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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「Open Centers without Activations」を訳しました

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ヒューマンデザインの創始者ラー・ウル・フーの講義録「Open Centers without Activations (活性化の無い開放センター)」を訳しました。英文24ページ。1ページあたりの文章量も少なめだったので、ちょちょいと3日で訳し終わりました。

要するに、白い未定義センターの中でも、ひとつもゲートが活性化されていない、フルオープンの未定義センターのお話です。9つのセンターそれぞれについて、休眠ゲートのある未定義センターと、休眠ゲートすら無いフルオープンの未定義センターの違いがわかりやすく説明されていて、これはなかなか良い、小テキストですね。

たとえばこれは僕自身のチャートですが、ボディグラフ下部の、太陽神経叢、仙骨、ルート、脾臓という4つのセンターが白い未定義センターになっています。白くても、一応、休眠ゲートは存在しています。しかしボディグラフの一番上のヘッドセンターは、白くて未定義のうえに、休眠ゲートすらありません。ですから僕の場合、このヘッドセンターがフルオープンということになります。

まあ、ヘッドセンターにはゲートが3カ所しかありませんから、そこにひとつも星が入らず、フルオープンになることはよくあるでしょう。ゲートが4つしかないハートセンターもフルオープンになる確率が高いと思います。しかし喉センターのように、ゲートが11カ所もあるのにひとつも星が入らないケースは珍しく、フルオープンになることも希です。そのようにゲートの個数によって、フルオープンになりやすいセンター、なりにくいセンターがあるわけです。

白い未定義センターは、そのテーマに対処しにくく、Not Selfになりやすいところです。僕の4つの白い未定義センターで言えば、感情(太陽神経叢)、労働作業(仙骨)、プレッシャー(ルート)、健康(脾臓)でNot Selfになりやすいのです。

しかし一応、休眠ゲートがあると、それを手がかりにして対処していけます。特に僕の場合、脾臓センターには3つの休眠ゲートがあるため、自分の健康的な問題については、3つの手がかり……論理的な深さ(48番ゲート)と、リスクを取ること(28番ゲート)と、訂正すること(18番ゲート)によって取り組んでいけるのです。

ところが他の3つの未定義センターには、休眠ゲートがひとつしかないため、手がかりもひとつしかありません。感情的な問題は対立(6番ゲート)して対処するしかなく、労働的な問題は気前の良さ(14番ゲート)で乗りきるしかなく、プレッシャーに対してはその制限(60番ゲート)内で対処するしかありません。

また僕は、その休眠ゲートを通してしか、白い未定義センターを理解できません。僕にとって、感情とは対立するものでしかなく、労働とは気前よくやるものであり、プレッシャーとは制限でしかないのです。ですから、そういった休眠ゲートを通して未定義センターに対処できるものの、手がかりが少ないと、そのセンターのテーマへの理解が非常に偏りますし、偏見にもつながるのです。僕の脾臓センターのように、手がかりとなる休眠ゲートが3つあれば、多少、視点が広がるんですけどね。

しかしフルオープンのセンターは、手がかりとなる休眠ゲートすらありません。そうなると、その未定義センターのテーマが何なのか、まったくわからなくなります。ヘッドセンターは、思考的プレッシャーのセンターです。ですから僕は『ちゃんと考えろ』という思考的プレッシャーに滅法弱く、それをただ受け容れるしかありません。一応、僕はアジュナが定義されているので、頭の整理はつきますが、自分の思考枠の外にある問題を持ってこられると、考え込まされるわけですね。こういったフルオープンの未定義センターは、他人や社会や道徳観などに乗っ取られやすい場所になるので注意が必要です。

ところが、休眠ゲートすら無いということは、偏見も無いわけです。特定の手がかりやテーマも無いままに、その未定義センターに取り組むと、偏り無く、幅広くそのセンターのことが学べます。もし僕のヘッドセンターがTrue Selfであれば、自分に入って来る思考的プレッシャーが論理的な疑問(63番ゲート)であろうと、抽象的な疑問(64番ゲート)であろうと、自分個人の疑問(61番ゲート)であろうと、偏見も無くそれをただ受け容れ、さまざまな疑問に取り組んでいけるでしょう。

もちろんフルオープンの未定義センターは、最もNot Selfになりやすいところですから、True Selfに至るには時間がかかるし、対処も大変でしょう。しかしそれを乗り越えていくと、その過程で得たものが深い智慧となるわけです。一番の弱点が、一番の強みになるという意味では、ドリームレイヴ分析にも似ていますが、そういったフルオープンの二元性を理解しておくと、ただ単に厄介な場所としてではなく、自分の潜在能力を開発できる場所として活用できるようになるでしょう。

 

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