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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】海王星逆行:未来がわからないまま進んで行く

"Opportunity is often delivered in a fog of uncertainty."

今日から海王星が逆行に入ります。海王星は今年12月4日まで逆行を続けますが、今現在いる36番ゲート「未経験の危機」からはみ出すことはありません。延々と36番ゲート「未経験の危機」の中を逆戻りし、また順行に戻った後も、2024年4月10日までこのゲートの中に滞在し続けます。これから2年近く、全人類が「未経験の危機」というテーマの影響(条件付け)を受け取ることになるわけです。

昨年も海王星はこの位置で逆行しましたが「未経験の危機」とは、今まで未経験だったことです。たとえば、初めての仕事やアルバイトは、右も左も分からず、上手くできないし、危機的に感じるでしょう。初めて彼氏/彼女としてつき合うことも、初めての結婚も、初めての出産や育児も「未経験の危機」なのです。

そこに海王星という、神秘のベールに隠す星が入っていますから、その「未経験の危機」がどうなるのか、未来がわからないのです。またヒューマンデザインでは、海王星を「誤情報」の星としています。今まで未経験だったことに向き合った時、さまざまな想像をしたり、下手をすると妄想にかき立てられる場合もあります。そして『この初めての経験は上手くいかないんじゃないか』『いや、上手くいくんじゃないか』と想像しても、それは間違った情報かもしれず、最終的にどうなるかは分からないのです。ですから、あくまでも未来が分からない中で、自分のストラテジーと権威に従っていくことで、妄想にとらわれず、誤情報にも惑わされず、海王星の影響を通過していけるでしょう。

そしてその海王星が逆行することで、神秘のベールが剥がされ、実は頭で考えていたほどのピンチではなかったと分かるかもしれません。頭(マインド)では、あれやこれやと妄想していたけれど、それは取り越し苦労に過ぎなかった……とかね。

逆にネガティヴに作用すれば、『この初めての経験は上手くいくだろう』と思っていたら、神秘のベールが剥がされて、それが海王星の誤情報だったことが分かり、期待外れに終わった……とかね。

僕個人で振り返ってみると、昨年の海王星逆行の時期から、父親が入院し始めました。そろそろ入院して一年経ちますが、父親不在の家族生活も未経験でしたし、入院の世話や、病院や施設側との話し合いなども初体験でした。これがいつまで続くのか、まさに未来が見えない感じです。そういや昨年、海王星が逆行した時期には『まさかそんなに長く入院はしないだろう』と思っていたのが、神秘のベールが剥がされたのか、実は他の病気も進行していたり、入れると思っていた施設に入れなかったりと、たしかに誤情報の多い一年でしたね。

ただ僕自身は、マインドで考えることはなく、自分のエゴに従って、家の手伝いをしたり、お世話するお金を出している状況です。あくまでも未来を心配することなく、この時期を通過するしかないですね。

仕事にしても、勉強にしても、恋愛や結婚にしても、初めての経験で『これから先どうなるんだろう?』と思っている方は、それが海王星の影響かもしれない、と観察してみてください。そして未来がわからないなりに、誤情報に惑わされず、自分のストラテジーと権威を試していく訓練だとお考えください。たぶん2年後、海王星が「未経験の危機」を去る頃には、その学びが得られるのではないでしょうか。

 

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