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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】プロジェクターは「理由や原因」をひねくり出す

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引き続き「Projector Empowerment Part.1」の翻訳中です。進捗40%。あらためて『プロジェクターとはどういうタイプなのか?』という基本的な部分を掘り下げる講義録なのですが、自分としても新たな発見があって、楽しく翻訳を進めています。

創始者ラーはこの講義の中で、繰り返し『プロジェクターは、自分の外側にあるものを認識するために存在している』と言っています。自分の周囲にいる人はどういう人なのか、その人のエネルギーをどう上手く使えばいいのか、ネガティヴになっている人は誰なのかを認識していくわけです。それがプロジェクターの才能であり、常に「見る」ことが大切であると。

しかし反面、プロジェクターは自分の内側は見れません。ジェネレイターなら、自分の内側が見れますし、自分のことが分かっています。しかしプロジェクターは、自分の外部しか見えませんから、周囲にいる人や、周囲で起きたことを認識して、それを自分の鏡として、自分を理解するしかないそうです。なかなか、ややこしいですね。

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さらにプロジェクターは、周囲しか見えないため、不健康(Not Self)な状態でものごとが上手くいかなくなると『それはあいつのせいだ』『あれはあの人のせいだ』と他人のせいにしてしまうそうです。創始者ラーに言わせると、プロジェクターが誰かにレッテルを貼り付けると、実際にはその人のせいではないのに、ずっと誰かのせいだと思い込み、それに対処しなければならなくなる。それがプロジェクターの人生の呪いだと言っています。

そのように不健康なプロジェクターは『だってそれは……』と「理由や原因」をひねくり出しますが、さらに感情プロジェクターとなると、ただ単に気分がサガっただけなのに『私が哀しいのは、あの人のせいだ。だって……』と、自分の感情にも「理由や原因」を作り出してしまうと。しかし、そのように不健康な状態に陥ったプロジェクターは、実際の生活や、つき合っている人たちを再編成しないと、何度も同じような苦味を味わい、同じような「理由や原因」を生み出していくそうです。恐ろしいですねえ。

そういや、僕が知っている不健康な感情プロジェクターさんも、仕事や人間関係が上手くいっていないのに、まず、自分のせいだって言わないんですよね。口を開けば、まさに『だってそれは……』『それはあの人が……』のオンパレードですよ。あれは、単なる責任回避かと思っていたのですが、自分の内側が見えず、外部しか見えないからこその不健康さなんだなあと。まあ、誰とは言いませんがね。

ですので、この「Projector Empowerment」の中でも、創始者ラーは『プロジェクターは、推論にとらわれるな』と言っています。誰かのせいや、何かのせいに思えても、そうとは限らない。結局、マインド(思考)でひねくり出した「理由や原因」にとらわれると、ドツボにはまるというお話でした。プロジェクターの皆さんもご注意ください。

 

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