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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】牡牛座月食:無闇にお世話すると、自分の力が失われる

Mikkyo Zen lecture

※2023年11月6日~7日 宮城県仙台市にてリーディングを募集します。

明日10月29日05:24、牡牛座月食となります。明日の月と地球の位置を、ヒューマンデザインのホロスコープ上で見ると、27番ゲート「お世話・養育」となります。このゲートについても、今まで何度も書いてきましたが、ただ単に介護だとかそういう話ではありません。27番ゲートは、精神世界の第1クォーターに属するため、精神世界の智慧を、家族や仲間内の、若い人たちに教育してお世話するという意味です。僕自身、この27番ゲートが49歳(小惑星キロンリターン)以降のテーマなので、こうしてヒューマンデザインという精神世界の知識をお伝えしているのでしょう。お客さんとして来る方は、まだまだ若い方は少ないですけどね。

さらに今回の月食を細かく見ると、27.4「気前の良さ」「価値ある人に対して、気前よく、上質に分かち合い、相手に報酬を与える」です。自分が智慧を伝えるにしても、その智慧が理解できる、価値ある人にだけ気前よく伝える。そうすると、相手にとっても、それが報いとなる、という意味です。しかしこれが▼(デトリメント)になると「誰でも彼でも無差別に分かち合い、お世話する力が失われる」となります。

そもそも27番ゲートの基本である27.1には「まず自分をお世話する力を養う」とあります。他人の面倒を見ようとするより、まず自分で自分の面倒が見れなければいけません。そして余裕ができたら、ようやく他人を養うことができるのです。その基盤が整っていないうちに……たとえば知識が整っていないとか、病気をしていて体力的に無理だとか、借金があって経済的に厳しい……なんて場合には、他人の面倒なんて見ている余裕はないんですね。他人をお世話するなら、自分のエネルギーを使ったり、お金を使ったり、時間を割いてあげる必要があります。その余裕を持っている人だけが、正しくお世話ができるでしょう。

しかしこの月食に影響され過ぎると、そういった余裕の無い状態なのに、「救世主コンプレックス(誰かを必死に救おうとする)」にとらわれてしまい、相手が価値ある相手かどうかも確かめずに、無闇にお世話し過ぎてしまい、エネルギーやお金や時間を浪費してしまうので注意しましょう。

Couple

また太陽は、人間関係の第3クォーターにあり、引き続きパートナーシップがテーマの時期になります。14日に天秤座日食となり、「長く続いていけるパートナーを直観的に見極める」ことがテーマでした。日食から月食へつながる期間だっただけに、パートナーシップ的にも、誰をお世話するか、面倒を見るかが鍵になるかもしれませんね。

今回の牡牛座月食のトランジット図を見ても、月と地球は、仙骨センターの27番ゲート「お世話・養育」にあり、お世話したい生命力があるわけです。その仙骨センターには、ノースノードの42番ゲート「成熟・増益」があります。ノードは環境を表すので、今は皆さんの周囲に、いつまでも大人になりきれない人や、いつまでも成長できない人や、もう伸びしろの無い仕事をいつまでも続けている人たちが見えているでしょう。そういった人や、パートナーをお世話しても、まさに仙骨エネルギーのムダ遣いになりますよね。むしろ、大人として成熟した人や、伸びしろのある仕事をしている人を見つけ出し、パートナーにするのが環境的なポイントになります。

一方、太陽は、生存本能の脾臓センター、28番ゲート「ゲームプレイヤー・大きさの重要性」にあります。他人やパートナーをお世話するのって、ある種の「賭け」なんですよ。その人をお世話したからといって、それがお互いのためになるのかどうかは、すぐにはわかりません。むしろ自分のエネルギーやお金や時間が奪われるかもしれない。そういった危険性(リスク)を負ったうえでも、その相手をお世話したいのかを、直観的に見極める必要があるわけです。

そして水星と火星も、同じく脾臓44番ゲート「警戒・出会い」にあります。これもまさに、出会った相手をすぐに信用するな、まず最初は警戒しなさい、というゲートです。

そしてサウスノードも、脾臓32番ゲート「持続・継続」にあるため、皆さんの周囲の環境には、家族や仲間を続けていけない人たちや、お金や物の価値がわからない人たちが現れています。そういったヒドい人たちが多い中で、いかに、家族や仲間を続けていける人を見抜くか、お金の価値がわかっている人を見抜くかが求められています。

 

まあ、なかなか良い人材やパートナーが見つかりにくい環境ですが、だからこそ、そこで妥協せずに、良い人を選ぶことが大事かなと思います。御自分の「ストラテジーと権威」を活かすことで、トランジットや環境が生み出す罠には引っかからないはずですので、引き続きヒューマンデザインの御作法を守ってお過ごしいただければと思います。

 

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