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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】研究員を「昇進」させるという罰

Robin, Studying

今日は、遠方の方にSkypeでフルリーディングをお伝えしました。

今日の方は、1/3感情マニフェスティング・ジェネレイターさん。1/3の生き方は、1番ラインで基盤となるものを研究し『これが自分の基盤になる!』と思って取り組むのですが、3番ラインで間違えるため、『あ、違ったな』といって絆を断ち、また別のものに取り組むのが自然です。特に今日の方の場合、特定の方向性も無く、完全に場当たりで生きるデザインだったため、何かを研究して、ひとしきり納得するまで学んだら、前後の脈絡なく、全然別のものに取り組む生き方が合っています。そこに「三歩進んで二歩下がる」マニフェスティング・ジェネレイターのエネルギッシュさも加わり、また感情の波で動く場合もあり、周囲からすれば、まったく落ち着きが無いように見えるかもしれませんが、それが本来の生き方なのです。

Craftsman

ある意味、今日の方は、あれやこれやと移り気になるのが自然です。しかしご本人によると、それとは真逆の「この道ひとすじウン十年」みたいな職人の世界に憧れると。まあ、実際それをやろうとしても、途中に飽きてしまうので、結局無理なんですが、やはり人は、自分とは違うもの=Not Selfに惹かれてしまうんですよね。

studying

しかし1/3には、自分の研究に没頭したいという性質があります。実際、今日の方も、自分の仕事だけ取り組んでいたいのに、妙に会社で昇進してしまい、面倒な調整役をやらされていると。1/3は、対人関係が苦手ですし、「大人のつき合い」が汚いもののように感じる場合もあります。むしろ1/3は、人間関係なんてやらなくても良いから、自分の研究に没頭するようにデザインされている人なのです。

そこで、今日の方のチャートを拝見すると、人生のルールを表す木星10番ゲート「自分らしく行動する」にありました。つまり、場当たり的な1/3らしく『私は、人間関係なんて分かりません。大人として振る舞えませんし、計画性もまったくありません。私は自分の研究だけしたいんです』という風に振る舞うと、人生のご褒美がもらえるわけです。

ところが、人生のルールを破った時に罰を下す土星54番ゲート「キャリアアップ、社会的立場の変化」にありました。自分らしく生きれば、一研究員として、自分の研究にだけ没頭できたのに、大人のふりをしてしまうと、周囲から『この人は、社会人として計画性もあるだろうし、職場での上下関係もちゃんとやれるだろう』と思われ、昇進させられ、1/3らしくない立場でフラストレーションを感じてしまうわけです。昇進することが罰というのも面白いですが、世の中には、昇進しない方が幸せなデザインもあるのです。

ですので、今日の方には、今の仕事は向いてないと思いますよとお伝えしたところ、とても喜んでいただけました。ご自分でもそう感じていたのに、周囲からは『いやいや、せっかく昇進したのにもったいない』的に引き留められていたので、そのあたりもスッキリしたと。そのように、土星の罰を受けているかどうかで、人生のルールを守れているかを確かめ、修正する手段もあるのです。 

 

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