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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】山羊座満月:自己愛は、褒めてくれる相手に依存する

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本日03:40、山羊座満月となりました。今回の月と地球の位置をヒューマンデザインのホロスコープで見ると10番ゲート「自分らしい振る舞い」にあります。ここは易経で言うところの「履(り)」「虎の尾を踏む、人を咥(くら)わず、亨(とお)る」にあたります。自分らしい振る舞いをしていれば、たとえ虎のシッポを踏みつけても、虎に食われることなくそこを通っていけるという意味です。リーディングでも、よくお客様から『私、こんな厄介なデザインなので、合う人がいませんよね』とか言われますが、いえいえ、ヒューマンデザインでは『自分らしく生きていれば、それを受けて入れてくれる人と出会う』としています。たとえ厄介な面があっても、それが本来の自分であれば、相手から嫌がられることもなく、受け容れてもらえるでしょう。

さらに今回の満月を細かく見ると10.6「言葉ではなく、行動でお手本を見せる」となります。正しい振る舞いや、自分らしい振る舞いを、ああだこうだと言うのではなく、あくまでも実際にやってみせたり、背中で語るわけですね。

しかしこのデトリメント▼面は10.6▼「私が言ったとおりにやれという偽善者」になります。たとえばヒューマンデザインを学んで『皆さん、自分らしく生きましょうね』『自分を愛しましょうね』と言いながらも、本人は自分らしく生きていないし、自分を愛してもいない……みたいなもんですね。今回の満月に引っ張られ過ぎると、そのように実践してもいないのに、偽善者ぶって、ああだこうだ言い出すので注意しましょう。

Couple

いつも書いていますが、その時の星の影響に引っ張られ過ぎると、本来の自分からかけ離れて、不健康な状態=Not Selfになってしまいます。

この10番ゲート「自分らしい振る舞い」には「自己愛」というテーマもあります。よく勘違いされるのですが、この「自己愛」のゲートを持っているからといって、初めから自分を愛せるとは限りません。ここで言う「自己愛」は、他人から愛されることによって、養われ、育っていけるんですね。誰からも愛されたことが無いのに『私は、自分のことが大好き!』とは言わないんです。やはり他人から『君のことが好きだ』とか『あなたってステキね』と言われると、そうか、自分には愛されるだけの価値があるんだな……と気づいていき、そこから「自己愛」が育まれていくわけです。

そのため、このゲートを持っている人たちは、褒められるのが大好きです。まさに、褒められて伸びる人です。しかし逆に、自分を否定されるのは苦手です。まあ、そんなことはみんな好きじゃないでしょうが、特にこのゲート持ちの人たちは、です。

そうすると、もし今回の満月に影響され過ぎて不健康になると、褒められたい気持ちが強まり、自分を褒めてくれる人に依存してしまうでしょう。それはまるで、キャバクラやホスト遊びにハマるようなものです。なにしろ、お金さえ払えば褒めてくれるんですから。そこで周囲の友人から『バカねえ、止めなさいよ、そんなこと』と言われても、それは自分を否定されることですから、聞きたくもないわけです。

さらに悪くすると、彼氏からDV(家庭内暴力)を受けていても、殴られた後に『ごめんよ。本当はお前のこと愛してる』と言われちゃうと、それで「自己愛」が満たされてしまい、ずっとその相手に依存してしまうわけです。

これは恋愛関係でなくても、「褒めてくれる相手に依存させるビジネス」としても、成立してしまいます。例のなんちゃらカードも、そうだと思いますよ。『あなたには、こんな必殺技があるのよ、ステキね~』と言って、相手の自己愛や自己価値を高めて、依存させるわけです。だから言われた人は、そう言ってくれた「せんせー」に依存しちゃうわけでしょ。まあ、これはゲートとは別に、人類の65%は自己価値が不安定であるという事実とも絡んでいますし、それだけ大勢の人が褒められたがったり、自己価値を高めようとしているからこそ、金儲けとして成立しちゃうんですよね。

そのような依存性を、メカニズムとして理解しておくと、たとえ褒められても、相手に依存せずに、本来の自分を保てるのではないでしょうか。

 

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