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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】未定義のハートセンターで「自分を証明しよう」とする

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今日はZoomにて、先月フルリーディングをお伝えした1/4マニフェスティング・ジェネレイターさんに、小惑星キロン・リターン(50歳の転機)をお伝えしました。

プロファイル1/4にとっては、50歳よりも、42歳前後の転機=ウラヌス・オポジション(天王星半回帰)の方が重要なのですが、今日の方の場合、ノードが6番ラインだったため、この50歳前後の時期も強く影響しそうです。

今日の方は、先月フルの時にお会いした際は、転職を考えているとのことでしたが、実際、非常に雰囲気の良い会社も見つかって、面接も進んでいると。ただ、御本人は年収アップを考えていたようですが、そのことを伝えると、相手側もちょっと難色を示したようです。しかしジェネレイターとしては、金額よりも「満足度」を重要視して会社を選んでほしいんですね。そもそも今日の方は、人間関係の第3クォーター生まれなので、たとえ仕事が好きでも、職場の人間関係が嫌になったら辞めてしまうでしょう。プロファイル1/4としても、無意識の4番ラインの「友情」を大切にして、人間関係が良さそうな会社を選ぶのがオススメです。

そこであらためて今日の方のボディグラフを見直すと、ハートセンターがフルオープン(完全に未定義)でした。未定義のハートセンターがNot Self(不健康)になると「自分を証明しよう」とします。たしかに転職の面接や、今流行のハイクラス転職となると「自分はこれだけデキる人間です」とアピールしたり、証明しようとするのがセオリーかもしれませんが、いやいや、そこはあくまで未定義のハートセンターとして、奥ゆかしく、可愛げのある感じの方が自然なのです。

実際、今日の方は以前、ゆるい感じで金融関係にお勤めしながら、余暇にはヨガを教えたりして、非常に忙しかったけれど、充実して「満足」していた時期もあったそうです。しかしふと周囲を見れば、同じ金融業界内の平均年収よりも低く、だったらもっとキャリアアップした方が良いんじゃないかと考えたこともあったそうです。特に外資系の金融会社勤めだった時期に、アメリカ式の成果主義に条件付けられ、それがいまだにフルオープンのハートセンターに影響しているのではないかと。

プロファイル1/4としても、意識的な1番ラインは劣等感のラインですから「自分はみんなより年収が低い」と意識したら、それを高めようとして努力するでしょう。しかし無意識の4番ラインは、のんびり友達とおしゃべりしたいわけです。その頑張り屋の1番ラインと、のんびり屋の4番ラインで、陰陽のバランスが取れているのが1/4です。

しかし御本人は、職場でぺちゃくちゃおしゃべりしている同僚を見ると、意識的な1番ラインとして「ちゃんと働きなさいよ」と思ってしまう。でも本当は御本人も、無意識では、そうやってお菓子でも食べながら雑談したいのです。完全にバリキャリにはなりたくないし、完全にのんびりもしたくないのが1/4なんですね。

そういったバランスをお伝えすると、御本人も納得していましたし、年収アップのことは置いといて、その良さげな会社に移ろうかなという話になりました。もちろんお金はあれば便利ですが、年収が上がった分、それに見合う責任や成果を負わされると、フルオープンのハートセンターが悲鳴を上げ、心臓発作で倒れるようなことになってしまいます。そういった働き方よりは、以前ご自身が感じていた、年収は平均より低いけれど、充実して満足するようなワークスタイルを再構築していただければと思います。

 

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