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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】勉強会:Not Selfにとって都合の良い「本来の自分」

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今日は、なんとなく月例開催になってきたオンライン勉強会でした。

今回は、基本に立ち返って、ヒューマンデザインとはなんぞや?という部分のお話が多かったですね。ヒューマンデザインとは、家族や学校や社会から受けた条件付けを7年間かけて落とし、本来の自分に立ち返ることがメインテーマです。ですから、知識を学ぶとか、資格を取るとかよりも、まず最初に、自分を健康にしていくことが大切なわけです。

しかし最近よく思うのが、その「本来の自分」という奴です。不健康なNot Selfの状態だと、自分以外のものに憧れ、自分以外の人間になろうとします。そこへヒューマンデザインの分析を見せられ『あなたは本当はこういう人ですよ』と真実をつきつけられても、自分にとって都合の良い部分だけ取り入れたり、都合の良いように解釈したり、都合の悪い部分は見て見ぬ振りをしてしまいます。そうなると『私もヒューマンデザインで本当の自分に目覚めたのよ!』と言いつつ、Not Selfにとって都合の良い「本来の自分」として生きてしまいます。それは本当の「本来の自分」ではないし、結局ヒューマンデザインに触れても、ずっと不健康なまま過ごしてしまうでしょう。

そんなNot Selfの状態で『私は、自分を受け容れています』『私は、私を愛しています』『私は、これでいいんです』とか言う場合もありますが、周囲から見ると、いやいや……なんてケースも珍しくはないでしょう。 

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たとえば、これは僕のボディグラフですが、タイプとしてはマニフェスターです。マニフェスターは「王様」「宗教的権威者」だったと言われていますが、じゃあ僕が『よし、俺は王様だから、みんなをこき使ってもいいんだな』と言うのは、間違いです。今は平等な社会ですし、これからの時代はプロジェクターが導き役ですし、マニフェスターにはもう支配者的な権利は無いのです。『もうマニフェスターの時代は終わった』『自分はもはや支配者ではない』という事実も受け容れる必要があるわけです。

そのように、どのタイプ、どのプロファイル、どのセンター、どのゲート、どのチャネルにも、素敵な面もあれば、面倒な面もあります。ヒューマンデザインの基本は二元性ですから、「本来の自分」についても、さまざまな両面を知ったうえで、そのどちらも受け容れることが必要になってきます。まあ、面倒に思える面にも楽しい面がある、というところまで気づいていくと、自分のボディグラフを見て『素晴らしい、100点満点だ!』と思えるでしょうね。結局、どの面にしても、善悪で判断するものではありませんから。

ただNot Selfの状態では『あっちの方が良いんじゃないか』『こっちは良くないんじゃないか』という善悪判断や比較にも、とらわれがちです。そういった比較にとらわれなくなり、『私はこれで良いんだ』という境地に達することが、本当の自己愛(Love Yourself)だと思うのです。

しかしNot Selfの人も『私は私を愛してる』『私はこれで良いんだ』と言うし、True Selfの人も『私は私を愛してる』『私はこれで良いんだ』と言います。どちらも同じセリフを言いますが、その人の不健康さ、健康さは、きっと伝わってくるはずです。言っているセリフはまともなのに、どうも嫌な感じがする時は、恐らく、Not Selfにとって都合のいい「本来の自分」を愛し、本当の「本来の自分」を拒否しているんでしょうね。

 

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