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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】獅子座新月:リーダーが引退する時

Presidents

今夜22:50、獅子座新月となります。今回の月と太陽の位置は、ヒューマンデザインのホロスコープ上では7番ゲート「論理的な役割」です。ここは、チャネルとしてつながると31-7「将来を見据えた論理的なリーダーシップ」であり、そのためにどのような「役割」を担うのかという部分でもあります。ある意味、リーダーのキャラクター性が表れる位置ですね。

そして今回の新月を細かく見ると7.4「集団全体の利益のために、他人の判断を受け容れてリーダーの座を下りる」です。基本的にこの位置のリーダーは、民主的に、人々から選ばれてリーダーになります。もちろん、政治家でも社長でもそうですが、リーダー的立場に就く前は『あの人なら大丈夫だろう』『あの人は有能だろう』と期待されてリーダーになるものです。しかし人間は、出世していくうちに、どこかで、自分の能力限界を超えた立場に就いてしまいます。主任や課長としては有能だったのに、部長に抜擢したら無能になるようなものです。それは「ピーターの法則」とも呼ばれていますが、今回の新月は、まさにその、リーダーが自分の能力限界に達し、その地位を下りるところなのです。 

ヒューマンデザインの創始者ラーは、この位置を説明する際に『それは、その人のリーダーシップが悪かったわけではない』『その人の時代が終わっただけなのだ』と言っています。そして周囲の人たちから『もう辞めてください』『あなたの時代は終わりましたよ』と判断された場合に、それを受け容れ『分かりました。では辞めましょう』と潔く地位を下りることは、優雅でもあり、智慧でもあると言っています。

ですので、今回の新月に引っ張られ過ぎると、そのように周囲から引退をほのめかされたり、リーダー的立場から下りざるを得なくなるでしょう。

まあ、無能なリーダーにはさっさと引退してもらうのが一番ですが、実際それが出来るかと言えば、やはり自分の限界を受け容れる潔さが必要になってきます。しかし、それを受け容れなければ、周囲から無能だと思われながらも、地位にだけしがみつくことになってしまいます。それはそれで苦しいことでしょうし『私の時代はもう終わったな』と自覚しているのであれば、早めに身を退いた方が良いでしょうね……

 

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