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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】蠍座満月:勝つことに取り憑かれる

Tired of Chess

明日4月27日12:32、蠍座満月となります。明日の月と地球の位置を、ヒューマンデザインのホロスコープ上で見ると28番ゲート「人生のゲームでリスクを取る」になります。ここは、人生の目的や、やり甲斐のために、あえて危険を承知で勝負に出るところです。たとえば、結婚したいけれど、結婚したら自分の自由な時間が無くなってしまう、それでも結婚するのか?、また結婚するにしても、経済的にやっていけるのか、貯金が無くなったらどうしよう?というのも人生の大勝負です。そういったリスクを背負ってでも、結婚したい相手なのか、人生のやり甲斐に賭けるのか、ですね。

さらに明日の満月を細かく見ると28番ゲート「人生のゲーム」の中でも28.6▲「どんな代償を払ってでも勝とうとする」28.6▼「苦戦した時に、敗北の恐怖によって自己破壊に至る」となります。

いつも書いていますが、その時の星の位置(トランジット)に引っ張られすぎると、本来の自分から外れて、不健康になってしまいます。もし今回の満月に引きずられ過ぎると『絶対、勝ち組になってやる!』『これは私のやり甲斐なんだから!』とばかりに大勝負に出て、お金や時間やエネルギーを費やしたあげくに大負けしてしまうでしょう。

またこの位置には「敗北の恐怖」があります。「敗北の恐怖」とは、ただ単に人生の負け組になることを恐れるだけでなく『私の人生には、目的もやり甲斐も無い』『私の人生なんて価値が無い』『もし負けたら、私の人生には価値が無くなる』という恐怖でもあります。これが不健康なNot Selfとして作用すると、必死に働き過ぎたり、人生を生き急ぎすぎてしまうと言われています。たとえ一度や二度負けても人生には価値がある、という発想にならず、勝つことに取り憑かれてしまう満月ですね。 

もう8年前になりますが、ヒューマンデザインの勉強会に参加した時、まさにその「人生は何勝何敗ならOKなのか」という話題が出ました。もしあなたが、お相撲さんだったら、15日間の場所中に何勝したいかという話でしたが、これが結構バラバラで『いや、1敗もしたくないですよ』という方もいれば、僕のように『8勝7敗で勝ち越せればいい』という人間もいたし、そうかと思えば『0勝15敗でも人生には意味がある』という方もいらっしゃいました。

今回の満月が最悪の形で表れると、たった1敗しただけで、もう自分の人生に価値を見いだせなくなり、自己破壊……自暴自棄になって自殺という形で表れてしまうでしょう。いやいや「銀河英雄伝説」のラインハルト皇帝だって『100戦して100勝というわけにもいくまい』と言ってるじゃないですか。「肉を切らせて骨を断つ」ということわざもありますし、ある程度の損失を受けても、トータルで勝てていれば良いし、完敗しても、それで人生が終わるわけじゃないんですけどね。

さらに、ここで言う「人生の目的」「やり甲斐」とは、自分からつかみ取りに行くものではありません。むしろ向こうから呼ばれる(招待される)ものです。それは、誰かから『これをやってみない?』と呼ばれるかもしれませんし、状況的にやらざるを得なくなるかもしれません。今回の満月にあおられて、必死に人生の目的や、やり甲斐を探そうとしても、それも上手くいかないでしょうね……

 

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