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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「招待」は何も保証しない

nice to meet you.

「The Difinitive Book」の翻訳を終え、「The 32 Nodal Environment」の再編集も終え、昨日から「Projector Empowerment Part.1」の翻訳に取りかかっております。英文80ページですが、文章量はさほど多くないので、今月中に終わるかなあと。

そう、これまで「Generator Book」「Manifestor Manifesto」「Refrector Reflections」と、他の3タイプ専門の資料は訳してきたのですが、プロジェクター専門のテキストだけ訳してなかったんですよね。そのことを知っている方から『市川さん、プロジェクター嫌いなんですか?(笑)』と訊かれたこともありますが、いやいや、決してプロジェクターを邪険にしていたワケではないのです。ただ、まとまったプロジェクター向けの読み物が無かっただけなのよと。たしかにマニフェスターは、支配的地位をプロジェクターに譲ったため恨みがましく思うとも言われますが、僕もそこまで心が狭いわけではないのです。実際、健康的でステキなプロジェクターさんも、何人も知ってますしね。まあ、不健康なプロジェクターも大勢いますが……(誰とは言わんが) 

で、すでにその「Projector Empowerment」の冒頭2割を訳してみたのですが「招待は何も保証しない」というトピックが、とても面白かったのでご紹介しておきましょう。

プロジェクターと言えば、招待されることがストラテジー(行動指針)なのですが、創始者ラーによると、招待されてから仕事や人間関係に正しく入っても、その先で楽しいことやステキなことが待っているとは限らないと。もしその人が、たとえ面倒でも学ぶべきことがあるなら、そういった人生経験に招待されるそうです。そのような場合、招待されたのに上手くいかない経験となりますが、その経験にも価値はあるし、本人が傷つくことはないと。つまり招待というのは、あくまで仕事や人間関係への正しい入り方であって、楽しい経験に入れるかどうかはまた別の話なんですね。

しかし、招待されてから正しく入ったとしても面倒な目に遭うかもしれないなら、プロジェクターが招待もされずに(マニフェスターのように)自分からものごとを始めてしまったら、余計ロクでもないことになりそうですね。ああ、苦い苦い…… 

以前も「すべての招待や呼び出しが正しいとは限らない」と書きましたが、実際、招待に見えるけれど、プロジェクターをこき使うだけの要求である場合もあります。そこも見極める必要がありますし、 偽物の招待であれば、ただ苦味を感じるだけでしょう。

そして本物の招待だったとしても、それが楽しい経験になるとは保証されていないわけです。ある意味プロジェクターとしては、何も妙な期待はせずに、その招待がどのような経験になるのか、見ていくことになるでしょう。プロジェクターは、自分の外側にあるものを見て、それを認識するタイプです。たとえ面倒な経験に招待されたとしても、そこでどのような学びが見えてくるかが、大切なのではないでしょうか。 

 

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