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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】64のゲートの並び方、クォーターの陰陽

3年前に購入したラーの講義録「16の神格の顔 The 16 Faces of Godheads」の翻訳を開始しました。英文367ページという大作なので、今から始めて9月いっぱいで終わればいいかなという感じです。以前から訳してみたかったのですが、これよりも優先すべき英文テキストもあり、先に「Rave Cosmology I」を読んでおく必要もあり、いろいろ前段階が必要でしたが、ようやくここまで来たなと。すでに最初の10%ほど訳しましたが、新たなホイールやヘキサグラムの見方も知れて非常に面白いですね。まあ、長丁場の翻訳作業なので、ちょいちょいこの情報をBlogでも出していこうと思います。

時々、レイヴ・マンダラを見たお客様から『この64種類のゲートって、どうしてこの並びなんですか?』と訊かれることがあります。実はホイール(輪)として並んでいる64のゲートには規則性があります。ゲートはそれぞれヘキサグラム構造という、6本の陰陽のラインが組み合わさったものですが、まず大きく分けると、突然変異の第4クォーター(図の上)と、精神世界の第1クォーター(図の左)に属する32のゲートは、すべてヘキサグラム構造の一番下=1番ラインが「陽(-)」になっています。そして文明世界の第2クォーター(図の下)と、絆を結ぶ第3クォーター(図の右)に属する32のゲートは、すべてヘキサグラム構造の一番下が「陰(‐‐)」になっています。

さらに下から2番目のラインも組み合わせると、第4クォーターに属する16のゲートはすべて「陽・陽」、第1クォーターは「下が陽、上が陰」、第2クォーターは「陰・陰」、第3クォーターは「下が陰・上が陽」という組み合わせになっています。さらに上の3番ライン、4番ライン……というように、ヘキサグラム構造の下の部分が共通するゲートが並び、5番ラインで違いが生まれ、6番ラインでまた同じ陰陽になります。

まあ、『だからなんなんですか?』と言われそうですし、陰陽とか言われてもなかなかイメージしにくいかもしれませんね。そこで「陰」を女性性、「陽」を男性性として見てみると、各クォーターの新たなイメージがつかめるのではないでしょうか。

たとえば「精神世界」の第1クォーターに属する16のゲートは、すべてヘキサグラム構造が「1番ラインが陽(男性性)・2番ラインが陰(女性性)」になっています。つまり精神世界では、女性性の方が上位に来ているわけです。精神や思考や魂という目に見えない世界についても、女性性を優位にして取り組みましょうということなのでしょう。もちろんこれは第1クォーターに属する16のゲート全部に共通する、おおざっぱな意味なので、それぞれの神格やゲートの意味を見ていくと、また細かい違いが生じてきます。

続く「文明世界」の第2クォーターの16のゲートは、すべて「1番ラインも陰・2番ラインも陰」と、完全に女性性に偏っています。たしかにこの領域は、医療、教育や子育て、住環境やインテリア、人類愛など、女性的な分野が多いですよね。ただし第2クォーターのゲートだけ抽出しても、9つのセンターがどれも未定義で、安定したエネルギーがありません。女性的なだけに、か弱く、エネルギーに乏しいということでしょうか。

次の「絆を結ぶ(人間関係)」の第3クォーターに属する16のゲートは、すべて「1番ラインが陰・2番ラインが陽」です。これは第1クォーターとは逆に、男性性の「陽」が上に来ています。ラーに言わせれば、世の中の男女関係、恋愛関係も、基本的には女性が不利な立場にあり、虐げられていると。

そして「突然変異」の第4クォーターに属する16のゲートは、すべて「1番ラインも陽・2番ラインも陽」と、完全に男性性に偏っています。このクォーターに生まれた人は、自分の方向性や行動を変えることがテーマとなりますが、それは「死と再生」でもあり、10-34「探求」チャネルという強い信念を持った第4クォーターの人にとっては、自分を変えるのがなかなか面倒に感じると言われています。ある意味、その強い信念や、面倒な頑固さも、男性性由来かもしれませんね。

しかしレイヴ・コスモロジー(宇宙論)的には、この第4クォーターの力が失われつつあり、世の中の男性性も弱まり、次第に陰の力=女性性の時代が来るとしています。なぜこの第4クォーターの力が弱まっているかにも理由はあるのですが……

 

とまあ、このように1番ラインと2番ラインの陰陽の組み合わせだけでも、そのクォーターの意味合いが伝わるものです。さらにここに3番と4番ラインの陰陽を組み合わせると「16の神格の顔」という複合的な意味が現れてくることになります。それについてはいずれまた……

 

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