明日10月6日20:05、天秤座新月となります。今回の月と太陽の位置を、ヒューマンデザインのホロスコープ上で見ると48番ゲート「直感的かつ論理的な深さ」になります。この位置は、卦で言うところの「井戸」であり、非常に深い直感を汲み出してくるところですが、ある意味、底なしです。『私は、まだまだ不十分だ』『私には、深さが足りない』『私には、スキル(技能)が足りない』という恐怖が出てくるところでもあります。いつも書いていますが、その時の星の影響に引っ張られ過ぎると、本来の自分から外れて不健康(Not Self)になってしまうので、自分の未熟さに苦しみ過ぎないことも大切ですね。
しかも今回の新月には、火星も重なり、ポジティヴ面もネガティヴ面も思いっきり出る配置になっています。この位置をさらに細かく見ると48.5▲「自分の深さを、行動として表す」か48.5▼「社会的な変化の時期に、行動するよりも、細かい計画にとらわれる」になります。
ちなみにこの位置は、ヒューマンデザイン的には「黒魔術師」のゲートと呼ばれています。なにしろここは、論理的かつ直感的な深さを持っていますから、他の人たちより有利になれる智慧を持っているわけです。その深さを『よし、俺だけが気づいていることを誰にも言わなければ、俺だけが有利になれるぞ』として隠して使えば、それは黒魔術師になるわけです。実際、ヒューマンデザインの創始者ラーもこのゲートを持っていますし、ラー自身『もし私が、ヒューマンデザインという智慧を誰にも伝えなかったら、私だけが有利になれただろう。しかし私は、そんな黒魔術師のようなことはしなかった』と言っています。もし今回の新月に引っ張られ過ぎると、自分だけが気づいたことを隠して、あれやこれやと黒魔術師のように「細かい計画にとらわれる」のかもしれませんね。
さらに今回の新月では、金星と天王星が手を組む位置にあり14-2「人生の鍵の管理人」という力を下ろしています。これは、人生の方向性を変える力ですが、目的地は分かっていません。その道を進んだからといって、どこへ到着するかは分かっていないのです。ただ、その道が、自分が進むべき道だということは分かっている……という、なかなか面白い性質を持っています。この一時的な星の力にも引っ張られ過ぎると、突然、自分の人生の方向性を変えてしまい、最終的にはネガティヴな結末に終わるでしょう。特に金星がいる位置は14.5▼「自分に才能が無いからこそ、自分の方が他人よりも才能があるという妄想に陥る」です。そういった優越コンプレックスにはご注意を。
もちろん、まだまだノード20-34「カリスマ」期も続いております。僕自身も、家族が２人入院中なので、いつもの仕事に加えて、スーパーへの買い出しや、夕飯の支度など、結局忙しくなっています。まあ、仕事そのものはいつものペースを維持できているので、それもあまり引っ張られないようにしませんとね。
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