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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】火星逆行:成長と覚醒をやり直す

Mars

今日から、火星が逆行に入りました。火星は今現在、ヒューマンデザインのホロスコープ上では3番ゲート「産みの苦しみ」にあります。ここは、状況がなかなか変わらないイライラですが、いずれ状況は変わるだろうと受け容れると、そのイライラを超越できると言われています。しかし火星は、ヒューマンデザインでは、未熟で制御不能な星と呼ばれているため、この力に影響され過ぎると「産みの苦しみ」を超越できず、憂鬱に陥るでしょう。

さらに細かく見ると、今回、火星は3.3「繁殖するうえで、最適な相手を選ぶ」に入る直前で逆行に入り、Uターンすることになります。ある意味、未熟な状態でそこに入る前に、もう一回何かをやり直すことで、本当に正しい相手と絆を結べるのかもしれません。

では、火星が何をやり直すかと言えば、まず42番ゲート「成長と増益」です。仕事にしろ人間関係にしろ、本当にそれは成長につながるのか、利益を生むのか、相手は成熟した大人なのか、を見極め直すわけですね。またここは、これ以上は成長しない人生経験を終わらせる位置でもあるので、そういった経験を再度、きっちり終わらせる、という解釈も成り立ちます。もう続けても意味が無い仕事や人間関係には、強制終了がかかってもおかしくないでしょう。火星はこの「成長と増益」に、9月25日から10月15日まで戻りますが、なにしろ未熟な火星ですから、その強制終了も『おいおい、もうちょっとやり方があるだろう』みたいな、乱暴な終わり方になるかもしれませんね。

また10月1日~10月13日は、木星54.4「アルファオメガ」「光でもあり闇でもあり、始まりでもあり終わりでもある」を通過するので、火星の乱暴な強制終了によって、何かが始まり、何かが終わる、という展開にもなりそうです。 

Lightning

さらに火星は、10月15日から(11月14日に順行に戻りつつ)12月15日まで2ヶ月間、じっくり51番ゲート「覚醒のショック」をUターンしながら通過していきます。ここは、本来の自分に目覚め、ショックを受ける位置です。それは良くも悪くも『えっ、本当の私ってそうだったの?』というショックを伴うわけです。それが『私にはこんなステキな個性もあったんだ!』という嬉しいサプライズになるか、『本当の私ってそういう人だったんだ……』という失望や絶望になるかは、人それぞれですね。

今回、火星はこの位置の一番根っこの部分まで逆行しますが、その細かい意味は51.1「以前にショックを経験しているので、同じようなショックにも耐えられる」「ショックを受けて、感情的に退却する(隠棲する)」です。まあ、星からの影響に引っ張られ過ぎるとネガティヴに表れますから、後者の方を重要視した方が良いでしょう。

火星は、この位置に11月3日~11月25日までじっくり滞在します。もしこの火星に引っ張られ過ぎると、まず何らかの人生経験が強制終了し、何かが始まり、何かが終わるわけです。そして本来の自分を知るプロセスが始まりますが、そのショックに感情的に耐えきれず、引き籠もってしまうわけですね。

まあ、いつも書いていますが、自分らしく生きていれば、このような星の影響には引っ張られず、強制終了もショックも無いはずです。Not Self(不健康)の人ほど、このような目に遭うでしょう。皆さんの周囲でも、これから年末までの間に、突然強制終了がかかった人や、ショックで引き籠もる人が現れるかもしれませんが、それは火星に引っ張られ過ぎた、Not Selfの人たちかもしれません。でもそれがキッカケでTrue Self(真の自分)に覚醒するなら、それはそれで良いのではないでしょうか。

 

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