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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】勉強会:論理性チャネル:成功パターンを作り、お金がかかり、世の中と自分を比べる

今日は、月例のオンライン勉強会でした。

前回に引き続き、今回は論理性チャネルのお話となりました。論理性と言えば、1+1=2のような、唯一無二の正解を出そうとする性質です。実験と検証を重ねて『こうすれば上手くいく』という成功パターンを構築し、それを運用していくのが論理性です。しかしこの成功パターンは、ある日突然変異によって崩れてしまいます。ここ数年のコロナ禍がまさに突然変異でして、それまで上手くいっていた飲食業、イベント業、旅行業などさまざまな分野で、またイチから、コロナ禍に対応した新たな成功パターンの構築が模索されています。それが構築できたとしても、また新たな突然変異が起きれば最初からやり直すのも、論理性の宿命ですね。

また論理性は、そのような成功パターンを作るまでに実験と検証を重ねるため、お金がかかります。しかもグローバル社会全体が対象になりますので、もっと研究環境が整った外国で実験したいとか、もっと良い学校で学びたいとか、もっと良い道具が必要だということにもなり、その資金が必要なわけです。

この社会全体と比較する視点を、自分個人に向けてしまうと『世の中には私より優秀な人がいる。もっと頑張らなければ』ということにもなります。それが健康的な向上心になれば良いのですが、だいたいは劣等感につながるので注意が必要です。

そんな論理性の中でも5-15「自分のリズムで生きる」というチャネルがありますが、ここは日課やルーティーンなど、自分独特の儀式などで自分のリズムを保ち、そのリズムに周囲の人たちを巻き込む力です。反面、他人のリズムに巻き込まれるのは嫌でしょう。またここはジェネレイター的なチャネルですが「良い流れに仙骨で反応する」チャネルでもあります。良い時って何やっても上手くいきますが、そういう良い流れ(フロー)に仙骨が反応してくれるはずです。そして悪い流れになったら何やっても上手くいきませんから、そういう時は反応せず、また良い流れが戻ってくるまで待つんですね。

また48-16「7年間かけて論理的な技能(スキル)を磨く」という、職人肌なチャネルもあります。ここは技能をマスターすることに熱中できる力ですが、それが極まると、本人と技能が一体化されます。つまりマイケル・ジャクソンと言えばムーンウォークイナバウアーと言えば荒川静香、のように、技能名が本人の代名詞になるんですね。しかしそのように技能を磨くにもお金がかかりますので、子供の頃からその才能を認められて「この技能を是非学んで」と招待され(プロジェクター・チャネルですから)、親御さんや奨学金などから経済的な援助をしてもらう必要があるでしょう。

また7-31「論理的なリーダーシップ」というチャネルも、人々からそのリーダー性を認められ「是非、リーダーになってください」と民主的に選ばれる必要があります。しかしそのリーダー性と影響力が良い方向に発揮されるとは限りません。ナチスドイツを率いたアドルフ・ヒトラーもこの7-31チャネルの持ち主です。またこのチャネルには7番ゲート「軍隊」が入っていますし、戦時のリーダーシップとして発揮される場合もあります。僕も7番ゲート「軍隊」を持っているせいか、歴史でも、三国志とか戦国時代とか幕末とか、戦乱の時代ばかりに興味があるんですよ。平和な平安時代なんて全然興味がないのも7番ゲート由来の性質かなあと思っております。

そして63-4「将来のことを論理的に考える」チャネルは、非常に疑り深いチャネルです。ここには63番ゲート「完成の後」が入っていますが、たとえば建物が完成した後、みんなが良かった良かったとお祝いしている時に、一人だけ『まだ何かやれることがあるんじゃないか』『ここから先この建物で何をしよう』と疑うわけです。これは悪くすると将来のことを考え過ぎて『これから先、老後をどうしよう……』とか心配してしまうので注意しましょう。

そこからつながる17-62「相手の論理的な意見をいったん受け容れる」チャネルは、論理的な議論のチャネルであり、細かい理論武装もします。論理性のプロジェクター・チャネルは、たとえ周囲から招待されてから発揮しても『本当にそれで合っているんですか?』と疑われるそうです。それだけ唯一無二の正解を出すまでには、検証が必要なんですね。するとこのチャネルは『じゃあ、あなたの意見を受け入れますよ。あなたの案でやってみれば良いじゃないですか』と言うわけです。そしてそれが失敗したら『じゃあ、今度は私の案に従ってもらいますからね』と、後出し的に自分の意見を出した方が上手くいくでしょう。ここには、もし自分の意見に従ってほしかったら、まず一回、相手の意見に従うことだ、という性質があります。自分の意見をゴリ押しする前に、相手に対して『お手並み拝見』と譲るぐらいの余裕があると良いですよね。

 

そんな話をして、明後日の勉強会は、抽象性チャネルの話になるでしょう。まだまだチャネルとゲートのお話は続きます……

 

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