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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】勉強会:部族で稼ぎ、部族を守る

※2022年11月11日~15日 長野・金沢でリーディング募集中です。

※2022年11月19日~21日 仙台にてリーディング募集中です。

今日も、月例のオンライン勉強会でした。7月から計8回にわたって、36種類のチャネルと64種類のゲートについて意見を交換してきましたが、これにて最終回です。

まず今日は、部族のビジネスに関するチャネル3本から。昔は、家族でご商売をする人が大半だったでしょうし、今でも家族経営の会社やお店は大勢あります。大企業でも、派閥や部門という社内部族がありますし、女性社員の仲良しグループなども部族的かもしれません。部族的なビジネスには、ボスを頂点とした階層構造(ヒエラルキー)があり、身内をえこひいきしたり、コネが使われることもよくあります。またボスが昇進すれば、部下も一緒に昇進しますし、そのおこぼれに預かろうと、コバンザメのように上司にひっつく、なんてこともありますよね。

その部族的なビジネスの根っこにあるのが54-32「社会的立場を変容させようとする」チャネルです。ここはまず54番ゲート「平社員」から始まります。「平社員」には上昇志向があり「俺もいつか社長になるぜ!」という野心があります。また女性であれば、金持ちの男性と結婚して玉の輿に乗ろうとするでしょう。昇進するにしても、結婚するにしても、社会的立場(ステータス)を上げたいのです。しかし反対側の32番ゲート「財務部長」的な才能……成り上がるために何にお金を使えばいいのかが分からなければ、失脚したり、降格したり、離婚させられてしまいます。歴史的に見ても、身分の低い地位から成り上がった人物……カエサルにしろナポレオンにしろ豊臣秀吉にしろ、みんな天下を取ったものの、その政権は短命なんですよね。急上昇するし、急降下もする。だから、何にお金を使えばいいのか、その鑑定眼が必要になってくるのです。

さらにその先には44番ゲート「人事部長」と26番ゲート「宣伝部長」があります。44番ゲート「人事部長」は直感的に、誰と仕事をしたら上手くいくか見抜きます。26番ゲート「宣伝部長」は、嘘とハッタリを使って、自分の商品の良いところを大きく見せ、都合の悪いところは隠します。いわゆる情報操作をするんですね。この2つがつながると44-26「嘘とハッタリを駆使して、要領よく稼ぐ」「接待ゴルフに行ってる宣伝部長」というチャネルになります。この44-26チャネルは、口車でモノを売り、要領よく大金を稼ぎます。それは周囲から嫉妬されるほどなので、他の社員とは離れていた方が無難です。また意志力が定義されるため、大金を動かす度胸の良さもあります。いわゆる「鼻が効く」ため、株や投資をしている人も多い印象です。ただ、嘘やハッタリが大きくなり過ぎると、誇大広告になりますから、罰せられる可能性もあるでしょう。

そして部族ビジネスの頂点が21-45「誰にも干渉されずに働きたい」チャネルです。ここは「マネー」という名前がついているため、単純にお金が稼げるとか、金運が良いチャネルだと勘違いされていますが、お金は二次的なテーマに過ぎません。最も大事なのは「誰にも干渉されたくない」という働き方なのです。ここは現場を取り仕切る21番ゲート「店長」「社長」と、不労所得で暮らす45番ゲート「オーナー」「会長」「部族の王様/女王様」のゲートで出来ています。この21-45チャネルは、それぞれのゲートを2人で持ち寄って、お互いの役職をこなす方が良いと言われています。実際「現場の店長」と「オーナー」を両方やるのって大変ですからね。ただし2人で分担するにしても、店長は経営に口を出さず、オーナーは現場に口を出さないことが重要です。お金絡みで揉めると大変ですからね。

そして最後に残ったのが、部族の防衛回路です。部族を守るとは、誰かから新しい遺伝子をもらって子供を作り、その子供を栄養的にちゃんと育てていくことです。それによって子々孫々まで部族が続き、守られていくわけです。そしてここには仙骨があるため、セックスで満足感が得られますし、子供を満腹にしてあげても満足感が得られるでしょう。

まず子供作りの方は59-6「相手のオーラを突き破って、性的に親密になる」チャネルの仕事です。この59-6チャネルの持ち主は、人なつっこい人が多い印象ですね。僕なんか、マニフェスターの反発するオーラがあり、6番ラインのよそよそしさと、2番ラインの内気さがあるから、あまり人は寄ってこないはずなんですが、この59-6チャネルの人は僕のオーラも気にせず「こんちはっ」と入って来る感じです。だからといって「おっ、じゃあ俺に気があるのか?」と思うと、そうとは限りません。相手と仲良くなるために、いったん相手のオーラに侵入し、相手と感情的に摩擦しながら、セックスをしてもいい相手かどうか確認するのでしょう。と言って、このチャネルの人がエロいとも限りません。ここは結局、繁殖能力であり、交尾なんですよ。皆さん、自分のお父さんとお母さんがセックスしているところを想像してエロく感じますか?たぶん感じませんよね。セックスとエロティシズムは別物です。ちなみに本当にエロいチャネルは、41-30と35-36ですよ。

そして仙骨と感情による熱いセックスによって子供が産まれた後は、脾臓によってクールダウンし「さて、この子をどうやってお世話しようか」「どうやって相手を気遣えるか」と冷静に対処する段階に入ります。それが27-50「価値観とルールによって、部族をお世話する」チャネルです。特にここは、子供や若者の知的なお世話がテーマです。知的なお世話と言っても、知識を与えるだけではありません。子供たちの大脳がちゃんと発達するよう、適切な栄養や食事を与えてあげることが重要です。つまり「食育」ですね。もちろん子供や若者以外でも、年寄りが食べやすい食事を出してあげるとか、パートナーがちゃんと働けるよう、栄養バランスの整った食事を用意することもあるでしょう。

この防衛回路の2本のチャネルについては「セクシャリティ・マニュアル」こと「The Design of Human Sexuality」でたっぷり語られているので、気になる方はどうぞ。

とまあ、これにてチャネルとゲートの話もひと区切りつきましたが、2021年1月から始めたオンライン勉強会も、そろそろ2年近く経とうとしております。人数はあくまで絞っているので、いまだに30名ほどですが、良い感じで情報はシェアできているかなと。これから先も楽しい勉強会にしたいと思いますので、ご参加の皆様、引き続き宜しくお願いいたします。

 

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