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作家 ヒューマンデザイン・プロフェッショナル・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】古い共同体の終わり、その最後の抵抗

A model of a battle at Osaka Castle

一昨日、Rave New Year=ヒューマンデザイン的元旦を迎え、これから一年のテーマとして「暗黒のリーダーシップ」「それを解決する救世主、あるいは勝利に固執する将軍」「混沌とした状況が拡大し、消耗戦に突入する」「火山の噴火的な突然変異エネルギー」と書きましたが、 もっと大きな時代性という観点で見ると、これから数年は、2027年から始まる新しい時代サイクルへ突入する前の、古い時代サイクルの終わりにあります。

この古い時代サイクル(約400年周期)は、1615年に始まっていますが、日本ではちょうど大坂夏の陣によって豊臣家が滅び、いよいよ徳川幕藩体制が固まってきた時期となります。ヒューマンデザインでも、この1615年からの約400年は「部族共同体」の時代であり、お互いに助け合うことがテーマだったとしています。ただしこの古い共同体は『みんなのために、自分のことはガマンしよう』なので、個人個人が犠牲となってしまい、言うなれば滅私奉公の時代でした。今の日本で見られるブラック企業や過重労働問題も、ある意味、この滅私奉公=古い共同体のテーマを引きずっていると思われます。

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ところが2027年からの新しい400年サイクルでは、個人がテーマとなります。しかもその個人性は『他の人のことなんか気にしていたら生き残れない。生き残るために、私は私を優先する』という非常にワガママに見えるものです。これまでの『みんなのために、自分のことはガマンしよう』という価値観から、急激な変動となりますが、世の中を見てみると、会社勤めではなく、自分のやりたいことを仕事にしている人が増えているので、すでにこの強い個人性は、前倒しで現れているような気もしますね。

しかしこの変動に伴って、今までの古い部族的共同体が機能しなくなるとも言われています。世の中を見れば、国家レベルではイギリスのEU離脱があり、社会レベルでは古い企業や組織の行き詰まりや不祥事、スポーツ組織での師弟関係の破綻、#metoo運動に見られる権威者への告発、家庭レベルでは夫婦別姓同性結婚別居婚などによる古い家族形態からの変化が現れています。このあたりどれも『みんなのために、自分のことはガマン』しなくなっている案件ばかりです。

このような変化は、2027年に向けてさらに加速すると思われますが、それを肌で感じているのが、当の古い部族共同体の人たちだったりします。彼らは、今までの価値観や制度が変化するのを好まず、古い共同体の維持に力を入れるでしょう。そしてその維持に必死になるあまり、個人優先とは逆方向の、共同体のメンバーをさらに束縛する方向へ向かうでしょう。まあ、ある意味そういったことをしても逆効果で、束縛が強まった共同体からメンバーが逃げだし、むしろ個人個人が独立してしまうんですけどね。

そういった流れの中に、この2019年もあるので、ある意味「暗黒のリーダーシップ」は、古い共同体を維持しようとして発揮されるかもしれませんし、前倒しの「わがままさ」と組み合わさって発揮されるかもしれません。そして会社や組織を維持しようとして「混沌とした状況が拡大し、消耗戦に突入」し、どこかの時点でその混沌が臨界点を迎え「火山の噴火的な突然変異」が起きるのかもしれません。

そういう意味で、この2019年は、古い共同体が終わりを迎える年であり、その最後の抵抗となる年ではないでしょうか。その答え合わせは、また来年に……

 

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