昨日9月4日から、木星が逆行に入りました。木星は、今年の大晦日12月31日まで逆行することになります。すでに冥王星は5月2日から逆行し、土星も6月18日から逆行し、海王星も7月1日から逆行し、天王星も8月29日から逆行に入り……と、太陽から遠い惑星が次々と逆行に入り、さらに木星も、ですね。いろいろと見直したり、再度そこへ立ち戻って確認するテーマがあるのかもしれません。
今現在、木星は2番ゲート「高次の方向性」にあります。ここは高次の自己(ハイヤーセルフ)のゲートであり、自分の中にいる運転手(磁気単極子)のゲートです。ヒューマンデザインでは『人生のハンドルは自分で握るな、運転手が行くままにまかせろ』としていますが、その運転手こそこの2番ゲートです。その途中で逆行、つまりUターンするということは、自分独特の方向性や、これから進む道を見つめ直すことになるでしょう。
そして木星は、10月半ばには、1つ前の24番ゲート「自分なりの答えを何度も考える」に戻り、11月後半にはさらに前の27番ゲート「家族や仲間の知的なお世話」まで戻ります。自分独特の道を進む前に、24番ゲートでもう一回よく考え直して、27番ゲートでいったい誰の知的なお世話をするのか見直す、というイメージですね。
そしてこの2番ゲートと24番ゲートは、文明世界の第2クォーターと、精神世界の第1クォーターの境界線でもあります。木星は、7月末からこの第2クォーターの2番ゲートに入り、豊かな生活や、現実世界で生計を立てることがテーマの領域に足を踏み入れましたが、一歩二歩進んだところで『いやちょっと待て、もう一回精神世界に立ち戻ってよく考え直そう』という感じでしょうか。これから現実世界で豊かな生活をするにしても、身近な家族や仲間として誰のお世話をするのか、どうやってお世話をするのか、再考する時期になりそうです。
5月2日からの冥王星逆行によって、今年の夏は3-60「突然変異」チャネルがつながりっぱなしでしたが、家族や仲間内でも突発事態が起こり、これから先、その人間関係をどうしようか、再考されている方も多いのではないでしょうか。
6月18日からの土星逆行も、37番ゲート「家族・友情」の見直しであり、55番ゲート「自分の個人的な感情」の見直しになっています。55番ゲートの感情はなかなかわかりにくいのですが、今年の夏は、自分の本当の気持ちに気づき、それによってパートナーとの関係を解消した、というお客様も多かったですね。
そして7月1日から逆行している海王星は、ずっと36番ゲート「危機」にあります。海王星は神秘のベールに隠す星ですから、それが逆行したことによって、神秘のベールが剥がされ、実は自分が感情的な危機に陥っていた、と気づいた方もいらっしゃるかもしれません。あるいは、自分の感情が神秘のベールに隠されたまま、感情的な危機に気づいていない人もいるのかも。むしろ海王星が36番ゲートから出て行った後(来年2024年4月以降ですが)、ようやく神秘のベールが外されて、自分の感情的危機を認識できるようになるんでしょうね。
さらに先週8月29日から天王星も逆行に入りますが、これもずっと23番ゲート「噛み砕いて話す」をUターンするだけです。自分はこれからどこへ進むのか、誰のお世話をするのか、自分の個人的な気持ちはどうなのか、感情的な危機とは何なのか……そういった、なかなか説明しにくいことを噛み砕いて説明し直すことも、すでにテーマとして始まっているわけですね。
しかしノード環境的には、来年1月8日まで皆さんの周囲に、見る目の無い人たちや、いつまでも成長できない人たちが現れることになります。ムダなことにお金を使って家族や仲間をバラバラにしてしまう人とか、もう伸びしろの無い仕事や事業をいつまでも続けている人とか、いまだに成長戦略(たくさん稼ごう)を目指している人とかが現れるわけです。そういった人たちを見て『いや、私はもっと見る目のある人と家族や仲間になろう』とか『もうやりきった仕事や経験は終わらせて、自分独特の道に進もう』と意識させられるのではないでしょうか。
ちなみにそんな本日、うちの組合からメールが来まして、例のなんちゃらカードの代わりになるカードを年内に発売するようです。いやそれって、まさにノード環境の「ムダなことにお金を使う」「もう伸びしろの無い事業」なんじゃねーのと。なんちゃらカードが発売されていた時は、冥王星が61番ゲート「神秘」にあったため、多くの人が神秘的なことに吸い寄せられていましたが、もうその条件付けはありませんし、冥王星はすでに60番ゲート「制限・限界」に移っています。その売上げも限界を迎えたり、頭打ちになるんじゃないかなあ。柳の下にドジョウは2匹いないと思うけどなあ。まあ、「ムダなことにお金を使う人たちが現れる」「見る目の無い人たちが現れる」という意味では、1月8日までに発売されれば、それを買う人もいるかもしれませんが、なにしろ1月8日以降のノード環境は、51番ゲート「ショック」なので、期待に胸ふくらませて売り出したは良いけれど、たいして売れなくてショックを受ける人たちが現れる……とも読めるんですよね。まあ、そういった予測も踏まえた上で、引き続きよそよそしい距離から観察してみましょうか。
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