諸般の事情により、少し早めの月読み。月はもう天秤座に入りましたが、10月17日04:31に天秤座新月となります。今回の月と太陽は32番ゲート「持続性」にあります。最近、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉もよく見かけますが、この位置は、家族や仲間内の経済的な成功を維持(持続)しようとします。しかし、何かを続けようとしても、結局ものごとは変わり続けます。だったら、何を変えたら良いのか？何を変えられるのか？変えてはいけないものは何なのか？を見極め、不必要なところには投資せず、必要なところに投資することが求められるゲートなのです。ちなみにこの32番ゲートは「財務部長」と呼ばれています。
さらに細かく見ると、今回の新月は32.4▲「たとえ変化があっても、自分の正義(Right)は守る」です。これ良く言えば、たとえ状況が変わっても、今まで同様に、自分の道理を貫くぞという位置です。
そもそもこの32番ゲートには、経済的な成功を維持したいという性質の裏面に「失敗の恐怖」があります。経済的な成功を途切れさせたくないとか、自分には十分なお金が無いとか、自分の職場には成功し続けられる才能を持った人がいない、という「恐怖」を抱えてしまうんですね。そのため状況が変わっても、失敗を恐れて、変えなければいけないものを変えずに、今までと同じやり方を続けてしまい、さらに失敗してしまうと。
ああ、やだやだ。自分で書いていて、すごく身近でこうなりそうな人たちが複数思い浮かびましたわ。たぶん、あの人たち、自分の利権を守ろうとするんだろうなあ……
ちなみに今回の新月チャートを見ると、家族や仲間内での経済的な流れを意味するチャネルが２つもつながっていました。木星はキャリアアップしたい54番ゲート「平社員」にあり、月と太陽は32番ゲート「財務部長」に、水星は直観的に仕事の才能を見抜く44番ゲート「人事部長」にあり、サウスノードはハッタリの上手い26番ゲート「宣伝部長」にあります。あいにく「社長」の位置は空いていますが、ノースノードは「45番ゲート「会長」の位置にあります。つまり、この配置に影響され過ぎると、身近な経済関係でネガティヴなことになりそうですね。
そして今現在44番ゲート「人事部長」にある水星は、昨日から逆行を始めています。ある意味、経済的な成功を維持するために、誰と一緒に働くのか、その才能の見直しが始まったわけです。水星はコミュニケーションの星ですから、それを話し合うことにもなると。まあ、話し合ったからといって、変化を恐れたり、自分の利権にしがみついてしまったら、そのミーティングもご破算でしょうね……
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