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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】フルオープンのGセンターは何でも受け容れる

Successful casual business woman using laptop during - Credit to https://www.lyncconf.com/

今日も、Zoomにてフルリーディングをお伝えしました。今月前半は、延々とオンライン・リーディングが続き、自宅からも出ないので翻訳作業も捗る捗る。

今日の方は、感情権威の5/1マニフェスティング・ジェネレイターさん。無意識の太陽・地球が20-34「カリスマ」チャネルになっている、純粋なマニジェネさんでした。ヒューマンデザインについては、数年前に知っていたものの、しばらく忘れていて、またこのタイミングでなぜか気になってご依頼されたと。また、働き方についてもそろそろ変えなければという感覚があったそうです。そこでチャートを拝見すると、なんと今年6月に、5/1として最も重要な転機、ウラヌス・オポジション(天王星半回帰、44歳の転機)を迎えられる予定で、すでにその88日前ゾーンに入っていました。今日の方は、34-57「直観的に危険を回避して生き残る」チャネルもお持ちでしたし、20-34「カリスマ」チャネルにしても、57番ゲート「直観的明晰さ」とも繋がっていたので、まさにこれから先、生き残るために、直観的にリーディングをご依頼されたでしょうね。

しかしそこはやはり感情権威でもあり、大事なステップをすっ飛ばしがちなマニジェネとして『何かやろう』という思いに突き動かされたのか、役に立たない起業セミナーに行ってしまったり、習い始めたメソッドにすぐ飽きてしまったこともあったと。

今日の方は、パーソナリティの太陽=人生のメインテーマが30番ゲート「フィーリング・情熱の炎」でした。また6-59「家族や仲間を増やすために親しくなる」チャネルもあったため、徐々に高まって爆発する感情の波をお持ちです。ですから、新しい仕事を始めるにしても、まず起爆剤として、情熱や感情の高まりが必要なのでしょうが、いつまでも感情的なピークの100が続くわけではありません。いずれどこかで下がってしまいます。とは言え、下がっても70とか60をキープできているなら続けられるでしょう。あくまでも『いつか飽きるかもしれない』というスタンスで取り組み、情熱や感情が多少落ちても続けられるかどうかを見極めてほしいのです。

また今日の方は、愛と方向性を意味するGセンターが完全に未定義=ゲートがひとつも入っていないフルオープン(真っ白)の状態でした。となると、新しい仕事を始めようとしても、自分が興味のある方向性がわかりにくいため、何をすればいいのか、途方に暮れてしまうでしょう。

そしてGセンターが未定義の人たちは、Gセンターが定義されている人たちから『あれをやった方がいいよ』『これをやった方がいいよ』とオススメされることがよくあります。そしてGセンター未定義の場合、特にフルオープンですと、そのオススメをいったん受け容れてしまうことが多いのです。そのオススメが御本人に合っていれば良いのですが、合わなければ体調までおかしくなるでしょう。ですから、誰かから仕事をオススメされた場合でも、やはり感情権威として『ちょっと考えさせて』と相手を待たせることが御作法(ストラテジー)となります。

実際、今日の方も、他人からオススメされたものに対して、すぐにOKを出してしまって失敗したご経験があるそうです。その経験を参考にして、なにごとも時間をかけてご決断していただければと思います。

ICF Canoe Slalom WC

とは言え、未定義のGセンターの人たちは、そういったオススメをあれこれ受け容れることで、さまざまな体験ができますし、それはそれで素晴らしいことですよね。

僕なんかGセンターが定義されているせいなのか、マニフェスターとして他人から動かされるタイプではないせいなのか、他人から何かオススメされてもそれを受け容れることってあまり無いんですよね。若い頃、勤めていた会社に結構カワイイ女性がいて、その人から『私、趣味がカヌーなんだけど、市川くんも一度やってみない?』とオススメされたことがあるんですが……うーん、カヌー……酔いそうだなあ……と断っちゃったんですよね。まあ、僕自身の権威であるエゴが反応しなかったのだから、やらなくても良かったのでしょうが、人生経験的には、一度ぐらいカヌーをやっても良かったかもしれないし、ちょっとつまらないし、人生損をしているようにも思いますよね。

でもGセンターが未定義の人なら『カヌー、一回やってみようかな』と思うかもしれませんし、それが上手くいかなくても、さまざまな人生経験のひとつとして得られるものはあるでしょう。まあ、そのような趣味や遊びなら、軽い気持ちでOKしても良いかもしれませんが、これが転職、起業、結婚、離婚のような人生の大ごとになりますと、そこはやはり感情権威として、『やろうかな』『やっぱりやめようかな』という感情の波を何度も何度も通過してみてください。

特に今日の方は、人生で一番大切な転機を迎えますので、ここで正しく決断するか、間違えてしまうかで、大きな分かれ目になるかもしれません。今回タイミング良く、リーディングにいらしたので、その感覚で、引き続きこの先の転機を乗り切っていけるかと思います。

 

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【ヒューマンデザイン】魂の癒やし、自分の成功パターンから逸脱しない

Mother with child

今日はZoomにて、2021年9月にフルリーディングをした5/1直観プロジェクターさんに、インカネーション(人生の目的)リーディングをお伝えしました。

そんな今日の方は、リーディングの直前(今朝)に、小学生のお子さんが『学校に行きたくない』と言いだし、なんとか1時間かけて登校させ疲れてしまったと。ここ最近はその育児で悩まれているそうですが、そもそも今日の方はインカネーションクロス的に言うと、人間関係の第3クォーターの後半生まれなので、夫婦にしろ親子にしろ友達にしろお客さんにしろ、お互いのデザインを受け容れ合うことが人生のテーマになっています。

そこでお子さんのチャートを拝見すると、3/5仙骨ピュア・ジェネレイターなので、基本的に反抗的です。喉センターもフルオープンなので、なかなか自分の仙骨反応や考え(ヘッドとアジュナは定義されています)は言えないでしょう。まして独特な個人性の10番ゲート「自己の振る舞い」生まれ、10-34「信念のために生きる」チャネルや、15-5「固定ルーティーン」チャネルがあるため、自分のリズムでどうしても生きたいはずです。そしてお母さんの5/1直観プロジェクターさんは、そういったチャネルをどうにも出来ずイライラする妥協的な関係なので、そこはもう、良い意味であきらめた方が良いですね。お子さんのデザインを受け容れずに『ちゃんと言いなさい』とか『あなたはガンコね』と言ってしまうと、関係性も上手くいきませんが、そのようにつきあいにくい相手と出会って(産んで)しまうのも、人間関係の第3クォーターの課題なのかもしれません。

今日の方は、パーソナリティの太陽=46番ゲート「肉体愛」がメインテーマの「ヒーリング(治癒)のクロス」の生まれでした。実際ここ最近、心身を病んでいる人と出会ったり、その治療に携わっている人にも出会ったりと、徐々にそのテーマに近づいているようです。もちろんパーソナリティの地球は、25番ゲート「自己のスピリット」にありますから、まず魂を癒やすことをベースとして、最終的に肉体の癒やしにつなげるのかなと思います。肉体(46番ゲート)と魂(25番ゲート)は一体なので、どちらか一方だけ癒やせばいいという話ではありません。

「魂と肉体の癒やし」という話で言うと、以前テレビ番組で、声優の野沢雅子さんが、「ドラゴンボール」ファンのお子さんを勇気づけるメッセージを送った話をされていました。このエピソードを、今日のリーディングでもちょっとご紹介したのですが、それだけで今日の方は涙ぐんでおられました。恐らくそれも、ご自身の中にある「ヒーリング(治癒)のクロス」という運命に共鳴したのかもしれませんね。

ferrari

また、今日の方のパーソナリティの太陽は、46.5「歩調(ペース)を合わせる」です。これは、自分の肉体が知っている自分の成功パターン(ペース)に合わせて生きていく、というラインです。たとえ経済的に成功したり、宝くじが当たっても、自分の分をわきまえて、今まで通り生きていこうと「決心」(46番ゲート)する位置なんですね。

僕もこの46.5に、無意識の火星と天王星が入っているせいか、その感覚はありますね。昔、作家時代に、編集さんから『市川君も小説が売れたらフェラーリでも買いなよ』と言われたのですが、いやフェラーリなんて欲しくないなあ……と思ったのは、たぶんこの46.5なのでしょう。それは自分には分不相応だ、調子に乗って一線を超えたら失敗してしまう、という境界線がどこかにあるんですよ。

それで言うと、今日の方も僕も、自分の肉体を大切にするためにはお金を惜しまない、という感覚も共通していました。今日の方は、育児が大変なので、早めにお子さんを預けることにして、その代金は惜しまなかったと。僕も、仕事の行き帰りによくグリーン車を使いますが、あれも贅沢というワケではなくて、自分の身体を休めるためなのでしょう。2年前にRimowaのスーツケースを買ったのも、もう重い荷物を担いで出張に行くのが辛かったからで、ブランド品が欲しいからではないんです。まあ、僕はマニフェスターなので、多少上質なモノを嗜好したのかもしれませんが。

 

そのように「ヒーリング(治癒)のクロス」は、まず自分の肉体を癒やしたり、肉体を大切にしていくと、今度は逆に、他人の肉体を癒やすことになるでしょう。今日の方は、今年後半からウラヌス・オポジション(43歳の転機)の前段階に入ります。いよいよこの時期は、本来の自分を取り戻す時期ですから、ここから7年間かけて、他人を癒やす立ち位置に就くのではないでしょうか。それまでは、お子さんとの関係を練習だと思って、相手のデザインを受け容れることを学んでいただければと思います。

 

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【ヒューマンデザイン】牡羊座日食:勇者は、ショックを生き残れたことに感謝する

“In the right light, at the right time, everything is extraordinary.” – Aaron Rose

明日(今夜)4月9日03:21、牡羊座日食となります。今回は日食というだけでなく、すでに本日4月8日08:49に木星23番ゲート「同化・解体」に移動し、4月10日19:32には海王星25番ゲート「自己のスピリット・無垢」に移動し、4月12日04:33には冥王星41番ゲート「収縮・減損」に移動するという、非常に節目感の強い一週間になっております。また海王星移動によって、4月12日から5月20日まで、25-51「イニシエーション」チャネル=「本当の自分に目覚めるショックを受ける」が繋がりっぱなしになるという、いよいよ2024年春のイニシエーション祭り、本番開始となります。

そして今回の日食も、その25-51「イニシエーション」チャネルの一部である、51番ゲート「ショック・覚醒の喚起」51.5▲「ショックの本質を把握することで、それを対称的に適用し、ショックを乗り越え、破滅を避ける」という位置で起こります。ちなみにこの位置は、ヒューマンデザインの創始者ラー・ウル・フーの誕生日でもあり、彼の人生のメインテーマでもあります。ラー自身、「Voice」からヒューマンデザイン情報を受け取るというショッキングな体験に耐えて生き残り、次はそのショックを人々に与えてきたわけです。すでにこの春、3月9日~3月12日、3月18日~3月24日、4月4日~4月8日と3回にわたって予告編的に25-51「イニシエーション」チャネルがつながっていましたが、皆さん、ショックなことはあったでしょうか。特に無ければそれで良し。しかしこの時期、大谷翔平選手と水原通訳の事件もあったように、もっと大きな形で、ショッキングなことがあるのではないでしょうか。

まあ、基本的にヒューマンデザインは二元性ですから、25-51「イニシエーション」チャネルや、51番ゲート「ショック・覚醒の喚起」の素晴らしい面についても書いておきましょう。結局そのショックは、本来の自分に目覚めるためのものであり、新たな人生ステージに上がるためのものです。と考えると、この春、人生ステージが上がる人たちも増えるということです。特に、本来のデザインに25番ゲートも51番ゲートも持っていない方たちは、その力を素直に受け容れられるかもしれませんね。僕のように、元々のチャートに25-51「イニシエーション」チャネルを持っている人は、あまり影響が無いはず。

一番面倒なのは、本来のチャートに25番か51番ゲートだけ持っている人です。その場合、25-51「イニシエーション」チャネルに押さえつけられ、新たな人生ステージに上がろうとしても、上手くいかず、イライラするだけでしょう。あるいは、強制的に本来の自分の姿をまざまざと知ることになり、ショックを受ける、とかね。

Kneeling Knight

しかし、どんなにショックを受けても、魂(25番ゲートのスピリット)は死なないはずです。そしてショックを生き残った人は、戦いを生き延びた勇者のように、神や仏や目に見えない力やスピリットに感謝することになります。そこで初めて、自分の周囲には、目に見えない力が働いていて、たとえショッキングでも自分を目覚めさせてくれるし、魂までは傷つけずに生き残れるようにしてくれる……ということに気づいて、目に見えない世界に入っていけるんですね。それが通過儀礼(イニシエーション)です。

これから5月20日まで、そういった目に見えない力が下りてきますし、良くも悪くも『どうして私はこんな目に遭うんだろう?』という事件に遭遇する人も増えるでしょう。しかし最初はショッキング/ネガティヴに感じても、それが目に見えない世界に入って行くための入門儀式(イニシエーション)なのです。そのようなショックを受けたら、胸の痛みがおさまるまで休んでください。ハートセンターの意志力や勇気は、休めば、いずれ復活します。そしてハートセンターが復活した後には、新たな人生ステージに行けるでしょう。その時こそ、戦いを終えた勇者のように、ひざまずいて、神や仏に感謝することになるのです。では皆々様、この先、いずれもお気をつけて……

 

海王星冥王星のゲート移動については、また後日書きます。

 

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【ヒューマンデザイン】いずれ楽観的に説明する、4/6のお手本 Part.2

01052016 Tea with Teachers

今日は、2019年11月にフルリーディングをした4/6感情プロジェクターさんに、あらためてインカネーション(人生の目的)リーディングをお伝えしました。ほぼ4年半ぶりでしたが、引き続きヒューマンデザインにはご興味があるそうで、ありがたい限りです。また2019年11月当時は、ブラックな労働環境でハードワークをしていたものの、ここ数年でお勤め先がだいぶホワイト化され、働きやすくなったそうです。今日の方は、突然変異の第4クォーター生まれでしたが、ここ数年はサターン・リターン(29歳の転機)でもあり、そこでも突然変異の第4クォーターが重なっていました。それだけに、かなり面倒な変化の時期を過ごされたようですが、終わってみれば、自分を変えて良かったなと感じられているそうです。

今日の方は、43番ゲート「ブレイクスルー・自己洞察」生まれで、43-23「構築」チャネルを使って、自分の考えを説明するのが人生の目的です。しかしプロファイル6番ラインですから、その本番も50歳以降になるでしょうし、今はまだ人生の屋根の上で、自分の考えを熟成させる時期でしょう。実際、今日の方も、自分を考えを説明すると、あまりの突拍子の無さに、周囲の人たちにドン引きされるので、むしろ説明しない、と仰っていました。それも今の時期では正しい振る舞いかなと思います。いずれ50歳になる頃には『まあ、私の説明を受け容れてくれなくてもいいや』とか『どこかに私の説明を受け容れてくれる人がいるだろう』という楽観主義に着地するのでしょう。

また、今日の方のウラヌス・オポジション(43歳の転機)、小惑星キロン・リターン(49歳の転機)を拝見すると、どちらも第2クォーター後半、文明世界の人類愛がテーマになっていました。となると人生の本番では、世代や人種や思想などさまざまな違いを持った人たちがどうやって共生していくかに取り組むでしょう。今日の方も、すでに将来について考えていたり(63-4「論理」チャネル持ち)、職場で若い人たちに教育(説明)する立場にあるなど、本番に向けた準備をしているようにも感じました。恐らく、これから先、2027年以降に時代が変化してきて、共同体が崩壊し始める中で、みんなでどうやって生きていくか、説明することになると思いますよ。

4/6は、無意識に6番ラインがあるため、自分の転機を自覚しにくく、その時期がすっかり過ぎた50代後半になってリーディングに来られる方もままおられます。今日の方は、まだ30代中盤でしたので、時間はたっぷりありますから、今からしっかり次の転機に備えていただければと思います。

となると、誰か有名人で、4/6の模範(ロールモデル)となる人物が欲しいところです。以前、オリエンタルラジオの藤森慎吾さん(4/6仙骨ピュア・ジェネレイター)を挙げましたが、50歳以降の成功例としては、所ジョージさん(4/6感情ピュア・ジェネレイター)と、IKKOさん(4/6仙骨ピュア・ジェネレイター)が、いかにも4/6かなと感じています。

どちらも、6番ラインの大御所感もありつつ、4番ラインの親しみやすさもありますからね。今日の方も『所ジョージさん、イイですね(笑)』と仰っていたので、何かしら同じ4/6として、相通じるものがあるのかもしれません。4/6の皆さんも「親しみやすい大御所」というキャラクターをイメージしてみると、御自分の立ち位置や振る舞いがわかってくるかもしれませんよ。

 

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【読書】「世界の神話」「躍動する女神たち」「世界の神々100」

神話学者、沖田瑞穂氏の「世界の神話」「躍動する女神たち」「世界の神々100」を購入。ヒューマンデザインでも「16の神格」という概念があり、自分がどのような神格要素から構成されているかがわかります。「16の神格」には、それぞれ世界各地の神々の名前が付けられていますが、これは決して16の神様だけに限った分類ではなく、世界各地の神様は、大きく16種類の原型(アーキタイプ)に分けられているというお話です。「躍動する女神たち」の中でも「美女神」とか「母神」というくくりで、世界各地の女神が紹介されていますが、そのように違う地域の神話でも、同じようなキャラクターや物語性を持った神様がいるので、その共通性を知っておくと「16の神格」の理解にもつながるかと思います。

たとえば僕の誕生日は2月7日、パーソナリティの太陽は13番ゲート「聞き手・同志」ですが、この水瓶座から魚座期間にまたがる4つのゲートは「第5の顔・カーリー」に属しています。言うなれば、僕の主神は「カーリー」なわけで、僕のマインド(思考)やインカネーションクロス(人生の目的)も「カーリー」的な影響を受けています。

インド神話の「カーリー」は、美しい戦女神ドゥルガーの額が割れて飛び出してきた、醜くて恐ろしい、悪魔を殺す女神です。「躍動する女神たち」の中でも、ドゥルガーは「めちゃくちゃ強い女神」として分類され、カーリーは「怖い女神」として紹介されています。そういう意味では、ドゥルガーとカーリーは同じ神様の二面性を表しており、創始者ラーも「16の神格」の中で『第5の顔・カーリーと、ドゥルガーは同じ』と言っています。またこういった本の中では「強い女神」として、エジプト神話の殺戮の女神セクメト、ベトナム神話の戦女神ダンジャイ、北欧神話の戦乙女ヴァルキュリア(ワルキューレ)が挙げられ、「怖い女神」としては、日本の昔話の山姥、ロシア民話のバーバ・ヤーガ(ヤーガ婆さん)などが挙げられています。そういった神話的存在も、すべてひっくるめて「カーリー」的な神格と捉えていいのかもしれませんね。

そう考えると、カーリー的な僕が中学生の頃、映画「地獄の黙示録」の戦闘シーンでワーグナーの「ワルキューレの騎行」が流れた時に、妙に興奮した記憶があります。あれは僕の中にあるカーリー性、『Not Selfのマインドをぶち殺すぞ』という殺戮性に共鳴したのかもしれませんね。同じカーリー族の、13番、49番、30番、55番ゲート持ちの皆さんはこういった勇壮な曲を聴いてどう感じるんですかね。

そして「美しく強い」「醜くて恐ろしい」という二面性で言うと、僕の場合「第5の顔・カーリー」を表す4ゲート領域には、パーソナリティの太陽しか入っていませんが、同じく天界の戦士である「第7の顔・大天使ミカエル」にはノードや土星が入っているため、人生環境的に戦わなければならなかったり、しっかり戦うことが課題なのかもしれません。しかし非常に平和的で非暴力的な「第15の顔・キリスト意識」にも星が多く入っているんですよね。そちらは言うなれば、僕の美しいドゥルガー面かもしれませんが、いざNot Selfとの戦いとなれば、Not Selfを殺すまで戦うぞと。

とは言え、「カーリー」に属する4つのゲートのうち、3つは太陽神経叢センターのゲートなので感情的ですが、13番ゲートだけはGセンターのゲートなので非感情的です。つまり13番ゲート生まれの僕は、「カーリー」族の中では唯一感情的にならずに、クールにNot Selfを殺すキャラクターなのでしょう。もちろんこれは、4ゲートずつという、おおざっぱなくくりですが、自分のおおまかなイメージを掴むうえでは、面白い見方だと思うんですよね。

「16の神格」については、インカネーション・リーディングのレポートに、その人の主神格についての注意点を入れておりますので、ご興味のある方は、インカネーション・リーディングをお申し込み下さい。


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【読書】「居場所がない」人たち:部族的な所属から、個人的なつながりへ

「居場所がない人たち」を読了。近い未来、世界も日本も人口が減り、半数が独身者になり、旧来の「所属する共同体」が崩壊し、社会が個人化していくけれど、この流れは止められるものではない……という現状分析は、ヒューマンデザインでも予見されていた、2027年以降の、部族的共同体の崩壊と、個人性の時代の到来と合致しています。

本書では、今までの固定的な「所属する共同体」から、流動的な「つながる共同体」への移行を解説しています。今までの部族的な時代では、家族や会社や組織に「固定的に所属」していれば安心感が得られたけれど、いろいろなしがらみもあって、個人的なことはガマンしなければいけませんでした。しかしそういったしがらみを嫌って、個人個人が独立し、その場その場で「流動的につながる」ことが主流になるでしょうし、これからは、どこに所属しているかよりも、誰とつながっているかが重要な時代になるんでしょうね。

僕自身の人間関係も、今ではそんな感じです。どこにも所属しているわけではなく(実の家族との関係性すら薄いんですよ)、しがらみが無い形で、お客様にしろ趣味の友人にしろ、一人一人と、たまにつながったり、また離れるという関係性ばかりです。それも2027年以降の、よそよそしい6番ラインと、絆を断ったり結ぶ3番ラインの時代には合っているのでしょう。

もちろんヒューマンデザイン的には、部族性が強いデザインの方も多々いらっしゃいますし、共同体に固定的に所属したい方もおられるでしょう。そういう人たちも、世の中全体が個人性に向かうわけですから、昔よりは個人個人を大切にしたうえで、固定的な共同体を創るかと思います。また、血縁が無い人たちと一緒に共同生活をしたり、夫婦でも別居する形も増え、旧来的な共同体は減っていくかなと。

来週4月12日から、冥王星41番ゲート「収縮・減損」に入りますが、人口が減ろうが、共同体の人数が減ろうが、それで面倒なつきあいやしがらみも減るなら良いじゃないか、と思えるかどうかがポイントになるかもしれませんね。

ただ、冥王星に影響されすぎると『人口が減るのは良くない』『会社や組織の人数が減るのは良くない』『社員やお客さんが減ったら売上げも落ちてしまう』『友達が減るのは寂しいし、友達が少ないのは不幸だ』『だから共同体を維持しなければならない』……なんていう考え(マインド)に囚われてしまうでしょう。41番ゲートは想像力(イマジネーション)のゲートですが、悪くすると、それが妄想になる場合もありますからね。

特に本書で言うところの「共同体以外に居場所のない人たち」=会社や組織や家族に依存している人たちや、『孤独とは悪いことだ』という考えに染まっている人にとっては、共同体の人数が減っていくのは恐怖であり、悪いことに思えるでしょう。そのような冥王星による影響が4月12日以降、どのような形で表れるか、要観察ですね……

 

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【ヒューマンデザイン】共同体の機能不全:まず教育から劣化する

今日は、関西ご在住の方に、Zoomにてフルリーディングをお伝えしました。しかし3月は体調が悪かった(捻挫+花粉症)のに対面リーディングが続きましたが、体調が回復した4月は今のところオンライン・リーディングばかりです。なんなんですかね。

そんな今日の方は、感情権威の4/6マニフェスターさん。3年前にヒューマンデザインを知ったそうで、マニフェスターの御作法(ストラテジー)である「知らせる」を意識してきたそうです。まあ、どれぐらい知らせればいいのか、助けを求めるにはどうしたらいいのか、という細かい点はまだ手探りだと。それでも昨年、小惑星キロン・リターン(49歳の転機)を迎えられ、その前後で、2拠点生活を始められたとのこと。以前のセッションでプロファイルについてはほとんど聞いていなかったそうですが、それでも無意識の6番ラインとして生活を変え、屋根から下りつつあるんでしょうね。

今日の方は、精神世界の第1クォーターの「計画のクロス」生まれ、40-37「共同体」チャネルがメインテーマでした。ヒューマンデザインの時代性を見るグローバルサイクルでは、1615年から続いてきた約400年間は、この「計画のクロス」の時代だったと言われています。日本で言えば、戦国の世が終わって、これからは家族や仲間で力を合わせて支え合っていこうという部族的な時代です。しかしそれも2027年で終わり、次は個人個人がワガママに生きる個人性の時代に変わります。しかし全員が全員バラバラに生きてしまったら、インフラも崩壊してしまいます。そこで「計画のクロス」の人たちだけは、引き続き、お互いに支え合ってインフラや組織を維持していくそうです。

実際、今日の方も、都市部での生活が嫌になって山村部との2拠点生活を始め、そこでイベントを開催したり、スピリチュアル的な人たちとの交流もあり、農作物も栽培していると。なるほど、たしかにそれは精神世界の「計画のクロス」っぽいですね。

また今日の方は、ウラヌス・オポジション(43歳の転機)も、キロン・リターンも、文明世界の第2クォーターが入っていました。そういう意味では、精神世界をベースにしながらも、医療、住環境、教育といったインフラ的なテーマも入って来るでしょう。実際、医療職を勤めたこともあり、今は新拠点の整備をし、お子さんが公教育と合わないのでホームスクーリングをしていた時期もあったそうです。そういう意味では、本来のクロスと、転機のクロスが混じり合ったテーマに向き合っている感じもしますね。

Heiwa elementary school 平和小学校 _16

今日もちょうど「Rave History 2」を訳していたのですが、そこでも創始者ラーが、2027年以降に共同体が崩壊していくという話の中で『教育機関を維持する力は、急に無くなりはしないけれど、まず最初に劣化していくだろう』と話していました。そもそも、子供たちが平等に教育を受けられるようになったのも、1615年以降の「計画のクロス」の時代だったおかげで、そのクロスの力が消え去れば、教育を維持する力も消えてしまうのでしょう。また貧困地域では、NGO(非政府組織)が頑張って教育を提供している場合もありますが、そのような力も徐々に失われていくと。

昨今のニュースを見ましても、時間外労働の多さから教師になりたがる人が減ったり、精神的に病んでしまった教師が増えたり、少子化によって大学が募集を止めたり淘汰されたり、経済的に進学できない子が増えたり、徳島県で中高生に配布されたタブレットが大量に故障したりと、教育システム全体が機能不全に陥りつつあり、どこかを直せばどうにかなるようには見えないのです。

となれば、今日の方のように、精神世界の第1クォーターの「計画のクロス」の人たちは、精神や思考に関する教育インフラに携わるのではないでしょうか。しかもそれは公教育ではなく、個人的なホームスクールや、フリースクール的な形になるのかなと。今日の方は、まだそこまで教育については関心が強くなかったようですが、もしかすると、これから先、共同体が本当に崩壊し始めたら、感情的に、教育的な任務を引き受けようと思うのかもしれませんね。

 

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