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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「個室」と「自分の時間」が必要

documenting new room/paintjob in the early morning light

今日は、Zoomにて、3月最後のフルリーディングをお伝えしました。

今日の方は、4/6ピュア・ジェネレイターさん。昨年、42歳前後の転機=ウラヌス・オポジション(人生前半・後半の境目)を迎えられたばかりで、人生の本番(50歳)までは、まだまだという時期ですね。とは言え、やはりコロナ渦でいろいろと変化があり、自宅に引き籠もるような生活が続いているものの、むしろ快適に感じられていたようです。それもそのはず、人生のメインテーマは33番ゲート「プライベート空間/時間に引き籠もる」でしたので、そのような生活の変化によって、本来の自分を感じ始めたのでしょう。

でまあ、50歳以降の人生の本番についてもお話したのですが、御本人は『精神世界に興味がある』と。しかしインカネーションクロス(人生の目的)を拝見すると、「精神世界」ではなく、「文明世界」で満たされる人だったのです。ここで言う「精神世界」とは、文明社会から切り離され、人間関係が無くても、変化が無くても、まるで修行僧のように、何にも無い山奥の洞窟に籠もるような生活です。それをお伝えすると『……うーん、それは嫌ですね(笑)』と。実際、田舎暮らしよりも、都会のような文明世界が好きで、カタチのあるものの方がお好きだそうです。であれば、50歳以降の人生の本番でも、そのような「文明世界」に関わるのではないでしょうか。

Banna Tribe

その「文明世界」に必須なものこそ、自分一人のプライベートな空間であり、プライベートな時間なのです。逆に言えば、非文明社会には、プライバシーはありません。旧来的な部族生活では、ひとつの家屋に、家族全員がぎゅうぎゅう詰めで住み、個室もありません。生活や労働にしても、家族一緒にするはずですから、個人の自由な時間もありません。『お前は、5km先の水飲み場に行って、家族のために水を汲んできなさい』の世界ですよ。それが悪いとは言いませんし、それも文化(Culture)なのでしょうが、文明(Civilization)ではないんですよね。

今日の方は、ご自宅に自分の部屋をお持ちだそうですが、「文明世界」の人たちにとって、自分の聖域である個室を持つことは非常に重要です。また、夫婦と言えども、寝室を別にすることで、お互い睡眠中に、相手からの影響(条件付け)を受けることなく、本来の自分に戻れる時間が確保できます。

しかし実際、自分の個室を確保できている人って、多分少ないんですよ。3LDKに家族4人で住むとしたら、お子さんに個室を譲って、ご夫婦は一緒とか。また、仕事や家事に追われて、自分個人の自由時間を満喫できている方も少ないのでしょう。

恐らく今日の方は、自分自身のプライベートも確保しつつ、社会全体や、周囲のお友達(4番ライン)にも『自分の部屋を持とうよ』『自分の時間を確保しなよ』という話をされるのでしょう。

ただ、家族一人ずつに一部屋となると、経済的な負担がかかるのも事実です。そのため「文明世界」がテーマの人たちは『そのお金をどこから持ってこよう?』という疑問を抱えてしまうのが厄介ですね。まあ、コロナ渦によって、より家賃の安い地方へ移住する手もありますし、人口が流出した都市部の家賃が下がるかもしれません。そういった時代的な変化も見ながら、プライベートな時空間を捻出していただければと思います。

 

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