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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】勉強会:人生経験を解き明かして語る、エゴ回路に仙骨は無い

※2022年11月11日~15日 長野・金沢でリーディング募集中です。

※2022年11月19日~21日 仙台にてリーディング募集中です。

今日は、月例のオンライン勉強会でした。

今回はまず、集合体の64-47「過去の映像や画像から、人生経験を読み解く」チャネルから。実際この64-47チャネルをお持ちの方は、なぜか断片的な映像や画像を覚えていることが多いです。それは「子供の頃、お母さんが台所に立っている後ろ姿」のような、それ単体では、なぜそんなことを覚えているのか、よく分からない記憶ですが、いずれそれを記憶している意味が分かると。そしてそういった過去の意味を読み解くことで、他人の人生経験も読み解けるようになるでしょう。しかし、なにしろ64-47は「抽象」チャネルなので、相手に対するアドバイスも、ああかもしれない、こうかもしれないと、どっちつかずな答えになるでしょう。もし相手が、論理的かつ明確な答えを求めていたら、煮え切らない答えに感じるかもしれませんが、人生の酸いも甘いも知っている回路ですから、一概に「良い」「悪い」とジャッジはしないでしょうね。

それにつながるのが11-56「人生哲学の教師であり、ストーリーテラーと呼ばれるチャネルです。ここは物語を通して、思想や人生哲学を語るチャネルです。実際、このチャネルをお持ちの、民話の語り部の方にお会いしたことがあります。たしかに民話や神話、落語もそうですが、面白おかしい話の中に、人生の智慧や教訓が隠されているんですよね。このチャネルは、そのように人生経験を語って相手を刺激するところですので、多少、話を膨らませる傾向もありますが、それも生徒を飽きさせないための、人生の教師のテクニックなのかもしれませんね。

そして話は、部族的なエゴ回路の話へ移りました。こうしてエゴ回路だけを抽出してみると、太陽神経叢の感情、ルートの根性、脾臓の生存本能、エゴのやる気から構成されていることがわかります。でも、仙骨は無いんですよね。つまり家族のために働いたり、掃除・洗濯・料理などの家事も、根性ややる気で頑張っているわけです。あるいは脾臓からの「ゴハンを食べさせないと家族が死んでしまう」という生存本能から働いているのでしょう。仙骨で「よーし、今日もたっぷり夕食を作ったぞ」と満足することは、あまり無いのではないでしょうか。そして感情的に「今日は風呂掃除をしたくない」という日もあると(^_^;)

そんなエゴ回路の代表格が37-40「家族や仲間と役割分担をして支え合う」チャネルです。たとえば、昔ながらの夫婦で言えば、夫が外へ働きに行き、妻は家事をしていましたよね。しかし妻が子供を五人も六人も抱えて大忙しなのに、夫は仕事帰りに飲みに行ったりすると、夫婦間の仕事量が釣り合いません。逆に、夫が仕事でバリバリ働いているのに、妻が家でごろごろしていたら、これも仕事量が釣り合いません。しかし「それでもいいよ、夫婦だから」「家族だから」「仲間だから」と言い合えるなら、その関係には友情があり、それで成立してしまうのです。そのような友情のある相手と夫婦になったり、仕事仲間になることが大切なのです。逆に、友情のない夫婦だと「うちの夫、飲みに行ってばっかり!」とか「うちの嫁さん、家でゴロゴロしてるんだぜ」と不満を言うようになってしまうでしょう。

さらに19-49「家族と宗教の総合体」チャネルも、結婚と離婚を意味するところです。ここでは19番ゲート「接近」が「僕と結婚してください」とアプローチしてきます。それに対して49番ゲート「原理」が「私には主義主張があります。それを受け容れてくれるなら結婚してもいいけど、ダメなら離婚よ」と言い出すのです。そしてめでたく夫婦となれば、お互いに必要な物資……衣料、食料、住環境を整えるわけです。そのため、この19-49チャネルの持ち主は、買いだめする癖があるとも言われています。そしてここには、食事のルール(原理)もあります。昔の家族では、お父さんが帰宅するまで夕飯は食べちゃだめとか、お父さんが一番良いステーキを食べるなど、食事のルールがあり、それも部族の特徴です。また宗教にも、戒律(原理)として食べてはいけないモノがありますし、お墓に供物として食べ物を供える等、衣食住と宗教の密接な関係を表したチャネルなのです。

 

まあ、そういった昔ながらの夫婦関係にしろ、食事のルールにしろ、宗教的な原理主義にしろ、あらゆる部族的な性質は2027年に向かって薄れていき、400年以上続いた部族の時代が終わろうとしています。と言っても、部族の支え合いがまったく無くなれば、インフラや伝統文化も消滅するでしょうし、そこまでに至るには100年以上かかるでしょう。2027年以降もしばらくは、部族的な人たちがそれを支えていくはずです。ただ、時代としては個人性に移りますから、わがままに生きる個人性の人たちから「あいつら、まだそんなことやってんのかよ」と思われるんでしょうね……

 

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