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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】人間は「一神教」向きに設計(デザイン)されていない

Church

今日はZoomにて、先日フルコース(フル、インカネーション、サターン、ウラヌス、キロン)のリーディングを受けていただいた1/3マニフェスティング・ジェネレイターさんに、あらためてフォロー・リーディングをお伝えしました。一応リーディングを受けられた後、「日常の解像度が上がりました」と仰っていたので何よりです。そう、自分にしろ、周囲の人にしろ、世の中にしろ、ものごとの見方が変わりますし、正しくものごとを見られるという意味でも、ヒューマンデザインは役に立つんですよね。

ついでに、最近話題によく出るドリームレイヴのチャートも参考に拝見してみました。すると先日の5/1直観プロジェクターさん同様、「天界(The Light Field)=16のパーソナリティ・クリスタルの塊」から、57番ゲート「直観的明晰さ」と、62番ゲート「詳細」に条件付けがかかっていました。今日の方の場合、もしその条件付けに引っ張られてしまうと、夢に出てきた人物や、夢で聞こえてきた音楽に魅了され、それが素晴らしい真実や情報だと思い込む……と出ていました。実際、亡くなられたご家族が夢に出てきたり、夢の中で音楽が聞こえてくることがある(歌詞まで覚えている)そうですが、夢から覚めるとあまり良い感じはせず、結局その音楽もうるさく感じたと。まあ、その程度で済むなら大丈夫かなと思います。

そのような条件付けをしてくる「16のパーソナリティ・クリスタルの塊」「16の神格(Godheads)」とも呼ばれています。これは世界各地で見られるさまざまな神様の16の原型(アーキタイプ)のようなものです。しかしその「神格」はお互いに仲が悪く、僕たちが眠っている間に『私のことだけを信仰しろ、他の神様は信じるな』とか『私のテーマだけをマインドで考えろ』という条件付けをしてくるんですね。

そして今日の方のドリームゲートである57番ゲートは「キリスト意識」という神格に属し、62番ゲートは「マート(エジプト神話の法律の女神)」に属しているんですよ……という話をしましたら、なんと御本人は、幼い頃からキリスト教の教会に通っていたけれど、そこでまさに高圧的な『神を信じなさい』というプレッシャーをかけられ、嫌になってその縁は絶ったそうです。

一方「マート」は法律の女神なので『神の法律を破るな』『神を疑うな』『神に反抗するな』という条件付けを下ろしてきます。もしその2つの神格の条件付けに染まっていたら、今でも嫌々信仰を続けていたり、反抗することなく生きていたんでしょうね。このあたり、昨年からよく言われる「宗教2世」の問題や、ジャニーズ等の芸能事務所とのトラブルにも見られるかと思います。 

しかし御本人は無意識に反抗的なプロファイル1/3ですから、自分らしく絆を断って、それで良かったと。今日の方は御自分のことを『神様を裏切った私って悪魔じゃん(笑)』と笑い話にされていましたが、いやいや信仰を強制する方が悪魔ですし、それと絆を断って天使になれたのかもしれませんよね。

この「16の神格」については、ちょうど今現在翻訳中ですが(進捗40%)、ここで創始者ラーが『人間は「一神教」向きに設計されていない』と言っています。

たとえば上の図は僕自身のレイヴ・マンダラですが、これを「神格」毎に16分割してみると(4ゲート毎に分割すると)、複数の「神格」に属するゲートから構成されていることがわかります。僕の場合、ミトラ、ヤヌスラクシュミーパールヴァティ、ヴィシュヌという5つの領域にはまったく星が入っておらず、それ以外の11の神格の要素から成っているわけで、ある意味、11神教の人間とも言えます。そしてひとつの神格領域(4ゲート)に全部の星が集まっている人間なんていないんですよ。だからこそ人間は、基本的に「多神教」的にできていて、「一神教」的にはできていないと。

しかし「16の神格」そのものは『私のことだけを信仰しろ、他の神様は信じるな』という条件付けを下ろして、それにマインドが染まってしまった人が、何かひとつのテーマを神様か何かのように信仰してしまうのです。そう、それは宗教とは限りません。親の言うことを信じ込んだり、恋人の言うことを信じ込んだり、科学や疑似科学を信じ込んだり、社会思想を信じ込んだり……まあ、皆さんの周囲にもいろいろいるでしょう?

しかし日本には「八百万の神」=森羅万象に無数の神々が宿っているという、汎神論的かつ多神教的な考え方があります。だから後から仏教が入ってきても、キリスト教が入ってきても、それを受け容れる度量の広さがありますが、実はそういった多神教的な性質の方がTrue Selfに近いのだと思います。お正月は神社に初詣に行って、お盆にはお寺に墓参りに行って、クリスマスはケーキ食べる、みたいな。それは「一神教」的な人たちからすれば節操が無いように見えたり、無宗教のように見えるかもしれませんが、いえいえ、こちらは多神教の、汎神論者ですから。

もちろんヒューマンデザインも宗教ではありませんし、僕もこれメインに学んでいるとは言え、たまには単純な星占いを見たり、マヤ暦を見たり、数秘を見たり、知り合いさんに陰陽六行を見てもらっています。もし、ひとつの知識や思想や宗教に凝り固まって一神教的になっていたらNot Selfなのかもしれませんね……

 

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