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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】海王星逆行:私はその経験をするには不十分だ、という神経質さ

Lonely Lighthouse

今日から、海王星が逆行に入りました。海王星は2021年5月10日からずっと36番ゲート「危機・光が陰る」にあり、今現在はそのゲートの末端である、36.6「正義」まで来ています。しかし今日からの逆行によって、36番ゲートから抜ける前にもう一度、36.3「推移」まで戻り、今年12月6日から順行に戻り、来年2024年4月10日まで36番ゲートに滞在します。海王星は、2021年、2022年もこの36番ゲートで逆行してきましたが、これが現在のサイクル最後の逆行です。ある意味、海王星「危機」期の最終見直しという感じでしょうか。あるいは、海王星は神秘のベールに隠す星ですので、それが逆行することによって「危機」が露わになるのかもしれませんね。

36番ゲートの「危機」とは、未経験のことに対処することです。誰でもそうですが、初めての仕事やアルバイトは、右も左もわからず、感情的な危機として経験されます。初めての恋愛、初めてのセックス、初めての結婚、初めての海外旅行、初めての出産、初めての離婚……そのすべてが未経験のことですから、どう対処していいかわからず、感情を波立たせるわけですね。しかし一回経験してしまえば『ああ、はいはい、あれはもうやったことがあるから』と対処できるわけです。

そして太陽神経叢センターのゲートには、それぞれ特有の「神経質さ」があります。36番ゲートの場合は『私は、その経験をするには不十分だ』という神経質さがあるのです。本来この36番ゲートは、未経験のことをやりたいのです。36-35「推移」チャネルは『サーフィンってやったことがない、一回やってみたい』『スペイン語って習ったことがない、一回習ってみたい』『フランスって行ったことがない、一回行ってみたい』と、未経験のことに惹かれます。また性的に言うなら『一回セックスをしてみたい』『一回結婚してみたい』という感情的な期待もふくらんできます。

ところが36番ゲートには「危機感」があり『その経験をやっていないと、私はダメなんじゃないか』と思い込んでしまうと「光が陰って」しまいます。そしてその神経質さに取り憑かれると、そのように未経験への情熱や期待感があっても『やってみたい仕事があるけど、私には無理だ』とか『あの人とつきあってみたいけれど、私では不十分だ』『結婚してみたいけど、私にはその資格がない』となり、その情熱がかき消されてしまうんですね。本当はやってみたかったのに。

つまり2021年5月から、そういった情熱や期待感に、海王星の神秘のベールがかけられ、もやもやとよくわからない状態だったかもしれません。未経験の経験に入っていきたいけれど、でも無理かもな、でもやっぱりやりたいな……という感情の波を味わった方もいらっしゃるかと思います。それが海王星の逆行によって、2年前から思いあぐねていた本当の気持ちに気づく可能性もあるのです。

ちなみに最終的に海王星が戻っていく36.3「推移」「古い灰の中から、新たな秩序を生み出す」です。いったん期待感が失われたり、情熱が冷めてしまっても、その灰の中にはまだ、ぶすぶすと感情がくすぶっているかもしれません。そしてその灰に新鮮な空気を送り込めば、また期待や情熱が復活するのでしょう。

来年2024年4月10日まで、そのようにいったん失われかけた情熱や期待感を、もう一度、灰の中からすくい上げてみたり、『私では不十分だ』という神経質さと向き合って打ち勝つ時期なのかもしれませんね。

 

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