昨日から、冥王星が逆行に入りました。ヒューマンデザインのホロスコープ上で言うと、冥王星は今年3月17日から60番ゲート「制限や限界」の位置に入りました。いつも書いていますが、その時の星の位置に影響され過ぎると、本来の自分からかけ離れて不健康(Not Self)になってしまいます。
冥王星は動きの遅い惑星ですから、3月17日以降、じわりじわりと60番ゲート「制限や限界」を進んできましたが、もしこれに影響され過ぎると、自分の限界や、社会的な制限という壁にぶつかってしまい、それ以上前進できず、苦しんでしまうでしょう。実際、今もなおコロナ禍によって、僕たちの生活にも、さまざまな「制限」 が課されています。だったらその「制限」内で、やれることをやれば良いのですが、冥王星の影響に毒されてしまうと、不満や怒りや苦味や失望を感じてしまうでしょう。
その冥王星が昨日からUターンし、6月11日09:43には、ひとつ前のゲートである61番ゲート「神秘」に戻り、来年2022年1月14日20:24まで「神秘」に滞在することになります。
冥王星は、2018年3月8日から断続的にこの61番ゲート「神秘」に入ってきました。つまり2018年3月8日から、人類全員が「神秘」的なことを考えようと、冥王星に引っ張られてきたわけです。しかし2018年3月以降、「神秘」的なことに取り組んだものの、上手くいかなかったり、自分には理解できない知識に取り組んだり、自分には不必要な知識に取り組んでしまった人も多かったかもしれません。
ヒューマンデザイン界隈で言うと、例のなんちゃらカードが発売されたのが、この2018年春だったはずです(俺は買ってませんけど)。あのカードを購入したことをキッカケに、多くの人がヒューマンデザインを学びに来たと思いますが、制作者と販売者が権利を巡って揉めてカードは発売中止になるわ、資格を取りに行っても難解なヒューマンデザインが理解できずに終わってしまった人も多いかと思います。僕からすると、それはすべて冥王星に引っ張られてしまった人たちに見えるんですよね。
その「神秘」に冥王星が戻る6月11日~2022年1月14日は、また世の中の人たちが「神秘」的なことに取り憑かれたり、もう一回やってみよう!と気勢を上げるのかもしれません。そして神秘的な商売をしている側からすれば、しめしめ、まだ今年の後半は神秘的なビジネスでお金を稼げるぞと思うかもしれません。恐らくヒューマンデザインの養成講座も、今年後半から始まる期には、それなりに人が集まるのではないでしょうか。まあ、それも結局、上手くいかないんですけどね。
特に去年2020年は、木星や土星もこの「神秘」に入っていたため、強烈に神秘的な世界に惹かれた方も多いかと思いますが、今回はそのような支援は無いため、以前ほど「神秘」に引っ張られる人も少ないかなと思っています。
逆に言えば、冥王星がいったん「神秘」から抜けた、今年3月17日から今日までも、特に苦しむことなく、楽しく「神秘」的なことに取り組んでいるのであれば、それは冥王星からの影響ではないのでしょう。
いずれにしろ、また6月11日から「神秘」的な世界に引き込まれる方々が多くなると思うので、安易にお金やエネルギーを投じるのは止めた方がいいでしょう。「神秘」的なことを学ぶにしても、自分に必要な範囲にとどめておき、自分には理解できない知識や、自分には不必要な範囲まで手を出さないこともオススメです。
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