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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】牡羊座日食:混乱から救ってくれる人を、超常的な力で引き寄せる

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明日4月20日13:13、牡羊座日食となります。この日食の月と太陽をヒューマンデザインのホロスコープ上で見てみると、3番ゲート「秩序・産みの苦しみ」となります。ここは突然変異を生み出すチャネルですが、突然変異はなかなか生まれてくれません。その前段階として『早く突然変異が起きてくれ~』と焦れったく感じる時期があるんですね。それが「産みの苦しみ」です。予定日より早く出産したい、みたいなもんですね。しかし焦ることなく『まあ、そのうち状況も変わるし、突然変異も起きるだろう』と達観すると、するっと突然変異が起きて、新たな「秩序」が生まれると言われています。

さらに今回の日食を細かいラインレベルで見てみると、3.4▲「産みの苦しみで混乱している場合、それを助けてくれるカリスマ的な人を超能力で惹きつける」か、3.4▼「混乱していて助けが必要なのに、その助けを拒否してしまう」です。つまり、今はまだ、新たな秩序が生まれる前の、混沌とした状況なのです。これからどうなるんだろう?と考え過ぎてしまうと哀しくなりますし、最悪の場合、憂鬱に陥ってしまいます(ここは個人性チャネルですから)。そこで、混沌とした状況に対処できるカリスマ的な人を、ある種の超能力(サイキック)によって引き寄せ、その人に面倒を見てもらうのです。それが上手くいけば、突然変異が起きるでしょうし、新たな秩序も確立されるでしょう。しかしデトリメント▼では、その助けを拒否してしまうので、いつまでも混沌とした状況で悶々とするのではないでしょうか。

しかも今回の日食では、反対側の60番ゲート「制限・限界」60.5「リーダーシップ」冥王星があるため、3-60「突然変異」チャネルがつながっています。60.5「リーダーシップ」「古い限界を破壊して、制限を超越する」「しかし古い限界を破壊しても、新たな限界が生まれることも知っている」というリーダーです。いくらひとつの壁を壊しても、その先にまた壁があるのだから、その制限内でずっとやっていこうとするわけですね。なんでもかんでも自由気ままにやれるわけではないと悟っているのです。しかしデトリメントでは「限界をどうにもできず、混乱してしまう」なので、こちらも自分の限界を受け容れられず、憂鬱に陥る可能性があります。

今回の3-60「突然変異」チャネルは、4番ラインと5番ラインの不調和的なつながりなので、あまりバチッとは発揮されないでしょう。それだけに突然変異も起きにくく、憂鬱にもなりやすいかもしれませんね。

ちなみに僕は、パーソナリティの水星がこの60.5「リーダーシップ」なので、このようにチャネルがまるまる形成されるとイライラしがちになるはずですが、今のところ、特に憂鬱な気持ちにはなっておりません。ヒューマンデザインを学んでから11年目ともなり、今まで何度もトランジットの3-60「突然変異」チャネルには遭遇してきましたから、もう慣れたかな? 

さらに今回の日食には、他にも2本チャネルがつながるという、非常にパワフルな、星からの条件付けの力が下りています。

まず、地球とノースノードによって50-27「保存」チャネルがつながっています。ここは、家族や仲間内の知的なお世話をするチャネルです。しかし細かく見ると、50.4は「堕落したように見える価値観で物質的に成功する」「伝統的価値観すら持っていなかった場合、部族の防御システムそのものまで破壊する」です。50番ゲート「価値観」は、家族や仲間内の「裁判官」と呼ばれ、身内のルールを作るゲートです。しかし50.4になると『パンを盗んだだけで腕を1本切り落とす罰なんて可哀想だから、指1本切り落とすことにしましょう』とルールをゆるめてしまうのです。しかしそのルールひとつを緩和したせいで、法律全体を見直さなければならなくなると。

そしてノースノードは引き続き、27.3「秘密警察のように、隠されたものを知ることに取り憑かれる。性的にも、精神的にも、物質的にも、必要以上に何でも持とうとする」「必要以上に手に入れようとするあまり、中毒症や廃人になる」にあります。

ここも4番ライン×3番ラインという不調和なつながりですし、50.4も27.3も、ネガティヴ気味な説明文なので注意したいところです。それこそ、3-60「突然変異」チャネルで混乱している人を面倒見ようとしても、ルールがゆるかったり、伝統的価値観すら無い形でお世話するかもしれません。とは言え、それが必ずしも悪いとも限りません。たとえば、最近のパートナー婚や別居婚だって、昔の結婚観よりルールはゆるいし、伝統的価値観を破壊する面もありますからね。ただ、この力に引っ張られ過ぎると、あまりよろしくないかなと……

さらに火星と土星によって、39-55「感情表現」チャネルもつながっています。ここも個人性の感情チャネルなので、急に感情の波が上がったり、急に下がったりしますし、突然変異的な感情の波となります。気まぐれになったり、躁鬱的になるかもしれませんが、それだけ大きく、自分の感情の振れ幅が表れるかと思います。しかし39-55「感情表現」の感情の波は、いったん上下した後、そこから平坦に推移するので、フラットな感情になる時期もあります。実は、その感情的にフラットな時期こそ、自分の感情の振れ幅を振り返れるタイミングではないでしょうか。

ちなみに土星は、55.5▲「力ある立場なのにアドバイスを受け容れ、それを革新的に変容させる」にあります。日食の3.4「産みの苦しみで混乱している場合、それを助けてくれるカリスマ的な人を超能力で惹きつける」ですから、この意味合いはつながるというか、シンクロしてますね。しかし55.5▼「他人からのアドバイスを受け容れすぎて、個人的な感情が輝きを失う」となりますのでご注意を。

そしてこのチャネルも4番ライン×5番ラインという不調和な組み合わせですし、39番ゲートに入っているのも未熟な火星ですから、誰かの感情を強く動かそうとしたり、『混乱している私を助けてください』『面倒を見てください』『アドバイスをください』と言っても、そう簡単にはいかないかもしれませんね。

 

このように、非常にてんこ盛りな日食ですし、すでにこの数日、この3本のチャネルがつながっていますので、非常に星からの影響の強い6日間になっています。

まあ、良いように解釈すれば……突然の感情の変化によって、カリスマ的な人を超常的に引き寄せ、助けを得たり、家族や仲間として面倒を見てもらって、新たな秩序を確立する……とも言えますが、さて、そんな簡単にいきますかね?というイメージです。僕も60.5「リーダーシップ」持ちとして、今回の日食には注目しております……

 

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