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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】芸術的センスは教えられない

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今日は、赤羽にてフルリーディングでした。

今日の方は、2/4感情ピュア・ジェネレイターさん。もちろん感情権威ですから、誰かから『この仕事やってくれる?』と言われ、感情的に嬉しくなっても、いったん『ちょっと考えさせて』と結論を先送りし、その後の感情の変化を見ることが大切です……とお伝えしたところ、前日に、即座に返事をしてしまった案件があると。御自分でも、早まった自覚があるようでしたが、それが不満(フラストレーション)に至ったなら、4番ラインらしく、次の仕事に乗り替えましょうともお伝えしました。

また2番ラインは才能型なので、最初から上手くできるものや、長所を伸ばすようなお仕事が合っています。しかし今日の方は、今やっている先生的なお仕事が、上手いのかどうか、よく分からないと。長く続けているし、生徒さんも付いているけれど、自分では上手いとは感じないそうです。まあ、2番ラインは、自分の才能は自覚しにくいので、そこもぼんやりするかもしれませんね。

特に、生徒さんに教えるのが苦手なので、自分では上手いと感じない……と仰っていましたが、いやそれこそ、2番ラインの才能かもしれません。2番ラインの才能って、ある意味、芸術的センスなのです。それは生まれ持った天賦の才能であり、後から身に付けたものではないはず。しかし、最初から上手くできるゆえに、他人に教えにくいのではないでしょうか……とお伝えすると、そこが今日のリーディングで一番響いたようで、とてもご納得されていました。

また今日の方の場合、個人性チャネルもつながっていたので、独特な部分もあるでしょうし、それは真似したり、教えたりできるものではないのでしょう。  

たとえば画家で言うと、サルバドール・ダリ2/4プロジェクターなんですが、もしダリのところに行って『どうしたらあなたみたいな絵が描けるんですか?私にも教えてください』と言っても、本人はちょっと困ってしまうかもしれませんね。まあ、もしかしたらダリも(プロジェクターですから)基本的な絵画技術は教えてくれるかもしれません。ただ、その技術を組み合わせて、芸術作品(アート)を創る、となると、そこはもう本人の芸術的センスが必要になるわけです。

ヒューマンデザインでも、創始者ラーは『リーディングはアートである』と言っています。ヒューマンデザインを学んでいる皆さんも、タイプや、権威とステラテジーや、プロファイルや、チャネルなどの基本的な知識は、頭に詰め込めると思います。

ただ、実際にチャートを見て『この人は、このような不健康さを抱えているのではないか?』とか『この人の人生の目的はこうなんじゃないか、だからこそ、ここがああなっているんじゃないか』と統合的に「読む(リーディング)」には、芸術的なセンスが要ると思います。さらに、実際にお客さんにお会いして、今の状況をお聞きしたり、お客さんから感じるものも加味して、その場その場で「瞬間芸術」のように「読む」にも、才能が必要になってくるでしょう……

……なーんてことを言っちゃいますが、僕自身、そういった「読む」センスがあるかどうかは分かりません。でも、誰かから『市川さん、どうやってチャートを読むんですか?』と聞かれたら、自分では普通にできている部分が多いので、『いやあ、チャートを見たら分かるでしょ?』としか言いようがないんですよ。

それが苦手な人たちのために、ヒューマンデザインでは、タイプや定義やチャネルなどの「キーノート(キーワード)」を組み合わせて、分析を文章化するという方法論を取り入れています。「キーノート」を組み合わせていけば、それぞれの言葉は正確にその人を表しているのだから、多少、雑に組み合わせても、内容的に間違った文章にはならないはずだと。ある意味、苦肉の策とも言えますが、その「キーノート」を組み合わせるにしても、芸術的センスがあれば、より相手に響く説明になるでしょう。

僕自身、英文テキストを訳して知識を増やしながら、日々のリーディングで、そのセンス面も磨いていきたいですね。

 

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