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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】魚座新月:権力を求めて激怒する

Admiring the sunset

ちょっと遅れましたが、昨夜2月24日00:32、魚座新月となりました。今回の月(と太陽)の位置をヒューマンデザインのホロスコープ上で見てみると55番ゲート「個人的な感情の豊かさ」になります。このゲートは「半分だけ水が入ったコップ」として例えられています。感情も、満杯になっている時もあれば、半分だけに落ち込む時もあります。しかしその半分だけになった感情を『まだ半分もある』と思うか、『もう半分しか無い』と嘆くかは人それぞれです。そして人類は2027年まで、自分の感情が『まだ大丈夫なのか』のか『ひどく落ち込んでいるのか』のか、よく分からないと言われています。たとえ感情的に落ち込んでいても、実はそれほど悩む必要は無かったり、まだ大丈夫と思っていても、実はかなり感情が落ち込んでいる場合もあるのです。

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さらに今回の月(と太陽)の位置を細かく見てみると55.5「権力的な立場にあっても、周囲からの助言を受け容れ、感情的に成長する」にあります。ヒューマンデザインの創始者ラーが言うには、この位置を持つ人は、権力者になることがすべてであり、権力的な立場にある時は、非常に魅惑的であり、その権力を使って、相手を惹きつけるそうです。まあ、エラい立場にいても、周囲からのアドバイスを聞いてくれる人は魅力的ですよね。

rage

しかし、この位置に太陽が入ってしまうと、その性質がネガティヴ面に偏り55.5▼「権力が欲しいのに、権力を持っていない人」となります。この人は、権力が無いために不幸になり、感情的にも激しくなります。そして、単なる変わり者か、奇人変人として、周囲から拒絶されたり、追放されると言われています。それによって、この人はさらに感情が激しくなりますが、いくら怒ろうが、泣きわめこうが、権力は得られません。逆に、自分の感情を押し殺して、相手の気持ちを受け容れ、権力を得たとしても、その場合は自分の本当の気持ちが死んでしまいます。まあ、どっちにしろロクなことにはなりませんね。あえて言うなら、権力的な立場につけず、感情が落ち込んでも、激怒もしなければ、感情的に成長できるかもしれませんが……

ちなみに昨日は天皇誕生日でしたが、今上天皇陛下はこの位置のお生まれではありません。この1つ手前の位置です。

また今回の新月では、木星54.4「終わりであり始まりでもあり、光でもあり闇でもある=アルファオメガ」という最も神秘的な位置にあります。「アルファオメガ」は、社会的立場の変化を意味する位置ですから、権力を失って闇に堕ちるか、権力を得て光り輝くかという、ターニングポイント的な位置でもあります。

また、未熟な火星は58.2「自分自身と周囲の人たちを苦しめるド変態」という位置にあり、ここにはポジティヴな要素が見られません。

もし皆さんの周囲で、権力が得られずに激怒している人がいたり、周囲の人にまで迷惑をかけるような人がいたら、恐らくその人は、今回の新月の影響に引っ張られ過ぎて、本来の自分を見失っているのでしょう。お気をつけください……

 

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