本日1月22日04:11に、ヒューマンデザイン的な元旦、Rave New Year 2025を迎えました。毎年、41番ゲート「収縮・減損」(ゼロスタートのゲート)に太陽が入った瞬間にヒューマンデザイン的な新年となり、その瞬間のトランジット・チャート(星からの影響・条件付け)がその一年を象徴すると言われております。

その2025年チャートを見る前に、昨年2024年のチャートを振り返っておきましょう。昨年は、金星とサウスノードによって10-57「完成形」「自分らしく直観的に振る舞う」チャネルがつながっていました。ご自身のチャートに10番ゲートも57番ゲートもお持ちで無い人(僕もです)は、この力をまるまる受け取った一年になったでしょう。このチャネルは、美しいものを創造したり、誰もが自分勝手に生きていてもOKな環境を創るチャネルでもあります。そして10番ゲートは、中国の「易経」で言えば「自分らしく進んでいけば、たとえ眠っている虎の尻尾を踏んでも噛まれることはない」というゲートです。ここは個人性チャネルでもあるので、その振る舞いも個性的であり、風変わりな行動となります。当然、周囲から怒られそうな行動を取るのですが、自分らしく生きていればそれでも大丈夫ということです。
僕自身、昨年は風変わりな行動を取りましたが、結局それでも大丈夫でしたね。そして今では、自分勝手に生きていてOKな環境にいるので、昨年の10-57「完成形」「自分らしく直観的に振る舞う」チャネルを、うまく活用できたかなと思っております。
一方、ご自身のチャートに、10番ゲートか57番ゲートだけお持ちの方は、そのように自分勝手に行動しようとしても、上手くいかなかった一年でした。また34番ゲートか、20番ゲートだけお持ちの方は、さらに個性的な力=インテグレーションが活性化された一年だったのではないでしょうか。

そしてこちらが今朝04:11の、Rave New Year 2025のチャートです。今年は、感情(太陽神経叢)エネルギーが、36-35「推移」チャネルを通じて喉センターという出口までつながるという、感情マニフェスター的な一年になっております。Rave New Yearの瞬間に感情マニフェスター的な星の配置になるのは非常に珍しく、僕が調べたところでは、1929年以来、95年ぶりではないかと思われます。36-35「推移」チャネルは、すでに昨年12月2日からつながっていますので、すでに昨年末からこの影響=条件付けを自覚している人もいらっしゃるでしょう。
今までも何度か書いていますが、36-35「推移」チャネルは「未経験のことを一回通過したい」という感情的な期待が高まり、その経験が終われば次の経験に進んで行く力です。だいたいこのチャネルをお持ちの方は、ご自身のことを「飽きっぽい」「何もモノになっていない」「器用貧乏」と感じていますが、それはそれで悪いことではありません。ここは、ひとつの道を究めるスペシャリストではなく、さまざまな経験を少しずつ持つゼネラリストですから、それはそれで良いのです。
しかしその36-35「推移」チャネルが、トランジットの条件付けとして下りてくると、未経験のことに対して期待が高まり『この経験をずっとやろう』『この経験はずっと楽しいはずだ』と思いがちになりますが、どこかで感情的に飽きてしまい、絶望に至るでしょう。たとえば「初めての仕事」「初めての恋愛」「初めての結婚」……どれも最初は期待が高まりますが、いざ始めてみたら、たいして面白くなかったり、上手くいかなかったり、感情的に飽きてしまうという現象になるわけです。そして期待が高ければ高いほど、絶望も深くなりますので、ここからの一年は、仕事にしろ人間関係にしろ、初めての経験については、あまり期待を持ちすぎないことが大切ですね。
たとえば僕も昨年末、すでに36-35「推移」チャネルがつながっている時期に、出張で長崎に行き、初めて西九州新幹線に乗りました。乗る前は楽しみだったんですが、いざ乗ってみたら、30分で終わっちゃうし、トンネルばかりでたいして景色は見れないし、なんだこりゃと期待外れに終わりましたね。まあ、長崎に行ったこと自体は楽しかったですし、その程度の「期待と絶望」なら良いんじゃないでしょうか。
しかしRave New Year 2025のNot Selfは「お金や権力のことばかり見て、それが必要だと思い込んで決断してしまう」です。たとえば『未経験の仕事だけど、これをやればお金になるだろうし、それが必要だ』と思い込んだり『権力やお金がある人と初めて恋愛したけれど、この人と結婚すれば上手くいくだろう』と思い込むようなものですね。4月から始まる大阪万博も、期待したほどお金が入るようには思えませんよねえ……
特に、海王星が入っているのは、36番ゲート「危機・光が陰る」36.6▲「正義」「闇の力は、結果的に自分自身を破壊してしまうと知り、そのことを信頼している」にあります。来週1月30日には、冥王星も41番ゲート「収縮・減損」に入り、まさに衰退、ゼロスタートの時期に入ります。恐らく多くの仕事で、お客さんが減ったり、売上げが減ったり、やる気が無くなったりということがあるでしょう。そういった危機的かつ衰退の時期に、ネガティヴな闇の力を使ってしまったら、その人自身が壊されてしまうということが、海王星によって溶かされ、あやふやにされ、誤誘導(ミスリード)されるでしょう。そして『今は危機の時だから、闇の力を使ってしまえ』と思い込んでも、その期待は絶望に変わり、さらなる感情的な危機に陥るようなものですね。
また木星は、35番ゲート「変化・発展」35.1▼「次の経験に進もうとすると、今までの経験から拒絶され、自己破壊的な反応をする」にあります。たとえば、今までの経験が期待外れに終わったり、感情的に飽きてしまった場合、次の経験に行こうとすると、『まだこの経験に居続けろ』『よそには行くな』と拒絶され、大ゲンカになるでしょう。なにしろこのチャネルは感情マニフェスター的なので、「怒り」どころか「激怒」になるかと。そういう意味では、非常に争いの多い一年になるようにも思います。
さらに細かく見ていけば、月は50.6▼「権力的な立場にあり、人々を遠ざけるリーダー」にあり、水星は54.6「野心の邪魔になる相手とは手を切り、お互いの利益になる人間だけと関係を結ぶ」にあります。こういった内惑星(太陽に近い星)は「出会う人々」として現れてくるので、これも部族的なイザコザが起きそうな配置ですね。
そういった荒々しく、お金にも引っ張られそうな一年だからこそ、ノード環境として、25番ゲート「無垢さ」+46番ゲート「決心」という、霊的な環境が設定されているのでしょう。『みんなはお金が稼げると期待しているけれど、私はただ単に好きだからこの道を行こう』という無垢な決心でいられるかどうか、試されるわけですね。
そしてご自身のチャートに、35番ゲートか36番ゲートだけお持ちの方は、この一年は「未経験」のことに挑戦しようとしても上手くいかないでしょう。それはもしかしたら、もう手持ちの経験値だけでやっていきなさい、というメッセージかもしれません。もうすでに出会っている仕事や趣味や、もうすでに出会っている相手から選びなさいということかなと。見たことも無い「幸せの青い鳥」(未経験)を今から探しに行くのではなく、もう身近にいる「幸せの青い鳥」(経験済み)に気づきなさいよと。
一方、ご自身のチャートに35番ゲートも36番ゲートも無い人(僕もです)は、あまり期待を上げすぎない形で、未経験のことを、一回こっきりと思って楽しんでいただければと思います。僕も今年は、まだ行ったことが無い土地……青森や秋田、新潟、富山や福井、岐阜、和歌山、四国4県、宮崎、鹿児島へ出張で行けると良いなあと思っておりますし、それぐらい期待しても良いですよね?(^_^)
ちなみに来週1月28日には木星と土星が同時にゲートを移動し、29日には水瓶座新月、さらに30日には冥王星とノードがゲートを移動するという、もの凄い節目になっております。特に冥王星の41番ゲート「収縮・減損」入りは、まさに衰退の時期の始まりとなるでしょう。と言っても、自分らしく生きていれば、あまり気にならずに過ごせるはずです。皆様、どうかこの荒々しく、激怒しやすく、お金に引っ張られやすい2025年を、無事にお過ごしくださいませ……
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