかどうかという、見直しが始まるのではないでしょうか。ある意味、ガンコさや、頭のカタさを和らげていくようなイメージですかね。

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またこの反対側である61番ゲート「神秘的な音」には、今現在、冥王星が入っており、こちらも逆行中です。つまりこのチャネルに関しては、どちらのゲートに入っている星も逆行になるわけですから、とても個人的なことを考え直す時期ではないかと思います。

しかしここは個人的な思考ですから、他人からは『えっ、そんな風に思うの?』と驚かれるような、独特なものになるでしょう。または『私には、これが必要ですけど、これは必要ありません』『私は、これは理解できますけど、これは理解できません』という最終的な答えも、独特になるはずです。それについても、周囲からは『えっ、それが要るの?』『それは要らないの?』『それは理解できるの?』『それは理解できないの?』と不思議がられる感じですかね。

冥王星は、先に10月4日に順行に戻ります。つまり、このチャネル全体が逆行するのは、10月4日までですから、仕事にしろ趣味にしろ人間関係にしろ、自分に必要なもの、不必要なもの、理解できるもの、理解できないものの見極めも、10月4日までに整理しておきたいところですね。

 

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【ヒューマンデザイン】ルールを書き換える時

Trumpet of God's Judgement

※8月いっぱい夏期休暇に入ります。

本日8月13日13:27から、逆行中の木星54.4「アルファオメガ」「光にして闇であり、始まりにして終わりである」に戻りました。この位置は、384のラインの中でも、最も神秘的な位置とされており、社会的立場が変容する際の、ターニングポイントを意味しています。 すでに木星は順行に戻るためのブレーキがかかっているので、その動きも遅く「アルファオメガ」には、じっくりと8月26日02:24まで滞在します。

そして木星は、9月13日に順行に戻った後、再び10月1日14:43に54.4「アルファオメガ」に入り、10月13日23:12まで滞在します。つまり9月の前後に2回、木星「アルファオメガ」期があるということです。ある意味、8月後半と10月前半は、神秘的な立場の変化があってもおかしくない時期ですね。

基本的にこの位置は『社会的立場を変えたい』という野心的な位置ですし、キャリアアップ(平社員から社長へ)や、結婚(独身から既婚者へ)につながる位置でもあります。もちろん、それが裏目に出れば、キャリアダウン(社長から平社員へ)にもなりますし、離婚(既婚者から独身者へ)にもなるでしょう。

2015~2016年頃から、冥王星がこの位置に入り、不健康な人たちは、その野心的なエネルギーに引っ張られ、心の奥底の野望を剥き出しにしてきたかと思います。しかし昨年2019年2月には、土星がこの位置に入り、その野心が正しい大望なのか、それとも単なる欲望なのかという判断(裁き)が始まりました。皆さんの周囲でも、ここ5年ぐらいで野心に引っ張られた人いませんか? そしてその野心のせいで、痛い目に遭っている人はいないでしょうか?

そして今度は、この神秘的な54.4「アルファオメガ」木星が入ります。ヒューマンデザインでの木星は、人生のルールを表す星です。そして木星は、太陽の周囲を12年間で一周するため、12年ごとにそのルールを見直すと言われています。つまり今は、野望を見直す時期なのですが、その見直しによって、状況が「光にもなり闇にもなり」「始まりにもなり終わりにもなる」のでしょう。これがどのように表れるかは分かりませんが、僕個人としては、非常に注目している時期なのです。

ちなみに木星は、今年2月21日22:21~2月26日18:58まで、5日間だけ「アルファオメガ」を通過していました。この時期、何があったか振り返って見ると、これからの8月後半と、10月前半のテーマが見えてくるかもしれませんね。

 

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