NO PLAN NOTE 

ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】壁にぶつかったら、身をゆだねる(降伏する)

The Wall

今日は、2年前にフルリーディングを受けてくださった2/4感情マニフェスティング・ジェネレイターさんに、50歳前後の転機、小惑星キロンリターン・リーディングをお伝えしました。今日の方はプロファイル2/4ですから、6番ラインほどこの転機は死活問題とはなりません。しかし、やはりひとつの転機ですし、今年4月にジャスト・キロンリターンを迎えられたので、タイミングとしても良いかと思います。

ところがその転機を拝見すると、なんと42歳前後の転機、ウラヌス・オポジション(天王星半回帰)と、キロンリターンが、まったく同じ位置(ゲートもラインもプロファイルも同じ)だったのです。つまり、実は同じテーマに42歳頃から取り組み始め、50歳を迎えた今、さらに同じテーマが上書きされたことになります。恐らくご本人にとって、それだけ重要なテーマなんでしょうね。 

元々、今日の方のインカネーションクロス(人生の目的)は「他人と絆を結ぶ上での、論理的な役割や方向性を示す」でした。昨日のBlogでも書きましたが、人間同士が絆を結ぶなら、7年間かけて、お互いをゆっくり確かめ合うことが大切です。さらに今日の方の場合、そこに論理的な役割……たとえば夫として妻として、お互いに稼いだり家事をするなど、夫婦の役割を果たせるのかを理詰めで見極めていきます。とは言っても、本来のプロファイルは、ゆるふわな2/4ですから、あくまでのんびりしたお友達感覚で、お互いの役割を見極めていけばそれで良かったのでしょう。

しかし42歳、50歳で下りてきたクロスは「古いパターンやルールを変えれば、もっと良くなるという願望を持つ」「人間関係を切り捨ててでも、混乱を克服する」でした。そしてウラヌス/キロンのプロファイルは5/1。ゆるふわな2/4とは違って、5/1は意識的に問題意識を抱え、無意識には基盤を研究します。5番ラインは、問題解決に失敗すれば磔にされますから、いきおい肩に力も入りますね。

実際、今日の方も、42歳以前のルールやパターンではもう上手くいかず、人間関係を絶たれたことがあったそうです。ポジティヴで友情を大切にする本来の4番ラインからすれば、それは辛いことだったでしょうが、5番ラインで人間関係的な問題を解決しないとどうにもならなかったのでしょう。

また、このクロスには「古いパターンは突然変わるけれど、その突然変異はなかなか起きず、憂鬱になる」というテーマもありますが、まさにその状況が変わらないイライラも感じられていたと。そのように、なかなか状況が変わらない時は、ジタバタせずに、その状況に身をゆだねる(降伏する)ことが大切です。そうすると『だったら今やれることは何だろう?』『今のうちにこれをやっておこう』という感じで、意識が別方向に向かい、その壁を超越できるわけです。今日の方も『他人のルールは変えられないけれど、だったら自分のルールを変えればいい』と思われていたそうで、そういった発想の転換も必要かと思います。

しかしウラヌス/キロンという、2つの転機で同じテーマの5/1が乗っかってきたわけですから、5番ラインの問題意識や責任感に引っ張られても仕方の無い運命構造なんですよね。今日の方も、仕事中は5/1バリバリ、帰宅するとのんびり2/4と、ライフスタイルを使い分けられていたようですが、仕事中ももう少し2/4を活かして、のんびりされても良いかもしれません。そして本来の2/4と、ウラヌス/キロンの5/1を、これから3.5年かけて馴染ませれば、新たなライフスタイルが構築されるかなと思います。まあ、そのあたりも意識的にやるよりかは、あえて身をゆだねた方が良いかもしれませんね。

 

 ・ヒューマンデザインの個人フルリーディングを受けてみませんか?

 ご希望の日時・場所についてのご相談は、

 お気軽にtakeo.ichikawa@gmail.comへご連絡ください。