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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】蠍座月食:自分独特の美意識、新たな制限が生まれるだけ

Taylor Swift

明日(と言うか今夜)02:34、蠍座月食となります。今回の月と地球の位置をヒューマンデザインのホイール上で見てみると、1番ゲート「自己表現・創造」にあります。ここは自分自身の独特さをクリエイティヴに表現するところで、ある意味、アーティスト的なゲートです。しかし個人性はワガママですから『金をもらっても、それはやりたくない』とか『お金なんていらないから是非やりたい』という自己表現になるでしょう。あくまでも基準は自分自身なのです。

さらに今回の月食を細かく見ると、1.2「愛は光」にあります。いい名前のラインですよねえ。ここは「理想をもって、誰にも干渉されずに自己表現する」です。しかしGセンターが未定義だと、周囲の人たちから『君は素晴らしく独特な人だね。これをやった方がいいよ、あれをやった方がいいよ』と干渉されてしまいます。そうすると「情熱や欲望によって、自己表現が制限される」となります。もちろん、情熱や欲望があっても良いんです。しかしアーティストが、お金目当てのマネージャー等からおだてられ、妙な情熱を持ってしまい『ああしよう、こうしよう』と活動形態を変えてしまうと、ありきたりな自己表現になってしまい、売れなくなる……みたいなもんですね。

この2.1には「美の象徴」という意味もありますが、結局これも個人的な美なので、その人にとっては素晴らしいけれど、他人にとってはどうでもいいような美かもしれません。しかしそれがその人の独特さであり、それを大切にしてほしいのです。

ちなみに太陽は2番ゲート「自己の方向性」にあり、天王星もこのゲートにあります。ここは、自分の中にいる運転手のゲートであり、自分が生きていく方向性は、頭でごちゃごちゃ考えず、その運転手に任せればいいのです。そこに「秩序と混沌」を意味する天王星も入っていますから、急な方向性の変化や、トリッキーな方向へ進み始めるようなイメージもありますね。

そして木星冥王星のつながりによって、3-60「突然変異」チャネルの力も下りています。実は木星は5月1日から3番ゲート「秩序・産みの苦しみ」に入っていて、5月25日までその位置にあります。その間、冥王星もずーっと60番ゲート「制限・限界」にありますから、この2023年5月全体が「突然変異」月間と言ってもいいくらいです。ですから今月は、突発的な状況の変化によって困惑したり、逆になかなか状況が変わらずイライラしてしまうかもしれませんね。

僕自身は、自分のデザインに60番ゲート「制限・限界」だけ持っているので、このように3-60「突然変異」チャネルがまるまる下りてくると、イライラしがちになると言われています。実際このゴールデンウィークも、天気が良いからちょっと出かけようかと思いましたが、行動制限が解かれたおかげでどこも混んでいるし、結局は友人を呼んだり、ゲームしたりと、自宅で過ごすことにしました。あくまでも「制限」を受け容れれば、その「制限」を超越して気にならなくなるわけです。

そう、どこも混んでいて出かけにくい、というのも一種の「制限」ですよね。コロナ禍での、外出するな、大勢で飲食するな、旅行に行くな、マスクをしろ、というのも「制限」でしたが、その「制限」が無くなってもまた別の「制限」が出てくるわけです。そしてこの古い制限を破壊しても、ただ単に新たな制限が生まれるだけだと気づく」こそ、今、冥王星がある60.5「リーダーシップ」の性質なのです。

今日も石川県で大きな地震がありましたが、引き続き今月は、さまざまな意味での「突然変異」がありそうなので、ご注意ください。

 

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