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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】海王星、順行へ:感情のどん底から、新たな秩序へ

Sunrise

※12月21日~2024年1月5日まで年末年始休みになります。

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7月1日から逆行していた海王星が、今日12月6日から順行に戻ります。海王星は、2021年5月からずっと、36番ゲート「危機・光が陰る」にあり、この半年間も36番ゲートの中を延々と後戻りしてきただけです。36番ゲートは、太陽神経叢=感情センターのゲートであり、ここで言う「危機」も感情的な危機を意味します。また36番ゲートは、集合体の経験回路ですので、社会的な人生経験としての危機でもあります。

36番ゲートは、まだやったことがない経験を求めます。『一度はサーフィンをしてみたい』『一度はハワイに行ってみたい』『一度は結婚してみたい』という期待の感情の波が上がるんですね。しかし初めての経験って、今までやったことが無いので、どうしていいかわからず、危機的に感じるのです。初めてのアルバイト、初めての彼氏/彼女、初めてのセックス、初めての結婚、初めての離婚……そのすべてに関して、自分は不慣れだ、自分は不十分だと感じれば、感情の波も落ちてしまい、この世は真っ暗闇(光が陰る)に見えてくるでしょう。

特に今年2023年の海王星逆行は、最終的に10月22日に、36.3「推移」「衰退によって力を消耗したポイント」「古い灰の中から、新たな秩序を確立する」「危機に耐え、変化を受け容れる感情の深さ」まで戻ってきました。この36.3について、創始者ラーは「Line Companion」の中で『他の人たちは小さな危機に出会うけれど、36.3の人たちは大きな危機に出会う』『36.3は、変化という現象に対処しなければならない』と言っています。

では、人生経験の中の変化とは何か?というと、これもラーがわかりやすく説明していますが『セックスという経験がしたかっただけなのに、妊娠する』ようなものだと。36番ゲートは、未経験のことがしたかったんですよ。でもその経験が途中で変化して、本人が望んでいなかった(期待していなかった)経験に変わってしまうと。それは36.3からすれば『どうしてこんな経験をしなくちゃいけないの?』という感情的な危機になるでしょうし、感情の波も衰退し、消耗し、力も無くなってしまう。

でも3番ラインは打たれ強いので、その変化を受け容れ、そこから新たな秩序を確立するわけです。しかし場合(▼)によっては「変化は受け容れても、感情的に過去を手放せない」「新たな秩序に、古い秩序の名残を持ち込もうとする」可能性もあります。たとえば予期せぬ妊娠で言うなら、わかりました、子供は産みます、私は母親になりますと、新しい秩序を受け容れても、やっぱり昔の独身時代の気楽さが手放せず、子供を産んだ後も、独身時代と同じように気ままに行動する、とかね。それも決して悪いことではありませんし、それで上手くいく人もいるでしょうし、それを受け容れてくれるパートナーもいるでしょう。

さて、そのようなラインまで海王星がわざわざ戻ってきた……ということを考えると、7月1日以降のこの半年、予期しなかった変化や、初めての経験で戸惑ったことはあったでしょうか?

そういや僕も、家族のことで想定外の、初めての経験として急にお金が必要になり、7月に40万円ほど支払うことになりましたが、あれも36番ゲート「危機・光が陰る」的だったかもしれませんね。もちろん感情的には『おいおい、40万円かよ』とテンションは下がりましたが、まあ、その変化はさっさと受け容れたし、新たな秩序も確立されたので良しとしましょう。しかし貯金は減ったので、今現在「衰退によって力を消耗したポイント」に至ったとも言えますし、お金の使い方は相変わらず変わっていないので「新たな秩序に、古い秩序の名残を持ち込もうとする」とも言えます。

まあ、そのように感情的に落ち込んだり、危機的な経験をしても、トランジットの海王星(遠惑星)は「成長」を意味しますから、それが自分の成長につながれば良いのでしょう。そして今日から海王星が順行に向かうなら、ある意味、今日が感情のどん底で、ここから3番ラインとして力強く立ち上がり、また新たな経験に向かうのではないでしょうか。

 

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