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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】牡牛座新月:正しい道を進むか、報酬で道を踏み外すか

Money

※2024年6月1日~3日 愛知県名古屋市にてリーディングを募集します。

本日5月8日12:22に、牡牛座新月を迎えました。今回の月と太陽の位置をヒューマンデザインのホロスコープ上で見ると、2番ゲート「高次の智慧2.6「自分独特の方向性しか見たくないし、他の道は見えないけれど、それはネガティヴなことではない」です。2番ゲートは、自分の中にいる「運転手(磁気単極子)」のゲートであり、自分独特の方向性を知っているゲートです。その「運転手」は、他の道なんか見ようともしませんが、それはそれで良いのです。それが自分にとって正しい道なんですからね。

しかし2.6▼(デトリメント)は「お金や報酬を求めて自分の道を踏み外し、突然変異もできず、破滅する」です。2番ゲートは本来「高次の智慧であり「高次の自己(ハイヤーセルフ)」のゲートです。しかしそれがエゴに引っ張られると「低次の智慧」「低次の自己」となり、世俗的なことや、お金に向かってしまうわけです。

特に今回の新月のNot Selfは、ぼんやりと「確実性」を見てしまい、しっかりと「必要性」から決断してしまいます。つまり『これは確実にお金が儲かるし、自分もお金が必要だし、周囲からもお金を稼ぐよう求められているから決断しよう』みたいなものですね。しかし2番ゲートは個人性のゲートでもあり、突然変異的でもあるので、どこかでその目算がひっくり返り、報酬は得られないでしょう。

ただ、今回の新月は、そんな細かいところよりも、全体像の方が強力です。引き続き25-51「イニシエーション」「精神世界や虚空に飛び込んで行く勇気」チャネルはつながっていますが、それに加えて、地球と木星によって1-8「インスピレーション」「我が道を行く、わがままなセルフ・プロデュース」チャネルも下りています。この2本のチャネルも、どちらも個人性チャネルですし、25-51で会社組織(部族)から飛び出し、1-8で我が道を行く、という流れになっています。非常に個人性の強い新月ですよね。

実際、今までの時代は「部族の時代」であり、2027年以降は「個人性の時代」ですので、今回の新月も、一人一人が独立して生きていく起爆剤として機能するでしょう。そして会社組織(部族)から飛び出すと同時に、後に残った人たちに対しても『お前たちも、仕事が嫌なら会社/組織を辞めちまえ』と力づけ(エンパワー)、個人として独立して生きるよう鼓舞(インスパイア)するでしょう。

しかし現在、この1-8「インスピレーション」チャネルを構成する木星は、8番ゲート「貢献」8.2▼「報酬を前提に貢献し、お金のためなら喜んで模範になる」に入っています。ここでも「報酬」というキーワードが出てきましたね。8番ゲート「貢献」2番ゲート「高次の智慧も牡牛座のゲートなので、現実的かつ物質的な意味合いが強い新月になっていますが、この8.2▼「報酬を前提に貢献し~」に引っ張られ過ぎると、お金がもらえるなら喜んで誰かに貢献しようとしても、結局どこかで上手くいかなくなるでしょう。なにしろ、まだ25-51「イニシエーション」もつながっているので、ショッキングな事態になったり、お先真っ暗になる可能性もあるからです。神霊(スピリチュアル)的に間違った道に進めば、しっかりバチが当たりますからね。

しかし報酬を前提にして貢献すること自体が悪いわけではありません。たとえば、ブラックな労働環境や組織にいる人たちが、今まではサービス残業をしていたり、無償でボランティア的な貢献をしていたけれど『いや、これからはお金が出ないんだったら貢献しませんよ』『貢献して欲しいなら、お金を出してください』と言い出すのは、悪いことではないでしょう。

ちなみに、2018年から牡牛座に入っている天王星は、今年6月7日06:12から、牡牛座の最後のゲートである8番ゲート「貢献」に入り、12月5日16:46まで滞在します。さらに来年2025年3月26日~7月10日、11月5日~再来年2026年4月28日までと、3回にわたって8番ゲート「貢献」に入ります。ある意味、天王星牡牛座期の総仕上げですね。ヒューマンデザインでの天王星は、秩序と混沌の星ですので、来月から2026年4月にかけて、誰に貢献するかどうかで、その人の現実的な仕事や生活が改革されたり、破壊されたりするでしょう。正しい相手や仕事に貢献すれば秩序を取り戻し、間違った相手や仕事に貢献すれば混沌に陥る、ということですね。今日の新月は、来月から始まる天王星「貢献」期の予告編にもなっているかもしれませんね。

 

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